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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
駒沢陸上競技場で行われた
第97回高等学校サッカー選手権大会1回戦の
国士舘高校×米子北高校は
0-1で米子北高校が勝ちました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
国士舘・丸山龍基、柳陽哉、田中壮太、村崎海斗、
井上優太、莊原聡、長谷川翔のコメントです。
(国士舘・丸山龍基)
Q:今日はいつものフォワード起用ではなかったですね。
A:そうですね。自分は左利きなので、キック精度が良いということを言われていて、田中壮太にクロスを上げる感じだったんですけど、あまり攻撃のシーンもなくて、今日はあまり良くなかったですね。
Q:相手は寄せてくる圧力も含めて、少し今までの相手とは違いましたか?
A:そうですね。「プレーのスピード感が全然違うな」と思って、東京ではファウルを見てくれる所も、あまり吹いてもらえなかったりとか、「基準も全然違うな」と思って、そういう所は感じましたね。
Q:セットプレーのチャンスは結構ありましたね。
A:そうですね。CKも自分が蹴った中では3本と、FKも自分が蹴ったのが2本くらいあったんですけど、やっぱりそういう所で点を取れないと勝てないですよね。あまりチャンスも多くないので。
Q:それは全国の違いみたいなものを感じたということですか?
A:はい。1次予選を含めて8試合全部で先制点を取って勝ってきたチームなので、先制点を取られる経験も自分たちはあまりなくて、しかも早い時間に取られちゃったので、それが痛手でした。
Q:なかなか攻撃の形も創らせてくれなかったですね。
A:創る前にプレッシャーを掛けられて、潰されてというのがほとんどだったので、そういう所は「プレミアでやってるチームなんだな」みたいに思いました。
Q:上野監督は「丸山が相手にダメージを与えていたから、交替した選手たちが活躍できた」と言っていましたが、そのあたりはどうでしたか?
A:自分も本当はフォワードをやっていた時はドリブルもしたいし、シュートも打ちたいとは思っていたんですけど、チームのためということを考えたら、自分の身体能力と利き足と足の速さを考えて、ちょっとでも相手を嫌がらせるとか、相手にダメージを与えるとか、嫌な印象を付けて潰れるという感じで、次に繋げていければなとは思っていました。
Q:実際に立ってみた全国の舞台はどうでしたか?
A:決まった時はあまり実感もなかったんですけど、開会式でいろいろな強いチームを見ると、やっぱり「全国に来たんだなあ」と思いました。4000校以上の中から、48校に入って全国に出られるというのは凄く幸せだし、光栄なことだなというふうに改めて思いました。
Q:今日は楽しかったですか?
A:楽しかったです。人間的にも凄く良い経験ができましたし、これからサッカーを続けるつもりでいるので、そういう所でも全国レベルで試合ができたというのは大きな経験で、良い想いをさせてもらえて嬉しかったです。
(国士舘・柳陽哉)
Q:今日のゲームはどうでしたか?
A:監督から言われていたのは、ボランチとセンターバックの間でボールは意外と受けられると。それはビデオを見てもわかっていたんですけど、なかなか相手のプレッシャーも思った以上に速くて、ミーティングでやっていた通りには行かなくて、苦しい時間がずっと続いていました。先に失点した後は、フォワードに壮太がいるので、ポイントも良い形も創れていたんですけど、自分もフォワードなので点を取れなくて悔しいです。
Q:相手のプレッシャーも含めた圧力は、東京では感じたことのないレベルでしたか?
A:本当に感じたことのないようなレベルでした。練習試合で流経とかはやっていたんですけど、本番と練習試合だと違ったプレッシャーもあるので、相手はプレミアでやっているだけあって、そこはさすがだなと思いました。
Q:セットプレーからはチャンスを創れましたね。
A:チャンスはセットプレーからかなって、自分も試合の中で思っていましたし、逆に相手も何回かセットプレーのパターンがあって、結構掴みづらかったです。
Q:ちょっと交替は早かったなという印象ですか?
A:早かったです。自分も右サイドでやりたかったというのもあったので。右サイドでの方が仕掛けられますし、もうちょっと出たかったですけど、本当に控えの選手でも(井上)優太だったり、福田だったり、本当にスタメンで出ていい選手なので、そこの部分は仕方ないなと思います。
Q:全国に出るチームで、10番を背負ったことについてはどうでしたか?
A:自分はあまり10番というのは気にしなかったですけど、個人的に選手権は予選から結果を出していなかったので、「全国で点を取りたいな」とは思っていました。結果は出なかったんですけどね(笑)
Q:こういう素晴らしいスタジアムで、最後に試合ができたことに関してはどうですか?
A:本当に嬉しいですし、これからもサッカーをやっていくので、良い経験をさせてもらったなと。この仲間と選手権に出られたことが、本当に一番嬉しかったです。
Q:今年の3年生はどういう3年生なんですか?
A:もうヤンチャというか、問題ばっかり起こしていたんですけど(笑)、他の学年以上に一致団結する場面が体育祭とかそういうイベントでもあって、本当にみんな仲が良いので、そういう所でサッカー面も含めて1つになれる所もあって、本当に良い学年だなと思います。
(国士舘・田中壮太)
Q:ゲーム自体の印象はどうでしたか?
A:結構裏に蹴ってくるチームだったので、押し込まれる時間もあったんですけど、自分もチャンスはあったので、そこを決め切れなかったのがダメだったと思います。
Q:田中くんをターゲットで使うチームの意識は見えましたが、そのあたりはどうでしたか?
A:自分が基点になって、ロングボールも競って、そのこぼれとかを狙う感じでやっていて、クロスも簡単に上げる意図でやっていました。
Q:前半のFKに合わせたヘディングは惜しかったですね。
A:ちょっとだけ当て過ぎちゃって、悔いが残ります。もっとかするイメージだったんですけど、当て過ぎて「ヤバイな」と思いました(笑)
Q:後半も1本終盤にチャンスがありましたね。
A:キーパーが出てきて、あまりコースもなかったんですけど、「決めれるかな」と思って蹴ったら、キーパーに当たっちゃいました。
Q:全国の舞台でスタメンというのは、個人的にも意気に感じる部分があったんじゃないですか?
A:はい。大学でもサッカーをやるので、そこに繋げられればなと思います。
Q:実際に立ってみた全国のピッチはどうでしたか?
A:緊張というよりは楽しみの方が大きくて、「点を決めたいな」と思っていたんですけど、それはできなかったです。
Q:もともとセンターバックをやっていたんですよね?
A:はい。2年生の途中まではセンターバックで、インターハイの終わりぐらいにフォワードになってそれからです。でも、フォワードは点が取れるし、楽しんでできますし、やりがいがあります。
Q:今日の田中くんはスタートからでしたけど、今年のチームは田中くんも含めて、交替選手の役割が効いてましたね。
A:福田とか井上とか莊原とかがスピードがあって、リズムや流れを変えられる選手たちが多くいるので、そこでギアが上がって、攻められるみたいな感じはありました。
Q:国士舘での時間はどういう3年間でしたか?
A:今年の最初は試合に出られていたのに、途中で出れなくなって、ツラい時期もありましたけど、福田とか井上とかと一緒に腐らず努力して、最後に自分はスタメンとして出られて、本当に良かったです。でも、やっぱり勝ちたかったです。
(国士舘・村崎海斗)
Q:最後の最後で登場した感じでしたが、今日のゲームはどうでしたか?
A:0-1で負けていて、自分が入ってからは3バックで、長いボールを放り込んで壮太に当てようというのは監督からの指示だったんですけど、自分的にもそんなに良いプレーはできずに終わってしまったので悔しいです。予選とかもTリーグとかも自分はスタメンで出れていて、全国に行って出られなくなっちゃったので、そこも悔しいという想いが一番強いですね。ケガではなくて普通にスタメンを外れてしまって、1回腐っちゃった時期はあったんですけど、それを乗り越えて「よし、頑張ろう」と思っていたのに、結局スタメンでは出れなくて。でも、「途中から出たら仕事をしてやろう」と思ったんですけど、できなかったですね。
Q:他にもレギュラーだったけど、ベンチに回った選手たちがいて、彼らも真摯に頑張っていたと思うんですけど、そういう彼らの影響もあったでしょうか?
A:そういう友だちの影響は結構あって、(長島)佑仁は同じくらいの頃にスタメンを外れちゃって、でも、2人で「頑張ろう」という話はしていました。
Q:最後に全国のピッチに立てたこと自体はどうでしたか?
A:ピッチに立ちたいという気持ちは強かったので、5分くらいしか出ていないですけど、お母さんもおじいちゃんも見に来てくれていたので、ちょっとは良い所を見せられたのかなと思いますね。
Q:国士舘での3年間はどうでしたか?
A:自分はAチームに入れたのも3年生からで、ずっとBチームでやっていましたし、中体連出身なんですけど、入学当初はまさかAでスタメンを張れるなんて思ってなかったんです。でも、人間的にも成長できたので、国士舘に来て良かったなと思いました。
Q:3年生は楽しそうなメンバーでしたね(笑)
A:はい。本当にみんな明るいですよ。みんな仲良くて、本当にまとまっているというか、一体感が凄くありますね。ハメを外しちゃうことも多いんですけど(笑)、みんなで全国に出られたので良かったです。本当に楽しかったです。
(国士舘・井上優太)
Q:今日のゲームを振り返ってもらえますか?
A:本当は後半の立ち上がりから行くって言われてたんですけど、流れ的に15分くらい経ってから出て、自分的には結構良かったです。実は本当はスタメンのはずだったんですけど、外されちゃってマジで悔しくて、出たらそれが最後かもしれないので、全力でやろうと思っていました。良いプレーができたので悔いはないです。
Q:今年は途中から出た選手が流れを変えることが多かったと思うんですけど、そのあたりで自分の役割の整理はどうでしたか?
A:自分はパスを回せると言われているので、ゲームがバンバン蹴り合う感じたった所を落ち着かせるみたいな役割もありますし、「流れを変えろ」ともよく言われていて、自分は2年生からAチームで、T1昇格を決めた試合でたまたま0-1で負けていて、自分が出て流れが変わって、点を決めて1-1で引き分けた試合があって、去年からずっと流れを変えられると言われる中で、スタメンで出ていたんですけど、「チームのためにサブに回ってくれ」と言われて、そういった流れを変えるプレーや、ボールを落ち着かせるプレーが自分の役割かなと思っています。
Q:福田くんが「もともとスタメンで出てたのにサブに回って、ふてくされたこともあったけど、チームのためにという気持ちになった」と言っていましたが、井上くんもそういう所はありましたか?
A:インターハイで負けた日からスタメンを外されて、選手権予選の1回戦で取り返したんですけど、流れを変えられるタイプがあまりいないので、「自分が先に出ちゃうと流れを変えられなくなる」と、「調子は良いんだけど」と言われて、本当に1週間くらいふてくされてしまって。でも、負けたら終わりですし、勝てばそれがいいと言われるので、「自分は何をしていればいいのか」という感じでやっていたので、一番苦しい時期でしたね。だから、その頃はチームのためもありますけど、親のためとかいろいろな人の想いもあって、「やらなきゃな」って感じました。
Q:全国の舞台で高校サッカーを締め括れて良かったですね。
A:良かったです。選手権に出れるなんてあんまり考えてもいなくて、正直西が丘を目標にしていて、そのあたりで負ける可能性もあったのに、本当に良い形で終われたのかなと思います。
Q:全国のピッチはどうでしたか?
A:いや、意外と身近にある感覚があって。でも、一番は楽しかったです。今日の最後は泣くかなと思ったんですけど、楽し過ぎて「なんか終わっちゃったな」みたいな。今日はずっと楽しかったですね。気持ち良かったです。ただ、入場がカッコ良かったので、それをスタメンでやりたかったなというのはあるんですけど、自分的にはプレーも良かったので楽しかったですし、たぶん大学でサッカーはやらないので、一番良い終わり方かなと思います。
(国士舘・莊原聡)
Q:だいぶ流れを変える活躍ができたんじゃないですか?
A:はい。正直交替の1番目に出ると思っていなくて、自分自身ビックリで、試合に出る前は監督から「オマエが流れを変えろ」とも言われたので、そこは役割を果たせたんじゃないかなと思います。
Q:何回も鋭い突破があって、スタンドが沸いてましたね。
A:自分は突破が得意というのもあったので、そこはうまくできたんじゃないかなと思います。
Q:実際に立ってみた全国のピッチはどうでしたか?
A:自分は正直Tリーグとか出ていなかったんですけど、いきなり選手権の予選に出て、そこで勝って、今は全国の舞台で出させてもらったのは凄く幸せですし、良い経験ですし、凄く財産になりますね。
Q:応援も凄かったですね。
A:本当に凄かったですし、個人の応援も聞こえたので、それも凄く自分の力になって「頑張らなきゃな」というのは試合中にも思いました。
Q:チームとして全国まで辿り着けたということに関しては、どういう想いがありますか?
A:やっぱり戦ってきた相手の気持ちも背負っていたというのは、チームの中でも口にしていたので、それも含めて凄く良い経験ができたなと思います。
Q:この大会は途中出場の選手が流れを変えていく中で、そういう役割を自分が担っている想いはありましたか?
A:はい。それは凄く実感していました。そういう役割を持たせてもらったことに、凄く感謝しています。
Q:良い3年間でしたか?
A:凄く良い3年間でした。凄く楽しかったです。
(国士舘・長谷川翔)
Q:今日のゲームはどうでしたか?
A:やっぱりプレミアって感じはしましたね。佐野海舟とか葉間田とか個々も上手くて、チーム全体でこの選手権に懸けているなという想いが、自分たちより強いなと感じました。
Q:最初の失点が全体に与えた影響も大きかったですか?
A:そうですね。最初がもったいなかったと思います。それがなければ自分たちも焦らずに、その後のゲーム展開もできたかなと思うんですけど、最初の失点で気持ち的にもやられたかなと思いますね。
Q:相手の中盤のプレッシャーは感じましたか?
A:そうですね。背負って受けたら、もう相手が後ろにいるみたいな状態で、本当にプレッシャーも速くて、あまりボールにも関われずに終わってしまったので、そこは悔しいですね。
Q:セットプレーのチャンスは結構ありましたね。
A:そうですね。あったんですけど、相手のキーパーも結構飛び出してきて、良いキーバーだったかなと思います。先に触られることも多くて、もう読んでるみたいな感じで出てきて。セットプレーで点を取りたかったですね。
Q:どういう所に相手との差を一番感じましたか?
A:絶対失点はしない、みたいな。とりあえず前でプレーするという部分では、相手の方が上回っていたかなと思います。もうちょっと下で繋いでくるかなと思ったんですけど、前に飛ばされちゃいましたね。
Q:実際にプレーした選手権の全国はどういうステージでしたか?
A:東京の決勝とは違って、観客の数とか、国士舘の応援の人の多さとかも違って、やっぱり選手権の全国大会は違うなと思いましたね。
Q:応援も凄かったですね。
A:そうですね。苦しい時もあったんですけど、応援してくれる人たちを見たら勇気付けられて、「やらなきゃな」って、「勝たなきゃ」って思って、自分を奮い立たせていましたね。
Q:キャプテンという立場は大変でしたか?
A:そうですね(笑) こんなうるさいヤツらばっかりの学年はあまりないと思うので、自分はまとめられたというか、そのまんまみたいな、監督が自由に解放してくれたみたいな感じなので、そこはあまりまとめてもないですし、自分も逆にちょっとふざけてた部分もありましたから(笑)
Q:振り返ってみると、国士舘での3年間はどういう時間でしたか?
A:一番はやっぱり楽しかったなって。この仲間と3年間続けられて良かったなと思います。憧れていた舞台でみんなとピッチに立ってサッカーできたので、そこは人生の中で最高の思い出になったと思います。楽しかったです!
以上です。
土屋
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