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このブログについて

J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

その他の試合レポート 2018年11月03日

2018 Jユースカップ準々決勝 新潟U-18×G大阪ユース 試合後の新潟U-18・入江徹監督、五十嵐新、本間至恩コメント

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ノエビアスタジアム神戸で行われた
2018 Jユースカップ準々決勝の
アルビレックス新潟U-18×ガンバ大阪ユースは
2-0でアルビレックス新潟U-18が勝利しました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
アルビレックス新潟U-18・入江徹監督、五十嵐新、本間至恩のコメントです。


(アルビレックス新潟U-18・入江徹監督)
Q:今年のチームはどういう特徴のチームでしょうか?


A:今年はウチの中で言ったら、ある程度技術的にもできる子で、何人か軸となる子がいるので、まずはしっかり守備から入った中で、ボールを奪って、自分たちでボールを繋いでという、キーパーからしっかりビルドアップしていきながらゴールに向かって行こうというサッカーを今年1年ずっとやってきています。ウチのチームの1つの特徴は、サイドに凄くアップダウンをできる選手がいるので、そういう選手をうまく使いながら、あとは中央も突破できるようにという所で、ボランチを中心にボールを動かしたいなというのをずっとやってきていますけど、なかなか思うように行く時と行かない時がありますよね(笑)


Q:守備に関しては、藤田選手と岡本選手と2人のトップ昇格選手がいる中で、どういう手応えをお持ちでしょうか?


A:今まではもうバランスが良かったら積極的に奪いに行こうということをやってきた中で、今年は自分たちで奪いに行けて、すぐショートカウンターみたいなことができる試合と、やっぱりどうしても個で打開されてしまうゲームが、特にクラブユースの全国大会でも多かったので、少しチームとして1人1人の距離感を短くした中で奪いに行こうということを、今回ずっと1回戦からやってきた中で、これが継続されてきて、少しずつ形になって、今大会はここまで4試合やってまだ1失点という所が、少し成果として現れてきているのかなとは思います。まずは個で奪えるようにというのをずっとやってきた所から、今度はチームとしてステップアップするという所で、本来は個で奪えればいいですし、前で奪いたいんですけど、まだまだそういう所には至っていない所もあるので、そこは今後もっともっとやっていかないといけないと思います。


Q:藤田選手が帰ってきたことも凄く大きいですよね。


A:夏のクラブユースはボランチをやっているキャプテンの五十嵐新もいなくて、軸が2人いなかったのは正直キツかったんですけど、他の選手たちもウチらしくやってはくれた中で、なかなか結果が思うように出なかったので、そこでそのまま藤田がいない試合を迎えて連敗してしまって、プレミア参入戦に行けなくなってしまって。彼が帰ってきて今年の公式戦で負けたのは一度しかないんです。なので、彼の力というのは大きいですし、チームでやりながら最終的に彼が止めてくれるというゲームもあったので、そういう面で今日もそうですけど、しっかり後ろから彼が動かしながら最後は自分でという形で、逆に前の選手も彼がいるから、そこは厳しく行った中で、最終的には彼が止めてくれるだろうという、そういう良い相乗効果が出ているのかなと思います。


Q:今シーズンは育成面でトップに3名の選手を輩出しつつ、このJユースカップでベスト4という結果を出した中で、その育成と結果の両輪が必要になってくる訳ですよね。


A:クラブとしてアカデミーのダイレクターが昨年から変わった中で、「アカデミーとしてこういうことをやっていこう」というのをまた見直してスタートして、今年で2年目に入っています。少しずつジュニアからユースに掛けて一貫してやるというのが、まだまだ細かい部分までは行っていないですけど、大きな部分ができつつある中で、そういう形がハッキリしてきているなって。今はこういう形で結果が出ているというのは、クラブとしても凄く良い方向に進んでいると思いますし、また選手自身も自信にもなって、ウチのアカデミーの組織としても良いことに繋がっているんじゃないかなと思います


Q:今日のゲームは攻撃面でいくと、あまり納得のいかないゲームだったでしょうか?


A:まあ、あの、カウンターというのも1つではある所と、自分たちでボールを動かして崩せそうなシーンが少なかったので、そのへんの回数はもっと増やさなきゃいけないですし、自分たちで積極的にボールを引き出して、ガンバさんが相手になるとプレッシャーを感じてしまって、なかなか受けられないという、メンタル的な未熟さはあるので、そういう所はもっともっとこういう上の舞台に慣れてきたら、もう少しはできるようになってくるんじゃないのかなと(笑) なかなか今日のような大きなクラブとやると、どうしても...という部分もあるので。


Q:逆に言うと、トレーニングではガンバ相手でも攻撃面で出せるようなことをやってきてらっしゃるということですよね?


A:そうですね。そういう所は要求しながらも、選手もそれに応えようとやってくれているので、あとは僕がどうやってそれを表現させてあげようかなって。僕自身もまだまだ成長しないといけない部分がたくさんあるので。選手と一緒にまだまだやっていきたいと思います。


(アルビレックス新潟U-18・五十嵐新)
Q:強豪を倒した今日のゲームはいかがでしたか?


A:結構回される時間が長くて、耐える時間も長くてかなりしんどかったですけど、後ろの選手を中心に声を掛けながらできましたし、練習でも対策というか、あのフォーメーションに対する守り方はやってきたので、それがうまく試合で出せたかなと思います。ただ、予想以上に10番、11番、7番って中盤の3枚が自由に動き回って、パス交換しながら前に出てくるというのは捕まえづらい動きだったので、そこは想定よりも遥かに上をいっていて、そこの対策が前半は大変だったんですけど、後半はうまく修正して対応できたかなと思います。


Q:前半の最後に一気に取り切った2つのゴールが大きかったですね。


A:そうですね。相手のスキを逃さないというか、あの2点とも相手のミスからなので、それをショートカウンターで点が取れて、アレはウチの得意な形なので、それをあの時間で取れたのが大きかったですね。


Q:やっぱりクラ選で負けた相手ということで、リベンジしたい気持ちはチーム全体から感じましたか?


A:チーム全体にもありましたし、自分はクラブユースを欠場していて、なおさらピッチの外から見ていて悔しい想いが強かったので、この試合に懸けるものは自分の中でも大きかったですね。


Q:このレベルの相手と対戦することで、自分たちの力が引き出されるような感じはありましたか?


A:そうですね。1回戦から勝っていく中で、普段やれないレベルというか、高いレベルの中でやっていって、勝ち切ることで個人としてもチームとしても自信が付いていますし、トレーニングも重ねてきたことも自信にはなっていると思います。


Q:試合が始まる前の写真撮影で、黄色いキーパーユニフォームを掲げていましたが、アレはどういう理由からですか?


A:3年生で1人、ケガでサッカーを止めて、勉強の方に専念している選手がいて、彼も良い選手でムードメーカーみたいな存在で、先々週のホームの最終戦も応援に来てくれたりとかしているんです。だから、「一緒に戦ってるぞ」という気持ちをこめて、最初にユニフォームと一緒に写真を撮るようにしています。


Q:3年生にとってはこれが最後の大会になりますが、そういう意識はありますか?


A:引退が懸かっているというよりも、一戦一戦勝ちたいという気持ちで、今はそういう気持ちで臨めているのが、逆に良い方向に行っているのかなと思います。目の前の勝負に勝ち進んでいった結果なので、1つになって同じ所に向かえているのが、今凄くいいなと思います。


Q:クラブとしてはこの大会で初めてのベスト4進出だと思いますが、次はどういう戦いをしたいですか?


A:今までなかった歴史を自分たちで変えられたのは凄く嬉しいですし、今年は特にプロに上がる選手も多いですし、その中で1年生や2年生も試合に出て、活躍してくれているので、チーム全体でやれている所がいいかなと思います。


(アルビレックス新潟U-18・本間至恩)
Q:今日のゲームはどういう印象でしたか?


A:全体的にボールをガンバに持たれる試合で、なかなかこっちもチャンスを創れなかったんですけど、自分たちの狙い通りの形のカウンターで前半の終わり際に2点取れて。凄く良い形で折り返せたので、あとは守るだけという感じで良い試合でした。


Q:「攻撃面ではもっとやれたかな」という想いもありますか?


A:ボールを持たれる状況が多くて、結構ラインも下げさせられて、あまりボールを持てる状況ではなかったんですけど、2トップが結構収めてくれて、2人で結構崩したりしてくれて、下の学年が活躍してくれたことが凄く刺激になりました。


Q:攻撃力の高いガンバを完封した、守備面での手応えはいかがでしたか?


A:(岡本)將成を中心にしっかり声を掛けて、最終ラインが最後まで集中していたので良かったと思います。


Q:個人としてはJ2でもゴールを決めましたし、周囲の見る目のハードルも上がっていると思いますが、プレー面ではどういうことを意識していますか?


A:自分の持ち味であるドリブルを毎試合出していくことと、やっぱりトップに上がっていったら結果というのが大事になってくるので、常にゴールを取れるような選手になっていきたいと思います。


Q:ドリブルには相当自信がありますか?


A:小さい頃からそれしかやってこなかったので(笑) 逆に「他に何かあるか」と言われたら特にないですし、やっぱり自分がドリブルとかでどんどん前に向かって行く姿勢を見せれば、仲間も「行かなくちゃいけない」というのを感じてくれると思うので、自分が行くことが大事かなと思います。


Q:全国大会という意味ではこれがU-18で戦う最後の大会だと思いますが、そういうことは意識していますか?


A:やっぱり3年間やってきた中で最後の大会なので、目の前の試合を頑張って、1つでも上に行こうという気持ちはありますね。


Q:今年のチームはどういうチームですか?


A:みんな頑張るというか、チームのために走るとか、そういう所が強いと思います。トップもそういうサッカーで、みんなトップの選手たちを見て育つと思うので、同じようなサッカーになっているんじゃないかなと思います。


Q:金沢戦でゴールを決めたことで、なにか自分の中で変わったことはありますか?


A:もっと結果を出さないといけないということですね。練習とかでも結果を残した選手がベンチに入っていくので、そういう所を意識して練習からやっています。


Q:いよいよベスト4ですが、次の試合に向けてはいかがですか?


A:自分ができることをやって、みんなで頑張って勝ちたいと思います。


以上です。


土屋

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