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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
上野運動公園競技場で行われた
インターハイ2回戦の
市立船橋高校×山梨学院高校は
0-1で山梨学院高校が勝ちました。
以下、試合後の山梨学院・安部一雄監督、大石悠介のコメントです。
(山梨学院・安部一雄監督)
Q:センターバックの2枚は相当安定感がありましたね。
A:やっと安定してきましたね。だからヘディングも今日はほとんど行けていたし、非常に良かったと思っています。
Q:あれだけバリエーションの豊富な市船のアタッカー陣相手に、70分プラスアディショナルタイムを集中し続けるのは難しいですよね。
A:良くやってくれました。今日は市船さんの方が力があるから、あそこで休み(クーリングブレイク)を入れてくれると、そこでもう1回仕切り直しができたので。アレが逆の立場で、リズムが良い時にアレをやられちゃうとね。だから、向こうは嫌だったと思いますよ。イケイケの時にそういった形になるから。
Q:サイドで持たせて、上げさせるのはOKみたいな感じでしたか?
A:ダメ!(笑) 上げさせないようにはしていたんだけど、やっぱりやられるね。
Q:相手は2番と3番のサイドバックがポイントだったと思います。
A:もうあそこは来るのはわかっていたから、今日はあそこに中盤が行っちゃうと下がっちゃうから、「サイドバックが行けよ」と。「相手のサイドバックとのマッチアップだよ」と。そういう話はずっとしていて、それがある程度はきちっとできたかな。畑(大雅)は前に来るので、「とにかく縦を切れ」と。山土井(拓海)も遅い訳じゃないんだけど、「縦を切って中に行かせて、そこで挟み込め」というのは言ってましたね。
Q:市立船橋という名前も実績もあるチームが相手でしたが、勝てる手応えを持って臨んだゲームでしたか?
A:いや、そんなことないですよ(笑) こっちはもう150パーセントくらいの力を出さないと勝てないですよ。立ち上がりの向こうのビッグチャンスが入っちゃたら、ドドドと向こうが行ったね。でも、あそこを何とか凌げたことによって、ウチにとって良い流れになったかなって感じですね。
Q:守備が安定してきた手応えはありますか?
A:何とかね。だって、ウチが2番目に失点が多いんだもん、プリンスでは。だから、全員で守るという意識がどうしてもなかったかなと。後は連動とか、僕の伝え方も良くなかったのかもしれないけど、そこでズレが生じる部分が多かったですよね。
Q:市船を倒したことで、次戦以降の見られ方も変わってくるんじゃないですか?
A:どうですかねえ(笑)
Q:普段やってらっしゃることも当然おありだと思いますが、このゲームではその普段はどのくらい出せたのでしょうか?
A:さすがに後ろからビルドアップして、という部分で言えば、まだまだそこの精度が低いので、ある程度そこのリスクは今回消しました。ただ、「取ったボールをまず前に付けろ」と。「前に付けて出て行くんだぞ」ということはずっとやってきたので、プリンスでもヴェルディ戦はそれを実践できて5点取れてるし、そういう意味ではそこは出ましたね。あとは繋いだ時に、どこで受けて、どこで攻めてというのはまだまだ技術がないからね。今日なんか見ていても、最後のラストパスが通るか通らないかで、シュートまで行けるのかという部分が大きな所なんだけども、やっぱりああいうミスをしちゃうからね。
Q:試合が終わった瞬間は、そんなにベンチも爆発的に喜んでいる感じではなかったように見えましたが。
A:内心はスゲー喜んでますよ(笑) そりゃそうですよ。アレね、意外とあっけなく笛を吹いたんだよね。俺はもうちょっと審判が粘るかなと思って、(宮崎)純真が倒れていたから、「またそこでロスタイムを取られるかな」という気もあったんだけど、なんかあっけなくね。逆に良かったかもしれないですけどね。
Q:ただ、これだけの守備の強度もあって、市船のサイドバック対策も含めて、もちろん勝算もあって臨まれたゲームですよね?
A:もちろん。もちろん。もちろん。勝ちに行っていますよ。それは勝ちに行っています。守備の部分は良くやったと思います。前からね。純真も安田(正太郎)もそうだし、そのへんは本当によくみんな頑張ってくれたと思います。
(山梨学院・大石悠介)
Q:会心の勝利だったんじゃないですか?
A:相手が市船だったので、自分たちは「チャレンジャーで行こう」という感じで挑みました。空中戦とか対人とか球際とかが自分のストロングポイントなので、そこは全国でも負けない自信がありました。
Q:相手のいろいろなタイプのアタッカーに対応する中で、集中力を途切らせないのは大変でしたか?
A:プリンスで前半は2-0で勝っていて、後半で3点返されたりとか、守備がプリンスの前期は課題で、プリンスが終わってから、僕らは結構な"走り"をやったんですけど、そこを乗り切ったことも大きかったです。集中力だったり、気持ちを切らさないとか、走り切るとか、そういう面でしかウチは強いチームに勝てないので、「そういう面で勝とう」と言っていました。大会前には毎回走るので、県予選の前とか全国の前とか絶対走るんですけど、今回は距離が長くて(笑) でも、「みんなで走り切ろう」というふうになったのが大きいですよね。
Q:ある程度体力とか、やり切る力には自信を持っているんですよね?
A:はい。プリンスではやり切れなくて負けたりしていたので、今日の試合でだいぶ自信が付いたというか、これで明日に向けて勢いに乗れるかなと思います。
Q:後半のアディショナルタイムが8分と掲示された時はどう思いました?
A:キツかったんですけど、勝ちたい気持ちの方が強かったですね。もう全身が攣りそうでしたけど頑張りました。
Q:試合終了のホイッスルが鳴った瞬間はどうでしたか?
A:まだ優勝していないので、優勝が目標なので何とも言えないんですけど、人生で一番を争うくらいの嬉しさがありました。でも、まだまだ課題もたくさんあるので、やれていない分もチームとしてありますし。そこをもっと改善できたらいいなと思います。
Q:逆に課題というのはどういう所ですか?
A:やっぱり繋げる所を繋げないと、今日みたいに勢いだけじゃ今後は勝っていけないですし、苦しくなってくるので、カウンターの質も上げられたらいいなと思います。
Q:実際に市船に勝つ自信はどのくらいありました?
A:練習試合で2回勝っていて、「強いな」という想いはあったんですけど、勝てる自信はあったので、みんなで「勝てるぞ」という話はしていました。でも、後半は何もやらせてもらえなかったので、「純真行ってこい」みたいになっちゃいましたし、そこで純真1人に頼るんじゃなくて、チームで粘り強い守備を継続して、攻撃できるかという所が今後の課題なので、そこも改善できたらいいかなと思います。
Q:これで次から周囲の目も変わるかもしれないですけど、次戦以降についてはどうですか?
A:粘り強い守備を継続して、失点ゼロを意識して、攻撃の質ももっと高めて、強いチームになれるように頑張ります。
以上です。
土屋
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