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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

Jリーグレポート 2017年09月24日

J2第34節 松本×山口 試合後の松本・反町康治監督会見コメント

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松本平広域公園総合球技場で行われた
2017 明治安田生命J2リーグ第34節の
松本山雅FC×レノファ山口FCは
2-3で山口が勝ちました。
以下、試合後の記者会見における
松本・反町康治監督のコメントです。


(松本・反町康治監督)
えー、まあ昨年のプレーオフを思い起こさせるようなゲームだったかなというふうに思いますね。ただ、昨年と違うのはまだ試合が残っているということですね。今日のゲームは、ゲームの中での少し過信が、なにか展開上見られたかなと感じましたね。2-0になった時点で少し過信が生まれてしまって、やるべきことをしっかりやらなかったりとか、我々の良さを、例えば暑いであるとか、連戦であるとか、そっちの方の、何と言うのかな、理由探しに走ってしまって、本来の姿を見失ってしまったと。「サッカーというのは本来の姿を見失ってしまうとこうなる」という良い教訓でもありますし、それを私も何回も経験しているんですけども、まあ、それを止めることはできなかったですね。これがサッカーなんでね。だから面白くもあるし、悔しくもあるんですけども、やっぱり去年のそうした教訓を生かさなきゃいけなかったかなというふうに思いますし、まだ試合が残っているのを考えて、また残り8試合プラスアルファになりますけども、もう1回しっかりと顔を洗って、出直してやっていきたいなと思います。本当にたくさん応援していただいて、本当に結果が伴わず、申し訳なく思っていますけども、これがまた1つのエネルギーになるように、またこれをバネにもう1つジャンプアップできるように、やっていきたいなというふうには感じています。以上です。


Q:監督から見て、最も悔やまれる点はどのあたりでしょうか?


A:うーん、まあ... 今はまだちょっと精査していないので何とも言えませんけども、全体的に向こうが攻め残っているというのもあるんですけども、ボランチが前掛かりになり過ぎちゃってて、最終ラインがもうルーズになってしまったという所でしょうね。


Q:試合後は選手にどんな言葉を掛けたのでしょうか?


A:いや、別に特に掛けていません。掛けても当然反応できるような状況ではなかったのでね。また明日話したいなというふうに思っていたんですけども、明日はちょっと外に試合をしに行かなければいけないので、オフ明けにでもしっかり話をしていきたいなとは感じていますね。


Q:前半もあまり良いゲームではなかったと思いますし、左サイドを突かれていましたが、まず先に前半の山雅の出来というのはいかがでしたか?


A:うーん、ウチの左サイドに3人か4人ぐらい、そっちの方に集結して攻撃するような形が多かったので。でも、それは逆に言うと真ん中に人がいないので、そこの所をしっかりとやれれば良かったんですけども、少し切り替えも含めて、そこの背中を突かれた後の対応も、ちょっとあまり良くなかったですね。今日は全体的にそういう意味では、ピリッとした所がなかった試合だったですね。そのおつりが最後に来たんじゃないですかね。


Q:後半は武井(択也)選手を入れた時に、2-0で逃げるのかという所で、彼を入れた意図と、そこから3点を取られた7分間はどのように捉えてらっしゃいますか?


A:パウリーニョはコンディションがあまり良くなかったので、「もう厳しい」というふうに向こうから言ってきたので、それで武井を入れました。


Q:2点目の小塚(和季)選手からスペースに出されたパスからクロスという所で、対応が後手に回った感もありましたが。


A:そうだと思いますよ。後手に回ってますよね。今日は前半から1対1の応対があまりにも軽かったですよね。全体的に見て。しっかりプレーできているかと言ったらそうではなかったので、それは1つの課題でしょうね。武井は自分の仕事が何かということを当然わかっている訳ですから、やっぱりそれをちゃんとまっとうしてできたかという所も考えないといけないでしょうね。


Q:後半の立ち上がりから10分、15分くらいまでは前から追って良い形もできて、「追加点が取れるかな」という感じもありましたが、2点目を入れてからの後半の立ち上がりに関してはいかがでしたか?


A:まあ、そんなに特に大きく悪い訳でもないですよ。ただ、取れる所で少し逃してしまったりとかという部分はありましたけども、切り替えの部分は今日の暑さもあったかもしれませんけども、2つ3つ逃してしまって、逃げられて、特に2点目はそうでしたよね。ボールを奪われた所がちょうどベンチ前だったんですけども、そこで逃げられてしまったと。やっぱりそこでボールを奪い返すのが松本山雅であって、1回は(後藤)圭太がベンチ前でちょうど奪い返したシーンもありましたけども、その回数をやっぱり増やしていかなくてはいけないと。そこから逃げられると、逆に厳しい状況にもなるという言い方にもなりますからね。全体的にピリッとした所がなかったというのが、こういう結果に繋がったというふうには思っていますね。


Q:結果的に2人目の交替から3人目の交替の間に3失点という形になりましたが、3人目の交替は人選もタイミングも含めて難しかったでしょうか?


A:まあ難しいですね。少し安藤(淳)が疲れているので、安藤を替えるべきなのか、視点を前にして、前の方のチェイシングに力点を置いてやるべきなのか。で、向こうも少し並びを変えてきたのもあるので、それをどういうふうに対処するか。最終ラインも少し圭太が倒れてたりとか、當間(建文)が1対1の対応も含めて少しルーズになっているとか、そういうふうに考えると、もう1人は例えば何か倒れた場合とか、何かあった時のために取っておかないといけない部分もありますから、そこでいろいろ変えれば逆に良いかというと、そうでもないですしね。それは難しい選択だったと思いますよ。


Q:結果論ではありますが、3枚目のカードの切り方は少し後悔する部分もありますか?


A:あの状態でちょっと難しいでしょう。普通に考えて。誰が入ろうが、あまり状況は大きく変わってなかったかなというふうに思いますよ。僕が見るには。自分たちでしっかり修正できて、今どういう状況なのかということを、もうちょっと整理してやれていれば良かったんですけどね。今日は珍しく飯田(真輝)がいない試合でもあったので、そういうリードする力はちょっと後藤にはないのでね。そこがやっぱりちょっと響いたのかもしれませんけども、それはもう終わってからの話であって、それはやっぱり自分たちでやっていかなきゃいけない部分もあるでしょうね。ご存知の通り、今日のウチは平均年齢が30歳を越えている試合でしたのでね。そういう意味では試合の経験値から言うと多い訳であって、それをやっぱりどうゲームに生かしていくかということも必要になってくるでしょうね。


Q:昨年のプレーオフを思い起こすというお話がありましたが、昨年と違って追う立場にある中で、メンタルの部分を含めて残り試合で監督はチームにどういう刺激を与えたいですか?


A:うーん、まあやっぱり勝つことによって自信というのは生まれてくる所がありますので、自分たちのやっている戦いをしっかりと自信を持ってやっていくということには間違いないと思います。ただ、今日はさっき言ったように、ゲームの中で相手のミステイクもあって、それで逆に言うと凄く過信が生まれたと思うんです。精神的にはね。メンタル的には。それがやっぱり1つ1つのプレーに対する執着心とか、そういう所がどんどんどんどん消え去ってしまったような感じが正直ありますよね。だから確かにおっしゃるように、今日は「ピリッとしない所でやっても勝てるんだな」みたいな、そういう所が頭の中にあるとしたら、それはやっぱりサッカーというのは不思議なもので、そういう結果を導くということなんですよ。それがまだ我々には、もしかしたらいろいろな意味で足りなかったかもしれませんし。でも、もう1回繰り返して言いますけども、これが別に今日ラストの試合じゃないんでね。だから、まだそういう意味では、こうして学んだタイミングが早かったというのをプラスに捉えるしかないでしょうね。もう終わってから言うのであれば。もっと最後の方で出てきたら、というふうに考えると、まあ今こうやってもう1回顔をしっかり洗って出直すことができる訳ですから、そっちの方に力点を置いて、これからやっていくしかないでしょうね。


以上です。


土屋

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