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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

Jリーグレポート 2017年04月15日

J2第8節 湘南×岐阜 試合後の湘南・曺貴裁監督会見コメント

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Shonan BMWスタジアム平塚で行われた
2017 明治安田生命J2リーグ第8節の
湘南ベルマーレ×FC岐阜は
3-3で引き分けました。
以下、試合後の記者会見における
湘南・曺貴裁監督のコメントです。


(湘南・曺貴裁監督)
お疲れ様でした。えーと、ホームゲームは今年3試合目ということで、なかなかホームでやっている感覚がないんですけど、試合の結果は3-3ということで、我々がリードし、逆転され、追い付き、また取られて、追い付くというような。試合の戦術的なこととか、いろいろなことはもちろん改善しなきゃいけないことはあると思うんですけども、見ている人も今日どっちが勝つかわからないというか、お互いに点数が入る中で、非常に行ったり来たりする中のゲームになったかなと。そのこと自体は「悪くなかったな」と思うし、3-3でホームで分けたのは、僕の記憶では監督としてたぶん初めてだと思うんですけども、お互いにゴールが生まれて、スペクタクルな展開になって、"ショー"としては悪くなかったかなと思います。


1点先に取って、相手がボールを支配して動かしてくるという中で、こっちとしては足を止めずにプレスバックして、奪ってカウンターで、2点目としてジネイのアレが入っていたら結構楽になったとは思うんですけども、後半ちょっと僕の交替選手の中での戦術の伝え方とか、選手の後半に入るために狙っていたことをやろうと思ったんですけど、選手がある意味そうじゃないというか、自分たちでもうちょっとプレスに行って、相手の球を奪いたいという感じがあったので、それに合わせてちょっと作ってきたつもりなんですけど、そのへんの交替選手のちぐはぐさは失点に繋がったかなと思います。ただ、この前雑誌で乾(貴士)のエイバルの監督がコメントしている所を読みましたけども、「攻撃的に行くということは後ろに人数が少なくなる」ということなので、「攻撃的に行くことで失点が少なくなる」という考えもありますし、逆に「攻撃的に行くことで失点が増えていく」ということは、僕の中ではある程度許容していかなきゃいけないと思うし、今のJリーグでは失点が少ないチームが上位に来ますけども、そういった、ただ単にゲームが流れて、失点が少なくて、1-0で勝っていく試合よりは、2-1、3-2、4-3みたいな試合が全体的に、言い訳でも何でもなくて、戦術的なことは別ですけど、増えていく方がサッカー界というか、サッカーの面白味が増すんじゃないかと思っているし、今日の勝ち点1は我々にとってはいろいろな勉強もできた勝ち点1だし、何より今日は本当に岐阜さんの"ショートパスクリーンアタック"というか、何て言えばいいのかわからないけれども、そういう所にちょっと翻弄されちゃった所もあるので、また顔を洗って、次の大分戦に向かって準備したいと思います。以上です。


Q:途中で4バックに変えたと思いますが、そのあたりの意図をお聞かせください。


A:もう負けていたので、相手の両サイドに張っている選手と、ゼロトップを5人で抑えてもしょうがないと思ったので、(秋野)央樹はレイソルでもあのシステムをやり慣れているし、央樹を入れてあそこでボールを落ち着かせて散らした方が得点になるんじゃないかなという感じはありましたけど、央樹が入ってからの方がボールがしっかり動いて、相手のゴールに迫れたなという感じはあるので、アイツも試合に出れなくて悔しい想いをしていたと思うので、しっかりゲームに貢献してくれたし、また表原(玄太)も途中から入って、ああ、石原(広教)を忘れていましたけど(笑)、ミスパス1回、アシスト1回みたいな、何かエレベーターみたいなヤツですけども、3人ともしっかりチームのために力を注いでくれたので、また次に来週競争させて、我々ら試合ができるように準備したいと思います。


Q:守備面はいかがでしたか?


A:ちょっと相手のやりたいことに対しての、個人の対処というのは課題が残るかなと思います。ただ、何て言うのかな、それを蓋するためには人数を掛けて守るということが大事だと思うんですけど、僕は人数を掛けないで、あそこの局面は1対1であったり、逆に受け渡しだったり、そういう所で最後の局面は守れなきゃ話にならないなと思っていますし、ファーストディフェンダーがボールホルダーに(プレスが)掛かっていない時に、どういうポジションを取らなきゃいけないのかというのは、たぶんジュニアユースとかユースからたくさん教えられていると思うんですけど、そういう所でやられてしまったというのは、まだまだ反省しなきゃいけないし、次への課題になるかなと思います。


Q:今お話の中で「石原選手はミスパス1回、アシスト1回」といありましたが、ミスで下を向かずに、しっかりアシストで取り返した部分に関してはいかがでしょうか?


A:そこはたぶんそういう風にするなと思ったけど、僕はあのパスはやっちゃいけないパスだと思っています。4枚で、自分が高い位置に出た時に、準備できていないヤツに横パスを通すというのは、もうたぶんドイツのジュニアユースやユースの指導で一番やっちゃいけないパスというか、もうデンジャラスしかないというか、アレが通ったとしても決定的なチャンスに繋がらないし、やっぱり縦に縦に、前に前にボールを送ることで、選手が置かれなくなるという所で言うと、大いに反省してもらいたいけれども、彼はまだJリーグで2試合目の選手で、そういった自分のミスというのを脳裏に残さなきゃいけない歳でもありますし、そういう所も含めて試合に出場させているのは僕なので、もし仮にアレで負けていたとしても、本人には終わった後にあまり怒るつもりはなかったです。


Q:大木監督のやられるサッカーはハッキリしているので、こうやってくるということはわかって臨んでいたと思いますが、「勉強になった」とおっしゃった部分で、どういう部分が勉強になったのか、どこが予想と違ったのか、という部分はいかがでしょうか?


A:たぶん今日は3点取られたので、「取られたら守備が悪い」「取ったら攻撃が良い」みたいな単純なものだと思うんですけど、僕は単純なものだと思っていなくて、例えばボールを動かされて、サイドのスルーパスが全部自分たちに来たら全部チャンスになる。でも、それが相手に行ったら、相手がチャンスになるという、そういう質の話で言うと、絶対にこのポジションでいいという風にディフェンダーは(ポジション)を取らないといけないけど、だいたいこのポジションというプレーが多かった。だいたい8割ぐらいで。でも、相手がミスをするからチャンスになることももちろんありました。それをやられないで、3-0で勝って、「我々は良い守備ができたな」と言うのは簡単だけど、それは良い守備ではない。逆に3点やられたことで、「100パーセントここじゃないといけないんだ」ということを学ばなきゃいけないという所で勉強できたということです。だから、本当は点を取られないでそういう守備ができればいいんですけど、我々はもう試合ごとにというか、当然ゼロからのスタートで、特別な選手がいない中で全体で協力してやっていることだから、今回の失点とか、前回の失点とかというのは、ない方がいいですけど、逆にあった後にどう振る舞えるかというのがチームとして凄く大事なので、来週その温度を残しながらやって行きたいと思います。


以上です。


土屋

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