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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

Jリーグレポート 2016年11月20日

J2第42節 徳島×清水 試合後の清水・小林伸二監督会見コメント

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鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムで行われた
2016 明治安田生命J2リーグ第42節の
徳島ヴォルティス×清水エスパルスは
1-2で清水が勝ち、J1昇格を決めました。
以下、試合後の記者会見における
清水・小林伸二監督のコメントです。


(清水・小林伸二監督)
前半はビルディングアップがうまく行かなくて、少し持ち出しても中盤の所で判断が悪かったり、芝がちょっと深くて足下に入って取られたりということで、なかなかリズムが取れない中で点が取れました。ただ、失点を食らった後にちょっとバタついたという前半だったと思います。後半は風上なので、転がしていけばたぶんチャンスは創れるだろうと。前半も決定的なチャンスは2回創っていたので、しっかり相手を見て、しっかりパスを回そうという所で、どちらの方から持ち出した方が良いのか、相手のワントップ、ツーシャドーがどうなびいているかという所で、「そこを見ながら持ち出せ」ということで、後半は少しうまく行ったんじゃないかなと思います。ただ、サイドに出た時の個人の判断があまり良くなくて、ギクシャクしたのではないかなと思います。ツートップはやっぱり守備に追われて、相手はボランチが展開するので、(チョン・)テセと(大前)元紀は良い守備をしたと思います。それで元紀を替えて、金子が良い仕事をしてくれたと思っています。最後の10分については、やっぱり落ち着いてサイドを取りに行ったりという所が、チームが若いのでどうしてもバタついてしまうという所は今日の前半からあったと思いますけど、若い選手が出ている中で良い経験になったのではないかと思います。こういう経験をチームもそうですけど、個人がやりながらJ1で頑張っていければいいなと思っています。今日の想いというのをいつまでも忘れずに、J1で落ちることのない様に、しっかり準備をしていければいいなと思っています。サポーターには感謝しています。こんなに多くのサポーターにアウェイに来てもらって、追い付かれた時にはやっぱり普通だったら難しかったと思うんですよね。やっぱりあの声援というのが選手を押してくれたという風に思っています。私の声は聞こえないんですけど、サポーターの声はしっかり聞こえますので(笑)、今日は本当に感謝しています。ありがとうございました。


Q:1年でのJ1昇格は小林監督がずっと言われてきたことですが、それを見事に果たしました。改めてサポーターに監督の口から報告して頂いてもよろしいでしょうか?


A:1年間ありがとうございました。こういう仕事に呼んでもらって感謝しています。また、6月の苦しい時にブレずに、スタッフや選手を応援してもらって感謝しています。おかげでこういう風に徐々に力を付けて、伸びていくことができました。前半戦はサポーターの応援を少し力にできないような感じで、やっぱり勝ち切れていないので、それが重くのしかかっていたと思いますけど、後半戦はだんだんそれが力になって、その応援に応えよう、感謝しようという想いがあったと思います。今日は選手には「1年間通してしっかり応援してもらったことに感謝しながらプレーしよう」という風な話でミーティングを終わりました。今日は選手も頑張ってくれたと思います。本当に1年間ありがとうございました。


Q:試合終盤は他会場の結果は伝えていたのかどうかと、ゲームの締め方はどんなことを考えていたのでしょうか?


A:まず前半は終わった所で(伝えれば)いいということでした。当面札幌は関係がないので、松本との戦いで、松本が負けているという所で我々が1-1だと。帰ってきた時に松本がPKで追い付いたと。振り出しで、もうやっぱり勝った方がということで、冷静に後半は入らなくちゃいけないなと。途中で松本がリードしているという情報が入ったので、今日はいくつかのアイデアはありましたけど、ボランチを切って攻撃的に行くのかなということは考えてはいました。「少しボールが動いているので焦らずに」と思った矢先に2-2になったということを聞いて、また落ち着いて自分のチームの状況を見ながら、ボランチがちょっと重くなっているので、ボランチの展開でということも考えましたけど、「前半から走っている元紀を替えた方が良いな。まずそこからだな」という風に判断しました。それで金子を入れて、金子が良い仕事をしてくれたという所で、リードした形で最後に松本がまたリードしているということになって、最後の10分がこの何試合か際の所で厳しいゲームをしているので物凄く怖くて、どこを替えようかという所で、まず向こうが先手を取って、徳島さんの方がサイドに木村を出してきたので、(村田)和哉で攻撃と思ったんですけど、その矢先に(三浦)弦太の足が攣ったので、あそこに(鎌田)翔雅をと。点を取ったので和哉を我慢して翔雅を入れてという所で、あとは最後の5分くらいは「たぶんどちらも勝っているんだな」という形だったので、リードで終われば勝っているので、この5分間をどう終わらせるかという所なんですけど、なかなかボールが収まらなくて。サイドにボールが持って行けなくて、キム(・キョンジュン)がドリブルしてシュートを打ったりという所がやっぱり怖くて、最後のクロスが切れた所でちょっと「助かったかな」という感じがしました。そういう風に状況はずっとタイムリーに、後半については山雅の結果を見ながら仕掛けていくという形で考えていました。


Q:今シーズン序盤は苦しんだ部分がありましたが、この1年間を振り返って、チームの成長をどんな所に感じますか?


A:個人がグループになって、組織になってボールが運べるように少しずつなってきたと。ただ、今日もそうなんですけど、ビルディングアップをどっち側で運んだ方が良いのかという所があって、相手のポジションを見ながらという所でいくと、もう少しですね。前半は左で創って右に持ち出せれば良かったと思うんですよね。そこがうまくいかなかったという所ですけど、そのへんが後ろからボールを丁寧に運べるようになったのが1つと、良い状態でボールを持つと足下と裏を狙える選手が出てきたので、そこは個人の所がグループになって点が取れるようになったと思います。それと守備については切り替えが速くなったと。これは夏過ぎから物凄く速くなりました。ただ、切り替えで取れない時にセットするという所で、チームで1年間通してやっている所でちょっと点が取れたりという所が良かったのではないかなと思います。まだまだ足りませんけど、組織でボールを運んだり、攻撃も守備も少しずつ形としてできていて、ちょっと選手が替わっても、その選手の特徴は出ますけど、やるべきことはやるというような形には、少しずつなったのではないかなと思います。今日見てもらえればわかりますけど、イージーミスが多いので、やっぱりあのへんの精度を上げていくということは必要だと思います。技術と判断という、見て判断していくという所をもっと磨かなくてはいけないと思います。ただ、そういう所が変わってきて、伸びてきたのではないかなという風に思っています。


以上です。


土屋

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