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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

Jリーグレポート 2016年11月27日

J1昇格プレーオフ準決勝 松本×岡山 試合後の岡山・中林洋次、篠原弘次郎コメント

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松本平広域公園総合球技場で行われた
2016 J1昇格プレーオフ準決勝の
松本山雅FC×ファジアーノ岡山は
1-2で岡山が勝ち、決勝進出を決めました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
岡山・中林洋次、篠原弘次郎のコメントです。


(岡山・中林洋次)
Q:宮阪選手が入って、キッカーが変わったタイミングの連続したセットプレーでやられてしまったと思いますが、そのあたりで彼が入って来ることやキッカーが変わるということに対する事前の分析や、ピッチ内での守備はどういう感じでしたか?


A:宮阪選手は前にいたチームの時から、セットプレーのキックは非常に精度が高いというのがありましたし、試合が始まる前も途中出場で出てきて、セットプレーのキッカーになることで、キッカーが変わるというのは頭に入っていました。その時にピッチの中でも「球質が変わるよ」というのは僕としてもチームでも声を掛けていましたし、それは個人の準備としても、チームの準備としても必要だと思ったので、それはやっていました。


Q:最後の残り5分くらいはチームのパワープレーを後方から見る形になったと思いますが、あのあたりはどういう心境でしたか?


A:やはりチャンスですし、今シーズンも何点も決めてきていることなので、非常に期待を持って後ろから見ていましたし、もちろんチャンスの裏にはカウンターのピンチというのもあるので、そういった所はチームとして考えていました。


Q:中林選手のスローインの流れが奇跡的なゴールに繋がった印象もあって、あのワンプレーにそういう強い気持ちが現れていたように見えました。


A:たまたまだと思いますけど、その一瞬で「僕が投げる訳ない」という風に山雅さんが止まってくれたのであれば、それは奇跡の1つ前のプレーで山雅さんの油断だったのかなと思う所もありますけど、まあ関係ないでしょう(笑) 継続してゴールを狙う姿勢を常に持っていた意志の結果だと思いますし、点を取りにしっかり行っているという所だと思います。


Q:後半の頭にポストに救われてから、相手のシュートをディフェンダーと中林選手が体に当てて凌いだシーンがありましたが、あれはチームの執念が見えたシーンだった気がしました。あのシーンはいかがでしたか?


A:マイナスのクロスからシュートを打たれた時に「やられたかな」というのは一瞬ありましたけど、ポストに当たってくれて、その後は非常に冷静でした。こぼれた所が真ん中だったので、相手が2人いて、ウチのディフェンスも2人いて、その間に落ちてというのは見えていたので、あの場面では非常に冷静にボールへ対応できたと思いますし、シュートブロックもうまいタイミングで入れたなというのはありますね。あそこは落ち着いてプレーできました。


Q:あのポストからのリバウンドに一瞬で間合いを詰められるのが、中林選手の最大の武器ではないですか?


A:プレースタイル的には非常にアグレッシブにプレーするタイプではあるので、そうやって見ていただくことも多いかなと思います。


Q:失点した瞬間はいかがでしたか?


A:非常に速いボールがニアに来て、相手と重なって片山(瑛一)選手の頭を越えてしまった時点で「ヤバイ」とは思いました。ただ、監督も含めて何点差であろうが最後までやることが大事という気持ちはチームで持っていたので、やられた後も逆にみんなも「点を取りに行く」というハッキリした目標ができたというのもあります。


Q:決勝点が入った瞬間はいかがでしたか?


A:うーん... あの時に僕は時間を気にしていなくて、もうロスタイムだったんですよね?それであのゴールで「ああ、今ロスタイムなんだ」と気付いた感じでしたし、それぐらい集中していたので、非常に嬉しかったですけど、ただ「次に決められたら意味がない」とすぐに切り替えて思いました。


Q:長澤監督が会見の中で「ファジアーノのDNAは『絶対に諦めない』ということで、これは10年間クラブがずっと言い続けてきたことだ」という趣旨のことをおっしゃっていたんですけど、それは普段から感じますか?


A:僕も5年間ファジアーノにいさせてもらってますけど、それは非常に思うことですし、『最後まで走り切る』とかそういうことは、物凄いエネルギーがそこにあったというのは事実ですね。それは感じます。


Q:長澤監督は「まだ何も成し遂げていない」ということも、しきりに会見でおっしゃっていましたが、それもチームの共通認識という形でしょうか?


A:ここで浮かれていたら意味がないと思いますし、僕らは6位なので、もう1回勝たなくてはいけないという非常に難しいミッションが残っているので、J1に上がるためにはまだ非常に大きな壁が残っていますし、そこをしっかりとぶち破れるような準備はしていかないといけないというのは思っています。


(岡山・篠原弘次郎)
Q:凄まじい試合でしたが、ディフェンダーとしてはいかがでしたか?


A:「いつやられるか」という感じで守っていたんですけど、セットプレーが相手は脅威でしたし、後半だけでも相当な数のセットプレーを与えたので、まず与えないということも大事だなと思っていました。1点取られましたけど、結果的に1失点で抑えられましたし、あの粘り強さは次に繋がると思います。


Q:前半の点を取るまでの時間帯は、前へのボールもほとんど捨て球になってしまって、相手に拾われてという時間が続いていましたが、あのあたりは少しキツかったですか?


A:相手もかなり前から来ていましたし、ウチがボールを持ってもプレッシャーに来て、なかなか繋いで逆サイドというプレーができなかったですね。でも、「しゃあないな」ぐらいに僕は割り切ってやっていたので、そういう風に割り切ることも大事だなと思いました。


Q:前半15分ぐらいに、岡山の左サイドから工藤選手が上げたクロスを篠原選手がクリアしたシーンがあって、結構難しいプレーだったと思うのですが、あれはいかがでしたか?


A:クロスが上がってくるときに「ヤバい、後ろが見えない」と思って、「とりあえず触ろう」と思ってクリアできたので良かったですね。


Q:終盤は岩政選手も前線に上がって、篠原選手はフィードを供給する側に回っていたと思いますが、あのあたりはどういうことを考えながらプレーされていましたか?


A:僕たちは勝ちにいかないといけない時間帯でしたし、(岩政)大樹さんも上がって後ろは4枚気味にして、ずっと僕は失点しないことだけを考えてプレーしていましたね。


Q:決勝点が入った瞬間はいかがでしたか?


A:もう「マジか?」みたいな(笑) 「勝っちゃうぞ、コレ」みたいな感じでしたね。みんな気持ちが入っていたので、本当に良かったです。ファジスピリッツじゃないですけど、諦めずにやってこれて良かったと思います。


Q:長澤監督が会見の中で「ファジアーノのDNAは『絶対に諦めない』ということで、これは10年間クラブがずっと言い続けてきたことだ」という趣旨のことをおっしゃっていたんですけど、そういう部分は日頃から感じますか?


A:少なからず代々ずっと1年1年やってきた中で、それは間違いなくあると思いますし、なかなかハードなキャンプもしてきましたし(笑)、ハードなトレーニングもしてきたので、そういう積み重ねがこういう結果に出てくるのだと思います。


Q:ハードなキャンプは評判のヤツですよね。


A:「意味があるのか?」という声もあるかもしれないですけど(笑)、ああいう所で仲間を想って自分が犠牲になるとか、そういう本当に小さなことがこうやって積み重なってくるんだなと思います。


(寺田弘幸さん)
Q:プレーオフで自分のプレーが出せた実感はあるんじゃないですか?


A:とりあえずもう守備しかしていないイメージなので、そこでセットプレーでやられましたけど、今日はしっかりプレーできたと思います。次はセレッソでムチャクチャ楽しみなので、彼らに一泡吹かせてやりたいです!


Q:一緒にやっていた選手も結構いますよね?


A:山口蛍、(杉本)健勇、丸橋(祐介)とあのあたりはずっと一緒にやっていました。彼らも良い選手ですけど絶対に負けたくないので、「なめるなよ」いうぐらいの気持ちでやってやりたいですね。


以上です。


土屋

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