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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

Jリーグレポート 2016年11月27日

J1昇格プレーオフ準決勝 松本×岡山 試合後の岡山・長澤徹監督会見コメント

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松本平広域公園総合球技場で行われた
2016 J1昇格プレーオフ準決勝の
松本山雅FC×ファジアーノ岡山は
1-2で岡山が勝ち、決勝進出を決めました。
以下、試合後の記者会見における
岡山・長澤徹監督のコメントです。


(岡山・長澤徹監督)
まず遠く松本まで1200人のサポーターが駆け付けていただいたと聞いています。本当にありがたいという感謝と同時に、最後にパワーを送ってくれたのかなと思っています。と同時に、地元岡山でもパブリックビューイングでたくさんの人が応援してくれたと聞いています。そういうことも含めて、本当に改めて応援してくれる人の力を凄く感じたゲームでした。


ゲームの方は、アウェイで松本という強力なチームとやるにしたがって色々な考え方はあったんですけど、一筋縄では行かないというのは初めからわかっていたことなので、選手にはその覚悟をして入らせていました。押し込んでくる後ろ側を取って、点を取れればと思っていたんですけど、そこを押谷が抜け出してしっかり狙い通りの点を取ってくれたのが1つ。ただ、ハーフタイムで「このまま行かない」ということと、「別に同点になっても焦るな」と。このルール上にのっとった心理的な色々なことが乗っかってくるので、そこで本当に最後は我々の力が試されるという所が勝負所でした。


リーグ戦はちょっと最後で苦労したんですが、それはしっかり積み重ねていて、要は清水戦ですね。あそこで最後は追い付けなかったんですけど、諦めない姿を見せて、その次の試合は岡山で15000人ぐらいサポーターが集まってくれたんですね。そうやって1つ1つ積み上げながらやってきたのが、今日の最後の残り時間で、本当に宿題だったんですけど、しっかりアイツら選手が答えを出して、次に進めるということで、今日の所は良かったと思うんですが、何も成し遂げていないので、政田に帰って次にもう1週しっかりトレーニングをして、試合に臨んでいきたいと思います。以上です。


Q:同点に追い付かれた後の交替は、どういう狙いで選手を送り出して、最後の展開に結び付けようとお考えでしたか?


A:状況が状況だったので、我々はキックオフする時から勝利しか選択肢がないので、勝つ"勝ち筋"というか"勝つ画"からどんどん逆算して、選手を入れていった形です。さして大きな戦術的(な変化)というよりは、最初からオシ(押谷祐樹)とか(伊藤)大介とか三村(真)とかも、全部出し切る準備で行っていたので、そこでバトンを渡してというのが正直な所です。全然細かい駆け引きではなくて、しっかりと準備していた選手を送り込んで行ったという形です。


Q:劇的な展開はプレーオフならではかなと思いますし、次に向けて大切な勢いを手に入れた1勝だったかと思いますが、監督はこの勝利をどのように評価されていますでしょうか?


A:勢いもあるんですけど、苦しい時も良い時も全然ブレずに選手たちはやり続けてきたので、うまく行かない時もあるんですが、こうやってうまく行く時もあるので、そこは粘り強くみんながやってくれた部分というのが1つと、あとはまだ何も成し遂げていないので、1週間また今日の試合の、選手が見たらまた嫌な感じの映像を編集するんですけど(笑)、そういう所をしっかり真正面から見させて、また改善して次の試合に臨みたいと思います。


Q:同点になってからの試合全体の印象と、どういうことを考えて指示を送られたのでしょうか?


A:全然ゲームプランでも、選手には残り20分や10分までとかに土俵に持ち込めば、それなりにやれることはあるので、そういうゲームプランでした。だから、同点になったからって僕は「落ち着け」というサインを出していたんですけど、中でもそんな感じで全然下を向く訳でもなく、試合がここから始まるという感じでした。どうしてもアウェイのこの地で戦うにしたがって、そこに焦点を持って行きたかったですし、またこのスタジアムは特別な所なので、そういう意味ではどういう風に映ったというか、「落ち着いてやっていたな」という風に僕には映りました。


Q:改めて一発勝負の試合をやってみての感想をお願いできますか?


A:でも、どの試合も我々にとってみたら一発勝負みたいなものですから、出ている選手には本当にその1試合1試合が大事であって。だから、無理に意識するんじゃなくて、リーグ戦は1回リセットしたのですが、お客さんがたくさん入ってくれて、やっぱり大事なゲームだし、そこの部分は「しっかり心底刻んでプレーするように」ということは試合前に言って送り出しました。


Q:松本の攻撃を1点に抑えたことが大きかったと思うんですけど、特に守備でポイントにされていたことはありますか?


A:割と長めのボールからうまくセカンドで基点を創ってというのが、本当にディテールが完成されたチームですので、多少はシステム的に押し込まれることはわかっていたので、最後のボックスディフェンスの所ですよね。やっぱり色々な戦術的な要素もあるんですけど、自分の脇をシュートを打たれて通されるとか、クロスの所を簡単に上げられるとか、そういう所を最大限努力するという所と、ちょっと前半はそこの部分で押し込まれた時のファーストディフェンスが少し曖昧になっていたので、そこだけ締めていったのですが、セットプレーでこじ開けられてアレだったんですけど、それ以外はしっかりと本来の(守備ができました)ね。我々はこの間の最終戦で追い付かれたのですが、3-3になってから自分たちで締める態勢で、「ようやく守備のリズムを取り戻した」という風に僕は見ていたので、そのまんま今週入ってくれて、しっかり粘り強いファジアーノらしいディフェンスができたと思います。


Q:勝ち切らないといけない難しい条件で勝ちました。勝因はズバリ何だったのでしょうか?


A:もうファジアーノのDNAで『絶対諦めない』という、それは先代の監督の皆さんから受け継いできたもので、もちろん今年のチームもこれから先もずっと受け継がれるものですけど、やっぱり選手が誰も諦めないという、執念に近いモノは1年間...、1年じゃないですね。今年10周年なので10年間言い続けたことなので、そこの一言に尽きると思います。


Q:完全にアウェイになると思われたアルウィンに1200人のサポーターが来てくれましたが、このアウェイの中で戦った感想と、サポーターからもらった力というのを改めてお聞かせいただけますか?


A:まずここ松本はアウェイなんですけど、選手にも言ったんですけど、本当に綺麗なスタジアムで、ひたすらサッカーをやっているフィールドのプレーヤーを鼓舞するように、それは相手チームもそうなんですけど、何かプレッシャーを掛けるとかそういうのじゃなくて、ひたすら応援してくれる素晴らしい舞台だと。だから、そういう部分に関してはアウェイなんですけど、選手には本当に心底サッカーを楽しむというか、選手冥利に尽きる場所なのでという所で伝えて出しています。それが1つで、1200人のサポーターは冒頭に言ったように、もうサポーターの力だと思います。本当にボール1つ残すのとかでも、サポーターの方の言葉1つでもう1センチだけジャンプが上に飛べたりとか、最後の所ですけど(赤嶺)真吾がずっと狙い続けたんですよね、クッションを。ずっと狙い続けたんですけど、あそこに落ちてくることを諦めさせずに、ずっと背中を押してもらえたと思うので、そういう面では何回も言いますけど、本当にサポーターのおかげだと思っています。


Q:終盤戦は勝ちのなかったチームに、この勝ちは次にどう繋がると思われますか?


A:終盤8戦で4分け4敗の所をおっしゃっているのだと思うのですが、最初の始まりの所が金沢戦で、10人になって点を取りに行って引っ繰り返されたんですよね。もちろん勝てなかったのですが、ただ選手にはずっと言っていたので、勝ちに行ってもちろんうまく行かないこともあるけど、とにかく勝ちに行くということでずっと突き進んでいたので、成績自体は芳しくなかったのですが、選手たちはしっかりと前を向いて勝ちに行って、たまたま入らない時もありますけど、今日みたいに本当にたまたま入ることもあるので、そういう意味では一定したゲーム運びはやってきたので、驕ることなくゲームを捉えられるのが1つと、あとは本当にまだ成し遂げていないので、次のゲームに繋がるようにということでトレーニングして、しっかり来週に備えたいと思います。


Q:改めて決勝への意気込みをお願いします。


A:もう我々は挑戦者なので、しっかりとぶつかって行って、自分たちの力を出し尽くすということがまず大前提になると思うので、そういう準備をしっかりしていきたいと思います。


以上です。


土屋

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