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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

Jリーグレポート 2016年08月24日

J2第30節 京都×札幌 試合後の札幌・都倉賢、増川隆洋コメント

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京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場で行われた
2016 明治安田生命J2リーグ第30節の
京都サンガ×北海道コンサドーレ札幌は
0-0のドローとなりました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
札幌・都倉賢、増川隆洋のコメントです。


(札幌・都倉賢)
Q:ゲーム自体の印象はいかがでしたか?


A:ボールを持たされる中で自分たちのテンポを落とされて、相手に網を張られたという部分で、もっと自分たちができることに対してオートマチックにやれることというのを、シンプルにやっても良かったのかなと。まずはサイドからの勝機はありましたし、相手もセンタリングの対応は基本的にそこまで良い訳ではないチームだったので、そこを前半は使いたかったんですけど、やはり持てる分、ツータッチスリータッチと考える中で、結局センタリングを止めて、またサイドを変えてという部分で、あまり相手に脅威を与えられなかったかなと思いますね。結局スライドの速度に勝てなくて、ただ回しているだけになってしまったので、そこでワンタッチとか入りながらサイドチェンジして、センタリングを何本か見せておけば、相手ももっと怖かったと思いますし、もっとラインが下がったらペナルティアークの所が空いて、もっとバイタルをうまく使えたのになと感じながらやっていました。ただ、その途中でチームとしてミスもありましたし、なかなか思うようには行かなかった、自分たちで勝ち点2を取りこぼした試合だったかなと思います。


Q:相手もシステムを変えてかっちりハメてきて、前半はかなり動きの少ない展開でしたね。


A:それが相手の狙いだったので、そういった中で後半は足が残っていましたし、「後半勝負かな」という部分で前半はやっていて、マセードが入ってサイドで1人で時間を創れるようになってからは、割と2人目3人目の形は前半より出ましたけど、その中でサイドからのセンタリングのクオリティのミスだったりが響きましたね。本当にもうちょっとの所で、ラストパスだったり、ラストパスに行く前のプレーだったりのミスというのが、ちょっと多かったですね。そこはクオリティの問題だと思います。


Q:ここから札幌と対戦するチームは、今日の京都のようにかっちりハメに来たりとか、色々な対策を講じてくる中で難しいゲームが増えてくると思いますが、そういう中で昇格争いができていることに関してはいかがですか?


A:もちろんそれは素晴らしいことだと思いますし、そういった中で勝ち抜くことで勝者のメンタリティも付いてくると思いますし、ウチは若いチームで、今は勝ちながら経験を積んで成長しているチームなので、そのあたりはヨモさんも含めたウチのスタッフのスカウティング能力は凄いと思うので、今回久々にサッカーをやってこない相手に対して、また良い宿題をもらったかなと思います。去年だったらこういう展開で1点入れられて負けていたことがあったんですけど、今年はまだこういう試合でも引き分けで終えられて、アウェイでしたし、そのあたりはポジティブに捉えていいのかなと思います。ただ、やはりJ2はこういうリーグだと思うので、しっかり失点はゼロのままで進められれば、ウチの勝機は増えていくと思うので、焦れずにやることという部分と、どこで攻撃の比重を掛けていくかというのを、もっとチームとして徹底したいですね。今日も後ろとか中盤が持てる分、自分たちのテンポでやってしまって、前とのギャップがあったことでのノッキングもあったなと。そのあたりはみんなで今どこを取るのか、ペナ角なのか、サイドなのかをもっと共有して、その中でプレーの目的が決まれば立ち位置とか距離感も決まってくるので、今日はみんなが時間を掛けて探し過ぎて、どこでみんなが狙いたいのかという部分がちょっとブレていましたし、そのあたりだと思いますね。


(札幌・増川隆洋)
Q:カウンターに対する対応はいかがでしたか?


A:そこだけは注意していましたし、僕の役割はそこが一番のメインなので、周りの選手もだいぶ上がる傾向にありましたし、3バックは福森もキク(菊地直哉)もクロスを上げられる位置まで上がっていたので、しっかりボランチと連携して、リスクマネジメントするという所はやっていました。それでも何回か危ないシーンはありましたが、こういう時にしっかりと勝ち切れるようにならないといけないかなと思いますし、アウェイでしたけど今日に関してはアウェイの苦しさもそこまでなかったので、もう少しやれたかなという所が正直な感想です。


Q:京都の3トップはいかがでしたか?


A:エスクデロと堀米の所はボールが入ると怖さはありますし、前を向かせるとこっちとしても後手に回る所はあったので、そこは激しく行こうという所はありましたし、イ・ヨンジェはカウンターの一発目という所で出てくる選手で、そこに関しては僕がメインで付くことになるだろうなというイメージはしていたので、そんなに問題はなかったと思います。ただ、後半は全体の運動量が落ちてきて、バランスが悪くなった時にそこにボールが入る形が何回かあったので、そこに関してはピンチもありましたけど、慌てることもなく、全体でリトリートして対応できたかなと思います。


Q:勝ち点3を何が何でも取るということなら、バランスを崩したり割り切って長いボールで都倉選手を使うこともできたのかなと思いますが、そのあたりの判断はいかがでしたか?


A:僕自身も最後は上がって、リスクを掛けて取りに行きたかったですけど、ああいう展開でこっちが焦れて前に出過ぎて、カウンターで点を取られるというのも避けたかったので、そういう意味ではある程度全体的に重くなってしまったかなと思います。ただ、僕の思う所では前半からもっとリスクを負って前に行けたと思いますし、仕掛けられたと思うので、そういうチャンスも何度かあった中でウチの精度が高くなかったというか、クロスや崩しの連携の部分でももう少しやれたかなと思います。


Q:1本パスカットから左サイドを上がり掛けて、戻ったシーンがあったと思いますが、あそこはバランスを考えた部分もありましたか?


A:アレはあのまま僕が行ったとしても単発の攻撃で終わったでしょうし、それよりも後ろを安定させるというか、僕が後ろにいた方が安定すると思いましたし、しっかりバランスを取って周りの選手が上がる時間を創った方が良いと思ったので、あそこはうまく時間を創れたかなと思います。


Q:前半は動きの少ない展開の中で、もうちょっとリスクを掛けて行っても良かったかなという感覚はあったんですね。


A:そうですね。サイドの所では剥がせていたので、あそこからいかに入っていくかというのがウチの課題だと思います。あそこでなかなか剥がし切れないというか、入り込めない展開が多いですし、結構今年勝っているのは長いボールを多用した展開で、勢いのある形で点は取れるんですけど、結果的に今日みたいに引かれた時に、いかに崩し切れるかという所かなと。そういう所をもっとやれるようになれれば、もっとチームとしても化けられると思いますし、そういうことのできる選手がいると思うので、できないんだったら言わないですし、やれる選手が揃っている分だけ精度を上げて行きたいですし、こういう暑い展開で、連戦で疲れている中でも、フリーになった時にしっかり判断して、どこに付けるか、どういうタイミングで入れるかという所は、しっかり違いとして出していかないと、先がないなと。自分たちは今は良い順位にいますけど、もっと良くしていかないといけないですし、まだまだこんなレベルで満足してはいけないと思うので、もっとチームとしても向上心を持って行きたいですし、自分としてもそういうことを伝えたいという所はありますね。


Q:ここから札幌に対峙するチームは、今日の京都のようにより対策を講じてくるチームが増えるのかなとも思いますが、そういう中で昇格争いができるということは、やりがいのある状況という印象ですか?


A:そうですね。そうやってどこのチームも自分たちとやる時には大一番だと思ってやってくれていますし、そういう風に思われるのは名誉なことだと思いますけど、しっかりとまずは色々な意味で受けないで、しっかりと自分たちの良さを出し切るという部分はもっと必要かなと思いますし、まだまだ上にいますけど、力の部分で見せ付けないといけないかなと思いますので、まだまだ頑張らないといけないと思います。


Q:37歳という年齢に差し掛かるタイミングで、こういう昇格争いができているということに関しては率直にいかがですか?


A:また刺激のある日々を過ごしていますし、やっぱり毎試合毎試合負けられないという想いでやっていますし、これがないと自分としても物足りない日々になると思いますので、そういう意味では凄くやりがいのある日々を過ごしているのかなと思います。もうちょっと長く頑張ってやりたいと思います(笑)


Q:日々サッカーに楽しく取り組めている感じでしょうか?


A:楽しく取り組めている部分もありますし、やっぱりもっと色々な部分で良くなりたいと自分自身も思いますし、チームとしても強くなりたいと思いますし、そこをできるだけ周りの選手もうまく巻き込んで、みんなで良い想いをしたいなと思います。


Q:もう1回J1でやりたいという想いも強いですよね?


A:当然ですね。去年までずっとJ1でやっていましたし、しっかりとまた全員で新たなトライをできるようにしたいですし、J1に上がってからも勝つという喜びを毎週毎週味わえるようにやっていきたいと思うので、だからこそこういう1試合1試合にこだわって頑張っていきたいと思います。


以上です。


土屋

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