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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

Jリーグレポート 2016年07月18日

J2第23節 横浜FC×熊本 試合後の横浜FC・市村篤司、南雄太コメント

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ニッパツ三ツ沢球技場で行われた
2016 明治安田生命J2リーグ第23節の
横浜FC×ロアッソ熊本は1-1のドローとなりました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
横浜FC・市村篤司、南雄太のコメントです。


(横浜FC・市村篤司)
Q:後半は10人になった相手がああいう形になるというのはわかっていたと思いますが、どういう所が一番難しかったですか?


A:後半の入りの立ち位置として、前半からサイドハーフの位置を少し変えたり、こっちとしても色々とやり方を変えながらやっていて、外からのクロスや中にクサビを打ってから2,3人目が連動する部分の使い分けという所で、チャンスは十分できていたと思うんですけど、そこで相手というよりは自分たちの精度のミスだったり、そこまで行ける場面が今までよりは本当に多かっただけに、ポストに当たったシーンもありましたけど、今回に限っては最後のシュートを決め切る所かなとは思いますね。


Q:ある程度コーナーキックも取れていましたし、相手陣内深くまで入れていたと思いますが、そうすると本当に最後の精度の部分だけという感じでしょうか?


A:そうですね。相手が1人少なかったので、そういう崩しができていたと思いますし、最後の所の精度だけがなくて、あの状況でもPKの1点だけで、流れの中から取れなかったので、他の上位にいるチームだったら逆転勝ちしていたと思います。


Q:もったいなかったゲームという感じでしょうか?


A:まずは最初の入りの5分がもったいなかったですね。


Q:試合が終わってすぐに南選手とロアッソサポーターの所へ走っていきましたが、あれは事前に話をしていたんですか?


A:いえ、全然そんなことはなくて、僕も行きたいなと思っていて、雄太さんもそう思っていたみたいで、終わってからすぐに「向こうのサポーターに一言挨拶しに行こうか」と話しました。僕もお世話になりましたし、今は大変な状況だと思うので、「頑張っていきましょう」という気持ちも含めて、ああいう風にちゃんと行けたので良かったです。


Q:このゲームを迎えるに当たって、市村選手ご自身も気持ちが入る部分はありましたか?


A:そうですね。リーグ戦の1試合と捉えようとしていましたけど、いざ始まってみたらいつもより気持ちが入っていたように思いますし、やっぱり熊本のサポーターがここに来ることや、試合ができていること自体が普通のことではないと思うので、熊本のサポーターの中に僕のことを知っている人がいれば、元気な姿や「まだできるぞ」という姿を見せて、勇気付けられればと思っていたので、自然といつもより力が入っていましたし、そういう気持ちで体を動かそうとは意識していました。


Q:ロアッソサポーターへ伝えたいメッセージはありますか?


A:僕も12月に熊本へ伺おうと思っているので、その時には一緒に何でも力になれることがあればやりますし、こちらからだとなかなか色々なことはできないですけど、僕はこちらでサッカーを頑張って皆さんを勇気付けられれば良いと思います。12月に帰ったら何かしらやりたいと思うので、「一緒に頑張りましょう」と伝えたいです。


(横浜FC・南雄太)
Q:ゲーム自体はいかがでしたか?


A:0-0で後半を迎えたいというのが今のウチのリアルな所なので、早い時間に失点をするというのはかなり想定外で、プランが壊れた感じでした。


Q:後半はああいう展開になるのはわかっていたと思いますが、攻撃の形自体は結構できていた中で、点がなかなか取れなかったのはやはり精度の部分ですか?


A:最後の精度と、チームとしてあの4-4のブロックをどうやって崩していくかという部分が、ちょっと1つではないというか、早めにクロスを上げてしまう選手もいましたし、ミドルシュートの意識もなかなかなくて、綺麗に崩し過ぎかなというのもありました。打つことで相手のディフェンスラインも出てくるので、強いチームであれば確実にこの試合を引っ繰り返していたと思いますし、同点止まりというのが今のウチの現状なのかなと改めて感じましたね。


Q:今シーズンはインフルエンザがあってから、試合に出られない時期が続いていたと思いますが、その時期はどういうことを考えながらトレーニングをしていましたか?


A:逆に何も変えないし、変わらないし、「出ているからやる」「出ていないからやらない」ではなくて、とにかく自分がブレないことだけを意識して、チームのためにやると。必ずチャンスは来ると思っていましたし、そこでチャンスが来た時に良いパフォーマンスができなければ意味がないという所もありました。元々自分がまいた種なので、他の誰が悪い訳でもなかったですし、人に矢印を向けないように、とにかく自分に矢印を向け続けるという所は凄く意識していました。結局苦しくなると人間は色々なことに逃げたくなりますし、周りのせいにするのは簡単なんでしょうけど、それでは自分にとって何にもならないですし、僕ももうサッカー人生がそんなに長い訳ではないので、やっぱり1日1日を無駄にしたくないですし、悔いを残したくないという中で、とにかくブレずにやろうと。それでチャンスが来た時に何ができるかということは、自分の真価が問われている所だと思っていましたね。それは試合に出られないと悔しいですけど、そういう部分は意識してやっていました。


Q:そういう中でチャンスが来た試合で、しかもチームに勝利がしばらくなかった状況の中で、しっかり勝ったじゃないですか。もう南選手も19年近いプロキャリアを積んでいますが、そのことで何か新たに見えたようなものはありましたか?


A:試合に出ていない時にモンテディオの山岸(範宏)さんの記事をたまたま見たんです。その中でレッズの時に土田さん(土田尚史GKコーチ)が「試合に出ていない時にどれだけちゃんとやったかで、自分にチャンスが回ってきた時に周りが助けてくれるかどうかが決まる」と。「ちゃんとやっていないヤツは、やっぱり周りが助けてくれないし、やっているヤツは自然と周りが助けてくれる」と話していたというような記事を読んで、「確かにそうだな」と思ったんです。それは凄く自分の中で1つの芯になったというか、実際に試合に出ても別に僕が良いプレーをした訳ではなかったですけど、チームが1-0で勝った中で、「ああ」と思った所もありましたし、結局サッカーの神様はそういう所を見ていると思いますしね。でも、その後に5点も取られちゃったから、あまり大きなことは言えないですけど(笑) やっぱりやり続けることの大切さと、ブレないでやることの大切さというのは、プロになって19年目ですけど、改めて感じましたね。ただ、(渋谷)飛翔は凄く頑張っていましたし、悪くなかったので、そういう所で別にある意味で「仕方ないな」と思っていましたし、彼は試合に出るに値するパフォーマンスを続けていたと思いますしね。ただ、チーム状況もなかなか芳しくない中で、必ずチャンスが来ると信じて日々を過ごしていました。


Q:今日の相手はロアッソで、このタイミングでスタメンにも復帰して対戦が叶った訳ですが、そういう意味でロアッソと対戦できたということに関してはいかがですか?


A:ウチが本当に苦しい状況だったので、あまり余韻に浸っている余裕はなかったですけどね。でも、やっぱり素晴らしいサポーターがいるクラブですし、そういう人たちの前で良いプレーを見せようというのは心掛けていましたけど、この展開になっちゃったのであまりボールが来なかったですね(笑) やっぱり勝ちたかったです。


Q:試合が終わった直後に市村選手とロアッソサポーターの元へ走っていきましたね。


A:イチと「行こうか」と言って。ロアッソの選手が行ってしまうと、僕らも行きづらくなってしまうので、その前にパッと行って「頑張って下さい」ということだけ伝えたいなと思って。やっぱり市村もそうだと思いますけど、愛着が凄くありますからね。僕がいたのは4年間でしたけど、非常に内容の濃い4年間だったので、熊本という土地もそうですし、クラブに対しても凄く思い入れがあるので、何とか頑張って欲しいと思いますし、一緒に上がって行けたらなという気持ちはありますね。


Q:ロアッソサポーターへ伝えたいメッセージはありますか?


A:メッセージか。あまり僕が上から言える感じではないですけどね。本当に良く頑張っていると思います。選手もそうですし、それはサポーターもクラブもみんなが。何とか現状を打破しようという中で、本当に過酷だと思いますよ。僕だって経験したことがないくらい試合が詰まっていて、8月にまた7連戦があるんですよね。本当に苦しいと思いますけど、やっぱりそれに負けないクラブとサポーターだと僕は思っているので、何とか乗り越えてもらいたいと思いますし、できると思いますしね。とにかく頑張って欲しいということだけですね。1日でも早く復興することを本当に願っていますし、自分も何でもいいので力になれたらいいなと思っています。またキタジたちと何かできたらなと思っていますので、とにかく上を向いて欲しいです。勝負の世界なので結果が付いてこない時もあると思いますし、ウチとやる前にも3試合ぐらい苦しい試合が続いたみたいですけど、そういう時でもバラバラにならない所がロアッソのクラブとしての凄く良い所だと思うので、何とかして乗り越えて欲しいと思います。


以上です。


土屋

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