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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

Jリーグレポート 2015年12月08日

J1昇格プレーオフ決勝 福岡×C大阪 試合後の福岡・田村友、末吉隼也コメント

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ヤンマースタジアム長居で行われた
2015 J1昇格プレーオフ決勝の
アビスパ福岡×セレッソ大阪は1-1のドローとなり
福岡が優勝、J1昇格を決めました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
福岡・田村友、末吉隼也のコメントです。


(福岡・田村友)
Q:昇格という結果を手にしたことに関して率直にいかがですか?


A:1年目でこういう経験ができたというのは
良い経験になりましたし、自信にもなったと思います。


Q:独特の緊張感もあったと思いますが?


A:リーグ戦と違ってやっぱりちょっと緊張感もあって
失点の許されない状況というのがあったので
本当に力が入りましたし、緊張したプレーも目立ったかなと思います。


Q:先制を許した時はどんな心境でしたか?


A:監督からも「失点はあると思ってやれ」と言われていましたし
失点をしてしまったのは流れも悪かったので
落ち込む部分もあったかもしれないですけど
その後は切り替えて自分たちのサッカーがやれたというのはありますし
リーグ戦で失点しても逆転して勝っている試合はあったので
その自信があって自分たちのプレーができたかなと思います。


Q:3バックで相手の2トップを見る中で
玉田選手が降りてボールを受ける場面は結構あったと思いますが
あのあたりのケアというのはどのようにしていましたか?


A:裏に出されるより足下でもらわれた方が良いと自分たちで判断したので
足下に入ってから対応しようという話はしていました。
試合中にそう切り替えてやっていました。
ただ、裏に走られて失点した場面は
玉田選手だから失点したのかなというのはあります。


Q:もともとボランチを主戦場にしていたと思いますが
3バックの一角を任されるようになって
自分が一番成長したなと思う所はどういう部分ですか?


A:元々ディフェンスはあまり得意ではなかったんですけど
今は試合に出させてもらっていく内に
対人の強さというのは自信が出てきました。
ボランチだったら360度から相手が来ますけど
センターバックだったら前からしか相手が来ないので
ビルドアップという意味では自分の持ち味が出せるのかなと思います。


Q:去年までは大学でプレーされていた中で
Jリーグでプレーするレベルに近付けているという手応えはありますか?


A:手応えは本当にあります。
相手も大学にはいないような選手ばかりなので。
でも、1試合1試合センターバックというポジションが新鮮で
何も考えずにやれたというのが良い方向に繋がったのかなと思います。


Q:セレッソの攻撃陣はいかがでしたか?


A:山口選手から田代選手にシンプルに当ててきたり
自分たちが引いている状況になったら逆に中盤で回してきたりという印象で
縦に速いサッカーもできれば、遅らせてサッカーもできるという
頭を使ってやってくるサッカーという印象があります。


Q:試合終了のホイッスルが鳴った瞬間はいかがでしたか?


A:「信じられないな」という感じでした。「奇跡が起きた」みたいな。
なんか喜んでいたんですけど、ビックリという気持ちが大きかったです。


Q:ゴールが入った瞬間はいかがでしたか?


A:今まで北斗さんが決めた時に喜びに行ったことはなかったんですけど
初めて行ってしまいました(笑)
普段ホームの時はそこまで行く体力とかも考えて行かなかったんですけど
今回は嬉し過ぎて行ってしまいました(笑)


Q:北斗選手の前にボールがこぼれてきた時に
「行った!」と思いましたか?


A:いや、正直「打つな!」と思いました(笑)
角度がないと思ったので「打つな」と思ってしまいましたけど
結果的には良かったです。


Q:地元のご出身で地元のクラブを
J1に上げたということに対して感慨はありますか?


A:自分が上げた感はないですし
前が点を決めてくれて上がったと思っているので
そんな感じはないですね。嬉しさはメッチャあります。


(福岡・末吉隼也)
Q:立ち上がりは相手の方が勢いがあったように見えましたが
そのあたりはいかがでしたか?


A:相手は絶対に勝たなくてはいけない状況だったので
それでも受け身にならずに、自分たちも隙を見てカウンターだったり
良い位置でセットプレーも取れていましたし
そこは点に繋がらなかったですけど
ある程度予想通りの展開になったのかなと思います。


Q:序盤のセットプレーはファーに蹴ることが多かったですけど
あのあたりは狙い通りでしたか?


A:いや、ちょっとミスもあったんですけど
GKが大きい選手だったので「そこを外して蹴ろう」と思ったら
結構大きくなってしまったのでなかなか難しかったですね。


Q:無回転FKも前回よりは枠を外れていましたね。


A:ちょっと遠かったので力んでしまったというのはあるんですけど
序盤だったので中途半端に終わるより
シュートで終わった方が良いかなと思っていました。


Q:失点した直後というのはどういうことをピッチで話していましたか?


A:やられたのはしょうがないので
自分たちがどうやって1点を取るのかですよね。
意外と相手が受け身になって結構下がったので
セカンドも拾えるようになりましたし、サイドも使えるようになったので
この攻撃を繋げたら絶対に1点取れると思っていましたし
2点目を取られたらもう終わってしまうので
相手のカウンターや一発というのをケアしながら
サイドを広く使って攻撃できればいいかなと。
左サイドを結構破れていましたし
そこを使って良い形で点を入れられたので
ああいった形をどんどん出していけたら良いなと思います。


Q:ウェリントン選手も山下選手に結構抑えられて
いつもほど競り勝てなかった印象もありましたが
そのあたりの難しさもありましたか?


A:やっぱりウェリントンは警戒される選手ですし
一番ヘディングの強い選手が付いているので
そこでウェリと競ることで「あまりヘディングは飛ばせないな」と思って
若干ボランチも前目でセカンドボールを拾えるようなポジションも取れていて
後半はある程度セカンドも拾えるようになって
二次攻撃、三次攻撃とできていたので
別にウェリが勝てないから攻撃できない訳ではないですし
セカンドを拾える位置にいれば攻撃できるかなと思っていました。


Q:失点したとはいえ、後半の早い時間帯でしたけど
そこまで焦りはなかったですか?


A:個人的には全然焦りはなかったですね。
1点入れるチャンスはできるかなと思っていましたし
前半ほどそんなにプレッシャーもなかったので
上手くボールを運べたらサイドで数的優位も創れていましたし
「1点入るだろうな」という気はしました。


Q:1点取られても1点返せば良いというレギュレーションが
プラスに働いた所もありますか?


A:そうですね。逆転するとなるとちょっと焦りというか
時間がなくなればなくなるほどミスも出ますし
1点取れば良いという心理状況は
試合のコントロールに影響したと思います。


Q:ゴールシーンは結構角度のないシュートで
田村選手は「『打つな』と思った」とおっしゃっていましたが
末吉選手はどういう風に見ていましたか?


A:タカさん(中原貴之)が空振ったので
「ああ、終わったな」と思いました(笑)
でも、北斗さんが走ってきていて
「入ってくれ」と思ったら入ってくれたので。
ああいった崩しはできていたので、いつか入るかなとは思っていました。
あの空振りの時はホント「終わったな」と思ったので(笑)
入って良かったです。


Q:入った瞬間はいかがでしたか?


A:「1点入れればいいだろ」という気持ちでいましたから
残り時間も少なかったですし
あの角度からまさか入るとは思わなかったですけど
結構興奮しましたね。


Q:準決勝が終わった時にもお聞きしましたが
福岡のご出身で地元のクラブに今年戻って来られて
この間は決勝進出でしたけど、今回はJ1昇格した訳じゃないですか。
改めてそのことに関してはいかがですか?


A:移籍してJ1に挑戦して試合に出られなくて
悔しい気持ちもありましたし、レンタルで大分に行って
去年もJ1に上がりたかったんですけど
その2年間でJ1昇格に対する気持ちというのが凄く大きくなりましたし
今年に懸ける意気込みというのは個人的にもですけど
会社的にも「懸けているんだな」という強い気持ちも感じた中で
こういった結果を出せたので充実感はありますね。


Q:「最高!」って感じですか?


A:そうですね。空振った時は終わったと思いましたけど(笑)


Q:昨日のチャンピオンシップで広島の森保監督が
「年間順位1位でこの大会に出てきて、ここで負けたら
1年間やってきたことの自信が選手に付かないんじゃないかという怖さがあった」と
おっしゃっていたんですけど
福岡も今シーズンこういう成績でプレーオフに出てきて
ここで結果が出ないことに対する怖さというのはありましたか?


A:怖さはなかったですけど
プレーオフに入る前と今とで改めて思ったんですけど
「やって良かったな」と思いますけどね。
もちろん結果が出たからですけど
プレーオフでこんな勝ち方ができましたし
こんな引き分けでもOKで上がれるというのはなかなかないことなので
これで負けていてミックスゾーンに出てきていたことを考えると怖いですけど
この経験は本当に大きいと思いますし
選手生活で何回あるかわからない経験なので
これを生かして来年頑張りたいなと思います


Q:もう1回やりたいですか?


A:いや、もういいですね(笑)
自動昇格が良いです(笑)


以上になります。


土屋

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