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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
藤枝総合運動公園サッカー場で行われた
天皇杯静岡決勝(第20回スルガカップ争奪静岡県サッカー選手権大会)の
藤枝MYFC×Honda FCは4-3で藤枝MYFCが勝ちました。
以下、試合後の囲み取材における
藤枝・大石篤人監督、大石治寿、奈良林寛紀のコメントです。
(藤枝・大石篤人監督)
Q、ゲームを振り返っていただけますか?
A、途中から出た選手がケガをしてしまって
GKを含めて9人で守らなくてはいけない時間帯もあったんですけど
10人であれば今までJ3の中でもやったことがあるので
やられないだろうなと思っていた中で
さすがに9人ではHondaさんは本当にボールを回すのが上手いので
そういう所でやられてしまったという所ですね。
前半の立ち上がりからしっかり自分たちのサッカーができて
後半の10分でもう一度取ろうという形で狙い通りに点数は取れたんですけど
そのあとに油断なのか1つ1つのプレーのミスで
自分たちから難しくしてしまったというのが
今日のゲームの流れだったんじゃないかなと思います。
Q、失点もミスからでしたね。
A、そうですね。3つともそうだと思うんですけど
基本的にボールを大事にしなくてはいけないと言っている所で
ボールを大事にし切れていない現状があることと
後ろを含めてケガ人であるとか、
前も登録の関係で本選には違うメンバーも関わってくると思います。
ウチの選手たちには最低の目標として「エスパルスとやろう」と
いうのは言っているので、本選は何とか次の所を勝ちたいなと。
そのあたりの部分では勝ったことに関しては良かったですけど
内容に関してはあまり納得のいく部分ではないので
最後の写真撮影もみんなちょっと笑っては喜ぶことができなくて
それは大変申し訳ないなと。
いつもサポーターの方にはハラハラドキドキさせてしまって
普通に4-0で終われば良い所を自分たちで首を絞めてしまい
難しくしてしまったなという気はしますね。
Q、終盤人数が少なくなったことはありましたが
相手の15番に掻き回された印象もありましたが?
A、相手の左サイド、ウチの右サイドで翻弄されてしまったので。
ただ、交替枠はその前に使ってしまった部分もあったので
その部分ではちょっと変化は難しかったかなと思います。
その中でもやっぱり最後に体を張って守るという所で
確かに3点取られていますけど、沓掛と望月のCBが
もうちょっと取られてもおかしくないかなというぐらいの所で
しっかり体を投げ出したりという部分はありましたし
特に沓掛は先週までボランチをやっていた所を
今回またCBでとやってくれた部分もあるので
チームの事情の中でしっかりとやっている部分は大きいと思います。
ディフェンスリーダーの福王が肉離れをしてしまっているので
それでだいぶチームが崩れてしまう可能性もあった中で
立ち上がりは沓掛と望月も集中して、相手の9番にプレーさせなかったんですけど
だんだん9番にボールが入る形になってしまったのと
9番の次のセカンドボールの所で前半は富井がしっかりできていたんですが
後半はちょっと運動量が落ちて、相手に運ばれる部分が出てきてしまったなと。
HondaさんはJ3にいたら上位にいてもおかしくないようなチームですし
そういう部分では僕たちはチャレンジしながら次へ次へという所なので
相手がどうという部分ではないと思います。
寂しいのは今回自分たちのサッカーが最後まで90分通してできないという所ですね
前半のスタートのように、あれを90分こなしていけた時には
J3でも上位とは戦えているので
その辺りの部分でもう1個上のランクのチームとやった時に
やっぱり続けられる、継続できるパワーというものを
今後は付けていかなくてはいけないですし
そればかりは公式戦じゃないとできないので
そういう所も含めてまだまだ成長が足りないなと思いますね。
Q、前半に関しては、力の差を見せられたという感覚はありましたか?
A、別にそこまではないですね。
Hondaさんがうまく展開をした時に関しては
やられてもおかしくなかったシーンはあったので。
ただ、そのあたりは最後の所でしっかりディフェンスラインが
対応できていた部分もあって、その前の段階でもっとシャットアウトして
そこまで入れないというのが今回のゲームプランだったにも関わらず
そこを突かれてしまった部分というのはありますね。
本当にビデオを見てもHondaさんは上手いので
その中でもやっぱり3失点はいらないですけど
4点取ったことに関しては良いんじゃないかなという風に思います。
Q、カテゴリーの差に関してはいかがですか?
A、カテゴリーの差はないと思います。
J3だからとか、JFLだからという差はまったく選手たちも考えていないですし
事前にミーティングでも何度も言っていたので
特に入りはああいう形で久富から点が入ったというのも大きいですけど
ちょっと久富にトラブルがあって、3点差が付いたので
少し早い段階でちょっと替えてしまったんですけど
彼が攻撃のスイッチになる選手なので
そこを替えたことによって色々な部分で
後手に回ってしまった部分もあるかなという風には
結果論ですけど今ちょっと考えています。
3点差が付いていたので大丈夫だろうという判断だったんですけど
大丈夫ではなかったですね(笑)
(藤枝MYFC・大石治寿)
Q、試合を振り返っていただけますか?
A、本当に良くなかった試合だったと思います。
自分も決めなきゃいけない部分を決めていなかったりとか
最後のあれを決めなきゃ何を決めるんだという話だと思うので
決めていれば本当に楽な展開になっていたと思うんですけど
本当に自分自身の力不足だと思いますね。
Q、入りとしては完璧だったかなと思いますが?
A、そうですね。内容としては本当に良くなかったですけど
少ないチャンスの中で決められたというのは良かったかなと思います。
でも、正直本当に良くなかったなという印象の方が強いですね。
Q、立ち上がりも良くなかったですか?
A、やっぱり力が入り過ぎていたのか
凄くぬるい試合だったなと思います。
Q、後半の最後は人数が少なくなったにしても
あそこまで攻め込まれたのはどういう要因があったと思いますか?
A、ボールにプレッシャーが掛からなかったというのが一番で
自分たちからしっかりボールにプレッシャーを掛けるという意味で
ほとんどプレッシャーが掛からない状態で
好きなようにやられたなという印象ですね。
高いラインでコンパクトというのは狙っているので
そこはプレッシャーがなかったらやられるような展開になるなと思いますね。
Q、2点目はワンタッチでしたが狙っていた形ですか?
A、本当に良いボールが来たので
とりあえず当てることだけに集中してという感じですね。
どこを狙ったとかはなかったです。
Q、チームの3点目も前から守備をして、そこから奪ったゴールでしたね。
A、そうですね。良い形で取れて、それがゴールに繋がったので
一番自分たちがやりたいようなサッカーができたんじゃないかなと思います。
Q、静学コンビが2点ずつ取ったような形になりましたね。
A、そうですね(笑)
たぶんOB、関係者が取り上げてくれると思います。
静学には本当に色々とやって下さる方がいるので(笑)
その方がネットに載せてくれると思います。
Q、今シーズンは多少ケガで出遅れた部分もありますね。
A、そうですね。リーグ戦でほとんど点を取れなかった時期もありましたし
いまだにまだ5点しかとっていなくて、その内でPKが2本という形なので
本来の形というのが出せていないシーズンだなというのは感じています。
今日みたいな形ができて、中で自分が一番良い状態でプレーできれば
もっと点が取れるかなと思いますけど、まだまだ物足りないですね。
Q、得点感覚は戻ってきている感じですか?
A、そうですね。点が取れているというのは良いことだと思うんですけど
それ以上にもっとやらなくてはいけないことだったり
しっかり走って前から守備してというのも
もっともっとやらないといけないと思いますし
まだまだ体は動けると思います。
Q、2点ともワンタッチゴールで"らしい"ゴールだったと思いますが?
A、ドリブルでというタイプではないので
仲間を信じて中で待っていて、そこでしっかり決めるという力を
自分の中で身に付けようとはしていますし
そこが良い形でもっともっと出てくれば良いなと思います。
Q、2点とも駆け引きで勝ったような感じでしたよね?
A、そうですね。相手とやり合わないというのが一番なんですけど
気にせずスペースでボールを待っていれば来ると思うので
相手の前に入ることだったり、相手を食い付かせて
別のスペースに入ったりというのはできると思います。
あの2点は本当に自分の理想の形ですし
あそこで本当に自信を持って中で待っているので
あとは良いボールが来ればというのをずっと待っていて
それで決められなかったら自分の力不足だなと思います。
Q、本選へ向けての意気込みはいかがですか?
A、トーナメントなので、どんな形でも勝たないといけないと思うので
そこは本当にしっかり守って点が取れるように
良い準備をしたいなと思います。
(藤枝MYFC・奈良林寛紀)
Q、後半は監督からどういう指示がありましたか?
A、前半の最後ぐらいから相手に握られる時間帯が長くて
前半の最初のあたりはハマっていたんですけど
徐々にHondaさんのパスサッカーに付いていけないというか
プレッシングが掛けられなくなって
そこを改善しようとして後半に臨んだんですけど
後半はほぼチャンスはなかったかなと思います。
Q、相手の15番が入って展開がややこしくなった感じはありましたか?
A、あの時間帯にああいうスピードのある選手が入ってくるというのは
どのチームも嫌だと思いますし、そこでちょっと裏の対応という所を
疎かにしてしまった部分で失点に繋がってしまったかなと思います。
自分たちのミスで招いた失点だと思います。
Q、相当ディフェンスラインを高くして前からプレスを掛けていましたが
あれは練習からかなり徹底してやっている感じですか?
A、チームのコンセプトとして前線からのプレッシングと
それに連動して後ろのラインを高くしてコンパクトにするという所を
練習から徹底してやっていますけど
ちょっと相手のボールにプレッシャーが掛からないと
逆にそれは諸刃の剣でもあるので
プレスが掛かっていない時にしっかり今度はブロックを敷くような
大人のサッカーというか、そういうことをピッチの中の自分たちで
判断していかなくてはいけないのかなと思います。
Q、チームのスタイル的にはどういう方向を目指していますか?
A、意識としては"超攻撃的"なんですけど
前線からのプレッシングが次の攻撃に繋がっているということで
守から攻への切り替えの速さだったり
逆に攻撃していて奪われても奪い返して2次攻撃とか
攻撃するための守備というのをもっともっと精度を上げていきたいですね。
今日はトップ下の2枚を置いている形で
相手のボランチの所がボールを握るという分析だったので
そこからプレッシャーを掛ける所を意識したんですけど
前半の残り10分くらいからそこは機能しなくなって
押し込まれたかなと思います。
Q、天皇杯の本選に向けて一言いただけますか?
A、今日は凄く課題の残る試合だったんですけど
次に繋がったのでそこはポジティブに捉えて
今日の反省というのをしっかり踏まえて
1週間準備して次の試合に臨みたいと思います。
以上になります。
土屋
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