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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
秋田市八橋運動公園陸上競技場で行われた
2015 明治安田生命J3リーグ第18節の
ブラウブリッツ秋田×AC長野パルセイロは1-2で長野が勝ちました。
以下、試合後の記者会見における
秋田・間瀬秀一監督のコメントです。
(秋田・間瀬秀一監督)
自分が思った以上にこの雨で濡れたピッチでの試合が
実際に戦術的に、技術的に長野パルセイロが自分たちより上回っていたと。
ですので、ほとんど相手がボールを繋いで攻撃をし、
それを受け構えて数少ないチャンスでゴールを狙うという展開になりました。
でも、この展開でも十分に勝機はあったと思います。
ただ、今の自分たちには"持続力"、走力や体力も含め
集中力、最後まで連携を続けるというような
そういう"持続力"が足りない所を今
自分たちで補えるように声を掛け合ってトライをしている中で
ものの見事に90分間の1試合の内に2度も
そこが足りないというような出来事が起こりました。
Q、今ちょうど"持続力"という言葉がありましたが
今シーズンを振り返ると引き分けが少なく1点差負けが多いと思います。
今シーズンを通してそういう傾向が見られるのですが
そこはどう改善していくべきなのでしょうか?
A、まずは勝つか、引き分けるか、負けるか
3つしかないこの勝負の世界で
僕の中に引き分けで勝ち点1を取るという考えが一切ないんですね。
なので、引き分けの状態で完全に引いて守ろうとか
勝ち点1を取りに行こうとか、
とにかく今の状況を守り切ろうというようなことを
選手には一度も言ったことがないです。
そして自分たちが成長し、少しでも上を狙うのであれば
白黒付けてでも勝ちに行くというスタンスを自分は変えるつもりはないです。
何もそのことに関しては選手だけに原因があるとか
そのようには思っていないですし、その中で選手たちは必死に戦っています。
どのように改善できるかは、まさに"持続力"を付けることですね。
逆に言えば1点差で負けているのであれば
2点差、3点差を付けられることがほとんどないという所まで来ていると思います。
なかなか連敗が続いたりとか、結果でモノが見られがちなので
この状況でポジティブなことを言う人はほとんどいないでしょうけど
逆に言えば去年のことは知りませんけど
やはり2点差や3点差を付けられることがほとんどないと。
そういう所までは来ていると思います。
そこまで必死に戦える部分というのが選手の中に付いてきているとも思います。
Q、4連敗という結果についてはいかがでしょうか?
A、連続して負けているのも事実ですけど
もちろん対戦相手があることなので
流れの中で4つの試合を落としたという事実で受け止めています。
試合前にも選手には「3連敗していることは一切気にするな」と言いましたし
過去に起こったことなので、この1週間しっかり準備したことを
今節であれば2位の長野パルセイロに対して
どれだけ準備したことを出してやれるかと
そこに集中して試合に臨みました。結果は2-1の負けですけど。
Q、「ポジティブなことは言えない」とおっしゃいましたが
連敗が続いています。今日は雨の中でサポーターも来ています。
サポーターにメッセージや伝えたいことがあれば話していただけますか?
A、なかなか勝てませんが、もちろん結果のためにやっています。
結果が大事です。それを踏まえて選手たちが何を大事にして
人生の何をこのピッチで懸けて、そして戦えているのか、戦えていないのか
そういうものを見ていただきたいなと。
それを踏まえた上で私はお客さんに楽しんでいただきたいですし
厳しい言葉も受け止めますし、ピッチで起こっていることが事実ですので
捉え方というのは色々あると思います。
でも、私も選手たちも何とかこの"秋田"という名前を背負ったこのチームで
このユニフォームを着て、何とか秋田市民の、秋田県民のプライドというものを
ピッチで出したいと思っています。その気持ちは一切濁っていません。
Q、前半の25分くらいから失点するまではかなりチャンスもあって
攻撃する時間も長かったと思いますが、あの時間帯で良かった所は
どのように捉えてらっしゃいますか?
A、ポジティブな意見を言っていただいて(笑)
自分はその攻撃回数が多かったのか、その時間が長かったのか
そこまでそういう風には捉えていないですけど
本来自分たちは相手を見て、主導権を握るという意味では
奪った後に速く前にボールを運ぶというコンセプトでやっているんですよね。
なので、今日話したこの濡れたピッチでも
それが可能になった時間帯にはそれができたんだと思います。
それに試合というのは本当に色々な流れがあって
1つのミスや1つのピンチで気持ちが退けたり
1つのチャンスや1つのプレーで気持ちが強気になったりするので
今おっしゃって頂いた時間帯というのは
何か1つのプレーや1つのシュートで流れが来て
自分たちが強気に行った時間帯だと思います。
Q、後半は熊谷選手を入れて、あそこに結構ボールも入って
ゴールも起点は熊谷選手だったと思いますが
彼に期待した所と実際に彼が出してくれた成果についてはいかがですか?
A、"持続力"であったり、自分たちの弱さと今全員で戦っている中で
彼は本当に日々筋トレにも取り組み、走りにも取り組み
ウチのチームで走れる方ですけどそれに驕らず
さらなるスタミナを付けようと練習していますよね。
今日の試合は途中からでしたけど、そこが際立ったと思いますよ。
彼の走力と小柄で細いながらも体を張る所も。
そこで少し優位に立てた所が、彼が本来持っている
ボールを収めたり、前が見えたり、
そこにスルーパスを出せるというものに繋がって
チームに後半もたらしたものは大きかったと思います。
以上になります。
土屋
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