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このブログについて

J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

スタッフブログ 2014年11月24日

J2第42節 試合後のFC岐阜・木谷公亮コメント

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本日行われた京都×岐阜戦をもって、
木谷公亮選手は14年間のプロキャリアに終止符を打ち、
現役を引退することになりました。
以下、試合後のミックスゾーンにおけるコメントです。


Q、現役最後の90分間はどうでしたか?


A、ピッチに入るとそんなことも忘れるというか、
本当に後悔なくという感じで決めたことだし、
思い切りできたし、終わって悔いもないし、
本当に気持ち良い90分だったかなと思います。


Q、ウォーミングアップの時はどういうことを考えていましたか?


A、特に感傷に浸っている場合じゃないというか(笑)、
そういう感じでやらない雰囲気になっていて、
普通の試合に臨むという感じの
アップだったり、ミーティングだったりでしたよ。
周りは「木谷最後だぞ」とか言ってくれるんだけど、
本人的にはあまり意識もせずにという感じでした。


Q、ゲーム内容的にはどうでした?


A、まあ無失点には抑えたけど、
相手に何人かうまい選手がいるというのもわかっていたし、
ただこっちも結構チャンスがあったので、
0-0だったけど勝ってもおかしくなかったし、
またはどこかでやられたら負けてもおかしくなかったというか。
良い試合だったんじゃないですか。


Q、大黒選手とのマッチアップが楽しかったようですが。


A、ちょっと目を離したら
いつもオフサイドラインギリギリの所を狙っているので、
その逆にこっちも意識すればオフサイドになるし、
そういう意味ではオフサイドもいっぱいあったから
やっていて楽しかったですよ。
そんなの向こうはどうでもいいでしょうけど(笑)
片想いです(笑)


Q、久しぶりにそういう感覚を持ってやれたんじゃないかと
思うんですけど。


A、そうですね。そういう駆け引きだったりというのは、
周りから見ていたら球際でガツンと行ってという所が
目立つかもしれないけど、
そうやってボールに触れなくても守れるというか、
そういうのは凄く楽しかったですね。


Q、タイムアップの瞬間はどういうことを思いましたか?


A、今日の試合のことが先で、
勝ちたかったですけど、失点して負けたくなかったので、
無失点で終われたなと。
引退に関しては、これで終わりということに
少しホッとした気持ちがありました。


Q、最後にトラメガで何て言ってたんですか?


A、「ありがとうございました」って。
「FC岐阜をこれからもよろしく」ぐらいしか言ってないですけど(笑)
胴上げもいつ落とされるかって(笑)


Q、CBでパートナーを組む選手は若い選手が多いですけど、
彼らの成長に面白みを感じる部分はありましたか?


A、必死にこっちもやっているので
やりながら面白みというのはなかなかどうかなと思うんですけど、
「コイツ、こういうことをすれば良くなるのに」というのは結構あるから、
試合中に掛ける声だったり、意識させることだったりというのは
そこに絞ってやっていたりしますけどね。
それをすれば「コイツ、良いポテンシャルを持っているのにな」って
いう選手はいるんで。
例えば今日一緒にやった関田なんかは
ポテンシャルだけ考えたらJ2にいる選手じゃないと思います。


Q、実際今日やっていても「まだまだ全然できるな」って
思っていると感じますが、いかがでしょうか?


A、どうですかね。
単発だったらできるかもしれないですけど、
1年通して考えた時に、ケガもしたし、
そこからの復帰の過程に関してもちょっと厳しかったし、
そういう中でチームの成績に貢献できたかというとそうでもないし、
それは引退となってから試合をしてみて感じる部分と違うと思うので、
そのへんに対して「やっぱりやれるな」というのはないですね。


Q、岐阜というチームの可能性や今後を
どういう風に感じていますか?


A、もちろん去年からも大きく変わったし、
良い若い選手もたくさんいるので、
ベテランと若手がうまくミックスされれば
もっともっとよくなると思うし、
今年はなかなか順位も期待通りという訳には行かなかったですけど、
これからの飛躍の土台になった1年になったと
今後思えればいいんじゃないですか。


Q、今後はどういうことをしたいですか?


A、指導者になりたいです。
まだ今日終わったばかりなので後々というかですけどね。


Q、引退をはっきり決断したタイミングはあったんですか?


A、ここだというのはそんなにないですけど、
それまでももちろん現役にこだわって練習もしていたし、
やっぱりチームの中の状況というのを自分の中で感じながら
決めた部分もあるので、もう1年やるのかどうかで
やった時にどうなるのかも色々考えながら、
そんなにハッキリとわかって決めた所はないけど、
終わり方というのは少しずつ何年か考えていた部分はあるから、
そういう部分では決める時はあまり悩まずに決めました。


Q、やり切った感はかなりありますか?


A、まあ搾り出して搾り出して
そんな華やかなキャリアでもないし、
そういう選手でもなかったので、
ここまで良く搾り出してやれたかなと自分でも思いながら、
決めた所はありますね。


Q、プロ生活の14年間を振り返ってみて
一番印象に残っている事は何ですか?


A、何ですかねえ。
試合とかもよく聞かれるんだけど、
これっていう1つドカンっていうのはあまりないんですよ。
でも、プロになった所かな。
その出来事が一番大きかったな(笑)
そもそも「来て下さい」って言われたり、
大学の途中からずっと見てもらってという感じではなくて、
4年の11月の終わりとかにセレクションを受けて
そこで獲ってもらったから。
今でもそれがなかったらと思うとゾッとするくらいで。
「俺、大丈夫だったのかな」って(笑)
「何考えてたんだろう」って。
大学4年の今の時期まで何にも決まってなかったんだから。
でも、セレクションなんて絶対獲るって
感じではないじゃないですか。
それで引っかかって2週間くらい練習して仮契約だから、
本当にその時の大宮の方には頭が上がらないですよ。
奇跡でしょ(笑)


Q、その大宮時代に印象に残っていることは何ですか?


A、サッカー自体がちょっと特殊な部分もあったので、
大学とのギャップというか、そういう所で凄く勉強になったというか、
試合はあまり出てはいないんだけど、
サッカー観という所では大宮に行って凄いできたかなと思うし、
出会う人々がそういうサッカー観が強かったから、
1年目や2年目は僕にとって必要だったなと。
あのチームは組織の中で
ピムから繋がっているオランダサッカーが凄くて、
今でもそういう人たちと話すと特殊なサッカー用語が出てくるというか、
「ああ、近頃聞いてねえな、その言葉」みたいな(笑)
そういうのが凄く心地良いというか。


Q、鳥栖でJ1にデビューした時は
J SPORTSのLIVEカードでしたけど(笑)
やっぱり感慨はありましたか?


A、やっとという感じはあったかもしれないけど、
18歳でデビューしているヤツはデビューしているんで、
「34歳でJ1デビューどうですか?」と言われても、
J1ってそういうヤツらばっかりだから、
そこの苦労をそんなに自分の中で美化したくはないなと(笑)
そういうのはあったと思うんですけどね。
ただ、そこに来るまでに色々な人に支えてもらったという部分で、
そういうJ1という舞台を踏めたということは
良かったと思うんですけど、
サッカー選手として考えたら何事もなくというか、
いきなり特別指定で出ちゃうヤツもいるんだし、
そういう部分で大喜びという部分でもなかったと思いますけどね。


Q、J1での出場試合数は"4"という数字が残っていますが、
その数字に関して思うことはありますか?


A、もちろんもっとJ1でやりたかったです。
年間通してそういうチャレンジはしたかったなと。
でも、それができなかったのも自分の責任だし、
自分の力不足だと思うからね。
J1でやりたい人はいっぱいいる訳で、
その中でそういうチャレンジを十何年してきて、
さっきと話は逆になっちゃうけど、
十何年やってきての4試合なので
ゼロよりは辿り着いたんだという部分で良かったかなと。
少ないとも思うし、よく"4"という数字が付いたなとも思います。


以上になります。
時間の制約上、聞きたかったことをすべて聞けた訳ではなく、
そのあたりはご容赦いただければと思います。
また、ほとんど話し言葉をそのまま使っていますので、
少しでも雰囲気が皆さんにも伝われば幸いです。
J1デビューの話なんかは実に木谷さんらしいなと(笑)


ご本人もおっしゃっていましたが、
確かに華やかなキャリアではなかったかもしれないけれど、
J1とJ2を合わせて322もの試合出場を重ねた
そのサッカーに対する情熱には感服するしかありません。
最後まで淡々と、それでいて熱い魂を胸に抱きながら
ピッチに立ち続けた木谷選手に
心からの「お疲れ様でした」を送りたいと思います。


土屋

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