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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

マッチレビュー 2014年04月13日

J1第7節 鹿島×新潟マッチレビュー

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J1第7節 
鹿島アントラーズ×アルビレックス新潟@茨城県立カシマサッカースタジアム
解説:林健太郎 実況:八塚浩 インタビュアー:中田浩光


【鹿島アントラーズ トニーニョ・セレーゾ監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、まずは90分を振り返って一言お願いします。


A、90分間選手たちが非常に意欲的に取り組んでくれましたし、
結果は伴わなかったかもしれないですけど
非常に内容的にも良かったと思いますし、
前半は全員で意欲的にやっていた所もありますし、
後半もパワーダウンせずにやっていました。
相手チームは守から攻への切り替え、
特にゴールへ向かった時のスピードは非常に迫力がありましたし、
そういった部分はあったかもしれませんけど、
内容に関しては選手たちの意欲や勝ちたい気持ちが
コンスタントに出ていたので、
時には内容が良くても結果が伴わないことも
この長いシーズンの中ではあると思いますし、
ホームアウェイ問わずJリーグというのは
非常に競争力が高くなっていますので、
こういう結果もあるのではないかなと思っています。


相手のことも称えなくてはいけないと思いますけど、
自分たちも数多くのチャンスを創ることはできました。
ただ、最後のゴールという結果に繋げることはできませんでしたけど、
その過程すら創れなかったら少し問題になると思いますが、
これだけの内容を示すことができたというのは良かったので、
全員で引き続き、連戦もしっかりと勝ち抜いて行きたいと思います。


Q、今日はダヴィ選手が出場停止で、
その影響が大きかったかどうかと
代わりに出た赤﨑選手の評価をお聞かせいただけますか?


A、ダヴィ選手のいない穴というのは
色々な意味で得点をするという所で
長くJリーグを経験していますので、
そういう事情は皆さんが見ても現れていると思いますけど、
逆に赤﨑選手のプレーに僕は非常に満足するものがありましたし、
技術という所でもしっかりしていますし、
チームが流動的にボールを動かしたいという所で
非常に良い顔出しと捌きもできていました。
球離れも非常に良かったと思いますし、
またチームに新たな選択肢を与えてくれたのではないかなと思っています。


【アルビレックス新潟 柳下正明監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、今日はゲーム前に
「トップチーム相手にどこまでやれるか楽しみだ」とおっしゃっていましたが、
そのアントラーズ相手に勝ち点3を取りました。
今日のゲームを振り返って頂けますか?


A、非常にスピーディーでタフなゲームをお互いがして、
ハーフタイムにも選手に伝えたんですけど
「ちょっとした油断や隙を見せたらやられるよ」と。
でも、選手たちは非常に高い集中力を持って、
勝ちたいという強い気持ちを持って戦ってくれた結果、
勝ち点3を取れたと思っています。


Q、ということはハーフタイムに指示で出された
"隙"という場面で考えると、
今日は90分フルに"隙"を見せなかったと考えてよろしいでしょうか?


A、そうですね。
最後は危ない場面も何回かありましたけど、
最後の最後はフリーで打たせることはなく、
誰かがブロックに行って、相手にプレッシャーを掛けていたので、
そのあたりは非常に粘り強くやれたと思います。


Q、それから先制ゴールを挙げた川又選手は
90分の動きはいかがだったでしょうか?


A、攻撃に関しては動き出しで基点に何度かなっていたし
良かったと思いますけど、
守備の所で少し休みが見られたので
そういう所をアントラーズは突いてくると。
特にあの2人のボランチが時間を創って、
展開されてという非常に難しいゲームになりましたから、
攻守やれるようにして欲しいなと。


Q、次は広島と上位対決が続きます。
次に向けて一言戴けますか?


A、その前にナビスコがあるので、
今日は少し休んで明日から考えてやります。


【林健太郎氏のレビュー】
(鹿島)
トニーニョ・セレーゾ監督も
内容的には非常に満足している様子でしたが、
少し悔しさを押し殺しながらという感じのインタビューでしたね。


最後の時間帯を見るとFWの選手が
頭数が足りていないのかなという感じはしましたよね。
ダヴィの代わりという意味では赤﨑もやれることをやったと思いますけど、
赤﨑が交替してからはFWがピッチからいなくなりましたからね。
そこは監督としても難しかったと思います。


赤﨑がベンチにいると
点が欲しい時に2トップにしたりという選択肢も増えますから、
これだけ赤﨑がやったというのは
チームにとって大きいと思います。
本人もある程度手応えは掴んだと思いますよ。


2失点目は最後の部分は仕方なかったと思いますが、
ハーフタイムにセレーゾ監督が話していた
リスクマネジメントが後半は若干おろそかになってしまったかなと。
スペースを与え過ぎてしまったかなと感じはします。
やっぱり点が欲しいですから、
伊東も山本も高い位置を取る中で、
そこのスペースですよね。


ただ、やっぱり小笠原と柴崎を中心に
遠藤も絡んでのボールの中盤での動かし方は
非常に質が高かったと思います。


(新潟)
本当によくまとまっていましたよね。
特にチームのスタイルというものがハッキリわかるので
見ていて面白いです。


6試合で4失点というのは十分上位に入る数字だと思いますね。
やっぱり守備がいいので
相手のコートで奪う回数がもっと増えてくると
よりゴールへの距離が近いですから、
チャンスは増えてくると思います。
それから昨シーズンからの課題という意味では
ポゼッションした時の攻撃の形ですよね。
その辺の質を高められれば、得点が入るかどうかは別として、
チャンスの数は増えてくると思います。


ディフェンス面では人にしっかり付ける所が良いですね。
ボールを持っている選手に対しては
もちろんプレッシャーを掛けに行きますし、
それ以外の選手もスペースを守るより
人にしっかり付くことをやっていますから
相手に自由を与えないですよね。


【Jリーグブログ的データ】
J1第7節
鹿島アントラーズ 1-2 アルビレックス新潟

入場者数:11,953人 天候:晴れ、弱風
気温:17.7度 湿度:22%
主審:飯田淳平 副審:越智新次、作本貴典 第4の審判員:金井清一


《得点者》
<鹿島>
31'土居聖真③(アシスト:山本脩斗)
<新潟>
20'川又堅碁②(アシスト:成岡翔)
74'オウンゴール(青木剛)


《選手寸評》
<鹿島>
GK曽ヶ端準...217試合連続出場のJ1新記録を勝利で飾れず
DF伊東幸敏...岡本とキム・ジンスに決定的な仕事は許さず
DF青木剛...ラインコントロール含め奮闘もオウンゴールは不運
DF昌子源...代表候補選手としての自信は随所に見て取れた
DF山本脩斗...アシスト時は縦に持ち出した判断で勝負アリ
MF柴崎岳...積極的な飛び出し見せるも決定機はレオ・シルバに阻まれた
MF小笠原満男...鹿島の若駒が躍動しているのはこの男がいてこそ
MF遠藤康..."ヤスゾーン"からのシュートも外れ不完全燃焼
MF土居聖真...先制点の嗅覚はストライカーのそれ。完全にチームの中心に
(→MF本山雅志...中央のポジションを取るならもう一仕事したい所)
MFカイオ...縦への推進力を発揮して決定機に絡む場面も
(→MFジャイール...持ち味のドリブルをチャンスに結び付けられず)
FW赤﨑秀平...ポストもスペースメイクも一定以上こなしたが1対1は沈めたかった
(→MFルイス・アルベルト...絶好の同点機を逸したシーンは誰もが頭を抱えた)


(新潟)
GK守田達弥...鹿島の決定機を幾度となく阻んで勝利に大きく貢献
DF松原健...守備に軸足を置きつつも時折繰り出すオーバーラップは効果的
DF舞行龍ジェームズ...高さを生かす場面は少なく地上戦で安定感を発揮した
DF大井健太郎...シビアなゾーンでは体を張って侵入を許さず
DFキム・ジンス...オーバーラップの回数も限られ普段の積極性は見られず
MF田中亜土夢...効果的なアタックは少なかったが守備面は及第点か
(→MF小泉慶...サイドハーフとボランチの二役を短時間で任される)
MFレオ・シルバ...この日のピッチにレオ・シルバは5人いた
MF成岡翔...川又へのアシストは角度も強さも100点満点
(→DF川口尚紀...最終盤にゲームを締める役割で投入された)
MF岡本英也...古巣相手のアウェイゲームはやや不発気味に
FW鈴木武蔵...抜群のスピードは披露したもののシュートゼロは悔しい
(→FW田中達也...行って来いの最終盤でチームを加速させた)
FW川又堅碁...ゴールシーンのバックステップインサイドボレーは芸術的


再放送スケジュールは
4月15日(火)午後3:00~午後5:15 J SPORTS 3
となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!


土屋

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