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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

マッチレビュー 2014年03月24日

J1第4節 浦和×清水マッチレビュー

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J1第4節 
浦和レッズ×清水エスパルス@埼玉スタジアム2002
解説:玉乃淳 実況:西岡明彦 インタビュアー:中田浩光


【浦和レッズ ペトロヴィッチ監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、今日は1点を追い掛ける展開で後半を迎えて
頭から永田と若い関根を投入しましたが、
その意図を教えていただけますか?


A、ホームゲームで観客がいない中で試合をするのは
なかなか簡単な試合ではありませんでした。
前半はアグレッシブさが足りないように感じたので、
永田と関根を入れて攻撃にしても守備にしても
アグレッシブに戦おうという意図の下に2人を交替させました。
その交替に関しては、我々も後半はいい形の攻撃が
たくさん見られたと思いますけど、
うまく行ったのではないかなと思っています。


Q、追い掛ける展開で若い関根を右サイド、
原口を左サイドに置いて、あれから同点に追い付きましたけど、
1つ良いオプションというか、攻撃の手応えを
感じたあたりではなかったでしょうか?


A、右サイドに関根、左サイドに原口ということで
今日はそれが上手く行ったのではないかと思っています。
ただ逆に、右は関根、左は原口、前は(李)忠成、(柏木)陽介、梅崎と
非常に攻撃的な選手を前に並べたというのは
我々にとって大きなリスクではあったと思います。
ただ、0-1でリードされている中で
我々がどうしても得点をしないといけないという展開の中で、
リスクを負った攻撃が得点に結び付いたのではないかと思っています。
ただ、後半に関しては我々も2点目を取るチャンスは
たくさんあったのではないかと思っています。


Q、新生レッズに今日はたくさんのサポーターが
TVの前で声援を送ったと思います。
次に向けて監督からサポーターへメッセージをお願いできますか?


A、我々としては今日もサポーターが
後ろに付いていたことは十分にわかっていました。
そして、我々にとってはほとんどのサポーターが
どんな状況であっても、我々が苦しい状況であっても
常に我々を後押ししてくれる存在であることはわかっています。
今日の試合に関しては少なくとも後半、
我々がどうしても勝ちたいんだという気持ちが
TVで応援してくれているサポーターのみなさんにも
伝わったんじゃないかなと思っています。
今後我々はやはりサポーターと共に今後のリーグ戦も
戦っていきたいと思っているので 
我々はあなたたちのサポートが必要だと思っています。
共に我々一緒に今後も戦っていきたいと思っています。
どうか我々チームを今後ともサポートして下さい。
よろしくお願いします。


【清水エスパルス アフシン・ゴトビ監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、今日のゲームは勝ち点1という結果でしたけど
まず90分間を振り返って頂けますか?


A、本当にファンがいなくて寂しかったと思っています。
やはりサッカーの試合の中でファンがいないと
魂というかスピリットがなくなってしまいます。
それは試合のパフォーマンスにも影響を与えると思います。
両チームとも戦っていたと思いますし、
そして我々が素晴らしいコンビネーションから
決定機を迎えた所もあったと思います。
その後、浦和が非常に試合に入ってきて
非常に良いチャンスが創れていたと思います。
最終的な結果が1-1というのはフェアな結果かもしれませんが、
本当に我々は勝ちを狙いに行っていました。


Q、監督のハーフタイムのコメントで
「できている所もあるが、もっとやれるはずだ」と
選手に指示を与えたそうですが、
具体的にどのあたりがもっとやれたとお思いですか?


A、まず始めにJリーグでよくある傾向なんですけど、
1-0で勝っているチームが、そこからもっと攻撃できる所もあるのに
行かなかったり下がってしまったり、保守的になる所があると思います。
そういったものを改善しようと思い、そういった話をしました。


Q、先制ゴールの長沢と六平。
この2人の今日のプレーを評価していただけますか?


A、2人とも良くやっていましたし、
チームのために良く戦えていたと思います。
やはり我々はもう少し勇敢にゴールへ向かうという所が
足りなかったと思うので、
そういった所を次のホームゲームに向けて
改善していきたいと思います。


【玉乃淳氏のレビュー】
(浦和)
関根は面白い選手でしたね。
ボールタッチも柔らかいですし、
今日はタッチラインを背にしてプレーしましたけど、
もし360度彼に与えてあげたら、
どういったプレーをしてくれるのか楽しみですよね。
シャドーも当然できるでしょう。


ウイングバックは守備に追われる時間が長くなってきます。
ラインを背にすると本当にストレスが掛かって
肉体的にも疲労度というのは高まってしまうので、
うまく使いながらですよね。
ワイドに出るにしても流動的に中に入っていったりとか、
彼の良さを出してあげるような攻撃ができれば
チームにもプラスですし、彼の成長にもプラスになると思うので
引き続きウオッチしていきたい選手の1人ですよね。


私個人としては失点数を攻撃力で凌駕して欲しいんですけど、
「何点取られてもそれを上回ればいいじゃないか」というやり方でも
いいんじゃないかなと無責任ながら思ってしまうんですけどね。
浦和は攻撃的スタイルの魅力の部分が
色褪せてはならないチームですので難しい所ですよね。


とはいえ、リスクは負いながらですけど、
気持ちの入ったプレーが最後にできたので
次に繋げて欲しいですね。
今後も本当に頑張って欲しいと思います。


(清水)
守備的に行くのが作戦なのかなと思いましたが、
監督の中ではもう1点を積極的に
狙って行きたかったということなんですね。


今日はチームのためにどの選手も徹していました。
大前も本来はゴールだけを考えてプレーしたいんでしょうけど、
ディフェンスに追われる時間も今日は特に長かったですよね。
ただ、1点取ったのと同じくらいの価値のあるプレーの連続でしたよね。
守備に攻撃にセットプレーに。
色んな人に良いアピールになったんじゃないかなと思います。


竹内、六平も良かったですよね。
ファンタスティックという言葉がバッチシ合うような
両選手の活躍でした。
2人には7.0をあげていいと思います。


【Jリーグブログ的データ】
J1第4節
浦和レッズ 1-1 清水エスパルス

天候:晴、無風
気温:16.2度 湿度:23%
主審:飯田淳平 副審:前之園晴廣、竹田明弘 第4の審判員:塚田智宏


《得点者》
<浦和>
76'原口元気②
<清水>
19'長沢駿①


《選手寸評》
<浦和>
GK西川周作...芸術的パントと終盤の決定機阻止で絶大な存在感
DF阿部勇樹...前半は右CB、後半はボランチでチームを支えた
DF那須大亮...長沢とノヴァコヴィッチに終始苦しめられた印象
DF槙野智章...果敢なオーバーラップ繰り返すもフィニッシュは力んだか
MF平川忠亮...チームのパフォーマンスに引きずられ前半で退く
(→MF関根貴大...ゴールに絡む突破を見せるなど上々のデビュー戦に)
MF鈴木啓太...中盤のエリアをさすがの運動量で懸命に引き締めた
MF柏木陽介...2つのポジションをこなすもセットプレーは不発
MF宇賀神友弥...途中交替も左サイドで躍動感は見せた
(→FW李忠成...ゴールへ間接的に絡むも自身は不完全燃焼か)
MF梅崎司...前の2人との距離感を掴み切れず45分で交替
(→DF永田充...途中出場で3バック中央としての役割は全うした)
MF原口元気②...ゴールも素晴らしかったが終盤の連続ドリブルは圧巻
FW興梠慎三...1トップでもシャドーでもこなせる能力は大きな強み


<清水>
GK櫛引正敏...少なくない守備機会で1失点は及第点
DF吉田豊...終盤は原口に翻弄されるも辛うじて決壊は防ぐ
DF平岡康裕...前節の屈辱から一転して強固な堅牢を築いた
DFカルフィン・ヨン・ア・ピン...前節のボランチからCB起用に変更も勝ち点1に貢献
DF河井陽介...攻撃面での持ち味は出し切れず後半は関根に押し込まれた
MF竹内涼...前節同様に後半は低調で1人目の交替に
(→MF杉山浩太...守備に追われる時間が長く流れは変えられず)
MF六平光成...随所に輝き放つもヒーローにはなり損ねる
MF大前元紀□...劣勢を強いられる展開の中で守備の貢献度は高い
MFノヴァコヴィッチ...最終ラインまで戻る献身性は誰もが真似るべき
MF石毛秀樹...やはり彼の能力は2列目でこそ生きる
(→MF本田拓也...中盤のフィルターとして20分間を潰し切る)
FW長沢駿...好調さをアピールするJ1リーグ戦初ゴールをゲット
(→FW高木俊幸...86分からの登場で見せ場は訪れず)


再放送スケジュールは
3月25日(火)午前8:15~午前10:30 J SPORTS 3
となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!


土屋

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