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このブログについて

J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

マッチレビュー 2013年08月25日

J1第22節 湘南×甲府マッチレビュー

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J1第22節 
湘南ベルマーレ×ヴァンフォーレ甲府@Shonan BMWスタジアム平塚
解説:水沼貴史 実況:野村明弘 インタビュアー:桑原学


【ヴァンフォーレ甲府 城福浩監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、90分間を振り返っていただけますか?


A、前半は凄くいいフィーリングでサッカーをやれていましたし、
シュートまである程度行けていたんですけど、
最初のシュートチャンスというか、FKでやられたので
凄く嫌な流れだったんですけど、
とにかく2点目を取られないという意味では
選手がよく辛抱してくれて、
必ずチャンスが来るというのを信じながら、
堅い守備というのを90分間意識させるようにしました。


Q、おっしゃったとおり、前半の入りはいい流れだったと思いますが、
そのあたりは狙い通りだったのでしょうか?


A、相手のどこにスペースがあって、
どこで前を向くのかというのは意識してきたので
ある程度はやれたんですけど、
やはりクロスと中が合わなかったりとか、
フィニッシュの1個前という精度は相変わらずこのチームの課題なので、
そこは継続してやっていかないと、
前半あの形で1-1で終わるというのは、
やはりこのチームの大きな課題だと思います。


Q、後半に入って湘南が少し圧力を強めて、大竹選手を入れてきた所で
城福監督も動きましたが、このあたりの狙いを教えて頂けますか?


A、攻撃そのものは悪くなかったですけど、
やはり大竹洋平の左足のスルーパスというのは
彼にプレーさせればああいうのは出てくるので、
なるべく彼にボールが入らないようにするために3ボランチにして、
少し中盤を厚くしたという所から、
それでもチャンスは必ず来ると思っていたので、
少し布陣を変えました。


Q、今日は山本選手を最終ラインのセンターに置いて、
攻撃の第一歩としても効いていたと思いますが、
そのあたりは狙い通りでしょうか?


A、彼の統率力であるとか、ラインの調整力であるとか、
ボールを奪ってからの精度は高いものがあるので、
もちろんパーフェクトじゃないですけど、
彼が3バックの真ん中をやったのは公式戦で初めてなので、
そこはよくやってくれたと思います。


Q、夏の新加入ブラジル人選手を3人起用しましたが、
この3人の評価というのはどうですか?


A、ジウシーニョとパトリックは点を取ってくれれば
それに越したことはないですけど、
我々はとにかく攻守においてチームに貢献するということを求めているので、
そういう意味では本当によく貢献してくれていると思います。
もう少し彼らを生かすべく、彼らの課題を隠すべく、
チームとしては取り組んでいかなくてはと思います。


Q、最後に次節への意気込みを聞かせて下さい。


A、今日の湘南というのは切り替えであるとか、
攻守のバランスであるとか、非常に高いモチベーションで来ていましたし、
湘南に勝てたけど、次は強い相手だから難しいということではなくて、
僕は湘南に勝ったというのは凄く大きな自信になると思います。
今日のような隙のないチームに勝ち点3を取れたのであれば、
これを継続すれば広島にだって必ず勝機はあると思っているので、
また勝ち点を取るべく、準備したいと思います。


【湘南ベルマーレ チョウ・キジェ監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、90分間を振り返っていただけますか?


A、注意していた形でやらずもがなの失点をしてしまって、
よく追い付いたんですけど、
やっぱりそういうことを試合の中で起こしていると、
なかなか勝利の女神もこちらに微笑まないのかなと。
本当に僕がまだまだ甘いなという自省の念だけで終わったんですけど、
選手は俺が言っていることを遂行しようと
120%の力でやってくれていると思うので、
実際あのシュートが入っていたらとか色々言いたいことはありますけど、
それも含めて我々の力だと思うので、
今日はシンプルに甲府さんの勝とうという気迫とかに
少し圧された場面が何回かあったので、
そういう所で甲府さんにはおめでとうと心から言いたいと思います。


Q、後半は前半よりも押し込む時間も多かったと思いますが、
ハーフタイムにはどのようなお話をされたのでしょうか?


A、コンパクトにはできていたんですけど、
行く所と行かない所の判断が選手の中でチグハグだったので、
その話や、もう少し前にボールを入れようという話をした中で、
何度かチャンスを掴んだんですけど、
やっぱりそこで決められないというのは我々の力かなと。
そうは言っても、あの攻撃の仕方がダメだと言って、
リスクを冒さないことをやってもしょうがないので、
これは真摯に結果として受け止めて、次に進むしかないなと思っています。


Q、大竹選手を入れてタメもできて
周りも生きるようになったと思うんですけど、
このあたりは狙い通りだったでしょうか?


A、そうですね、ちょっと前半でDFを1枚替えざるを得ないような状況になってしまって、
その中で(大竹)洋平とかカジ(梶川諒太)とかテンポを創れる選手を入れて、
3バックとかボランチの間の所でテンポを創って崩していくという狙いはあったんですけど、
最後に決め切れないというのは、何かしら問題があるのだと思います。


Q、サイドを深くえぐるシーンも何度もあったと思いますし、
決勝ゴールがどちらに生まれても正直おかしくなかったと思いますが、
今考える足りなかった所というのはどこでしょう?


A、我々が最後にゴールを入れる力が足りなかったというだけで、
アウェイの試合は相手の方がリズムを取っていたけど我々が入れて、
1勝1敗ということなんですけど、
去年から甲府さんとはずっと切磋琢磨してやってきて、
その中であそこで決め切れないというのは、
我々がまだまだ甘いなというのを、
神様が知らせてくれているのだと思って、次に進みたいと思います。


Q、最後に次節への意気込みを聞かせて下さい。


A、新しい戦力も含めていいコンディションの選手を使って、
連戦を乗り越えたいと思うので、まだ12試合ありますし、
少しでも上の順位に行けるように頑張りたいと思います。


【水沼貴史氏のレビュー】
(湘南)
この負けは結構ダメージがあると思います。
チョウ監督はインタビューの前に
サポーターの所に行ってずっと話をしていましたよね。
クールダウンの選手にも声援を送っていましたし、
サポーターは暖かいですね。


若い選手たちばかりなので、
一度自信を掴んだらグングン伸びていく選手ばかりですから、
そのへんをチョウ監督も凄く期待していると思います。


大竹や梶川を頭から行くのかどうかというのは
監督の判断だと思いますし、
コンディションのいい選手を使うという話をしていましたけど、
核となる選手というのは大体決まってきていますから、
その選手たちを生かしながら、
誰とパートナーを組ませたらいいのかという判断になってくるのかなと。
今日はステボがサブに入っていましたけど、
鎌田が交替していなかったら、
最終的にステボの投入もあったかもしれないですけどね。


連戦で選手たちはキツいと思いますけど、
こういう夏休みのような時期ではないと試合を見られないような
子供たちやサポーターの方たちもお客さんもいると思うので、
そういう人たちのためにも、若い選手たちが多いので躍動する、
本当に"湘南"という試合を見せて欲しいですね。


(甲府)
インタビューで城福監督は今日のゲームに懸ける想いとか、
なかなか話してくれないような戦術的な話もしてくれましたけど、
試合前の気持ちがゲームの中で選手にも乗り移ったのかなと思います。


今日は個々の選手というよりは、城福監督のゲームの運び方というか、
布陣を変えたり、選手を変えたり、
5バックにして中盤3枚で厚くしたと話していましたがそういう所とか、
戦術的な理由で水野を途中から入れて途中で交替させるとか、
やっぱり何が何でも勝つんだという想いが本当に出たと思いますね。


替わった水野も交替する時にわかっていましたよね。
どういう理由で交替なのかを自分自身で。
そういう所も素晴らしかったと思います。


2点目のシーンはよく保坂が出て行ったなという所が1つと、
インサイドに入った福田が
本当にテクニカルなシュートを決めましたね。


山本に関しても監督の判断で、
3バックは最後に5バックになるんですけど、
統率力というのは彼ならできるなという風に思いました。


パトリックがゴールも決めたのは明るい材料だと思いますし、
アシストもしましたからね。
まあトドメを刺し損ねましたけど、
あそこがまだパトリックという選手なんでしょうね。
ああいう所でトドメが刺せたらもっと絶対的な選手になれるはずです。


再放送スケジュールは
8月26日(月)12:00~14:15 J SPORTS 3
となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!


土屋

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