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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
J1の第18節では、偶然にもJ SPORTSの放送カード2試合で
アディショナルタイムの劇的な決勝弾が飛び出し、
大いにスタジアムを沸かせてくれました。
ただ、それを見て思ったんですけど
一体アディショナルタイムの得点ってどのくらい
生まれているものなのだろうと。
よく見るような気もしますが、そんな頻繁ではないような気もして。
ということで、今回は2011年シーズンと
2012シーズンの第18節までで生まれた
アディショナルタイムのゴールを調べてみました。
2回連続企画で、今回は2011年のデータを。
以下、2011年のJ1でアディショナルタイムに生まれた全ゴールです!
データは、
【クラブ名】
節・対戦相手(H or A) スコアラーの名前 時間→シチュエーション
となります。
【仙台】
16節・新潟(A) 菅井直樹 90+5分→1-1の同点ゴール
【鹿島】
1節・大宮(H) OWN GOAL 90+3分→3-3の同点ゴール
11節・川崎(A) カルロン 90+2分→3-2の2点目
19節・C大阪(A) 小笠原満男 90+3分→1-3の3点目
【浦和】
10節・柏(A) 原口元気 90+2分→3-1の1点目
17節・福岡(H) エジミウソン 90+1分→3-0の3点目
18節・名古屋(A) マゾーラ 90+8分→1-1の同点ゴール
【大宮】
12節・清水(H) ラファエル 90+3分→1-4の1点目
16節・名古屋(A) 青木拓矢 90+3分→2-2の同点ゴール
17節・磐田(A) 金久保順 90+5分→1-2の逆転決勝ゴール
【柏】
3節・仙台(H) 澤昌克 90+4分→1-0の決勝ゴール
4節・広島(H) 工藤壮人 90+3分→3-1の3点目
31節・新潟(H) 田中順也 90+1分→4-0の4点目
【川崎】
13節・G大阪(H) 中村憲剛 90+4分→2-1の逆転決勝ゴール
18節・鹿島(A) 小林悠 90+5分→2-2の同点ゴール
32節・広島(A) 矢島卓郎 90+1分→2-3の逆転決勝ゴール
【横浜FM】
2節・鹿島(A) OWN GOAL 90+4分→0-3の3点目
9節・浦和(A) 大黒将志 90+4分→0-2の2点目
18節・山形(A) 渡邉千真 90+4分→0-2の2点目
4節・山形(H) キム・クナン 90+5分→2-1の決勝ゴール
28節・新潟(A) 天野貴史 90+4分→4-2の2点目
【甲府】
15節・鹿島(A)ハーフナー・マイク 90+2分→0-1の決勝ゴール
27節・G大阪(A) パウリーニョ 90+3分→0-2の2点目
29節・C大阪(A) 犬塚友輔 90+2分→0-4の4点目
【新潟】
20節・清水(H) 千葉和彦 90+4分→4-0の4点目
21節・浦和(H) ブルーノ・ロペス 90+4分→2-3の2点目
【清水】
15節・山形(H) アレックス 90+4分→2-1の決勝ゴール
【磐田】
11節・仙台(A) 金園英学 90+2分→3-3の同点ゴール
5節・浦和(A) 前田遼一 90+3分→1-1の同点ゴール
27節・新潟(H) 荒田智之 90+1分→1-0の決勝ゴール
【名古屋】
1節・横浜FM(H) ケネディ 90+5分→1-1の同点ゴール
13節・福岡(H) 玉田圭司 90+2分→5-2の2点目
15節・新潟(H) 田中隼磨 90+3分→4-0の4点目
19節・福岡(A) ケネディ 90+1分→0-3の3点目
21節・広島(A) 永井謙佑 90+4分→0-3の3点目
【G大阪】
2節・柏(H) 倉田秋 90+1分→5-0の5点目
22節・川崎(H) ラフィーニャ 90+2分→6-3の6点目
24節・神戸(A) 二川孝広 90+4分→0-4の4点目
【C大阪】
10節・仙台(H) 小松塁 90+4分→1-1の同点ゴール
16節・甲府(A) 播戸竜二 90+4分→0-2の2点目
17節・名古屋(A) 乾貴士 90+1分→2-3の2点目
18節・新潟(A) 酒本憲幸 90+3分→1-1の同点ゴール
6節・清水(H) 乾貴士 90+2分→4-0の4点目
24節・浦和(H) 倉田秋 90+1分→3-1の3点目
30節・磐田(A) 播戸竜二 90+1分→0-4の4点目
【神戸】
11節・清水(A) ボッティ 90+1分→1-5の5点目
20節・浦和(A) 大久保嘉人 90+3分→2-3の決勝ゴール
32節・C大阪(A) 大久保嘉人 90+5分→0-3の3点目
【広島】
13節・鹿島(H) 森崎浩司 90+1分→2-1の決勝ゴール
18節・G大阪(A) ムジリ 90+4分→5-3の3点目
19節・清水(H) 李忠成 90+2分→4-0の4点目
25節・C大阪(A) 佐藤寿人 90+1分→5-4の4点目
27節・福岡(A) 水本裕貴 90+1分→2-1の1点目
28節・神戸(H) 中島浩司 90+1分→1-0の決勝ゴール
【福岡】
23節・神戸(H) 重松健太郎 90+3分→2-2の同点ゴール
32節・山形(A) 牛之濱拓 90+2分→5-0の5点
アディショナルタイムのゴールは全部で56。
リーグ全体のゴール数が869なので、
その中の6%を占めている計算になります。
また、1試合で複数のアディショナルタイムゴールが
生まれたゲームはなかったので、
全部で56試合が試合の総数。
J1は年間で306試合なので、5.46試合に1試合は
アディショナルタイムゴールが生まれたことになりますねえ。
ただ、当然そのゴールが決勝ゴールなのか、
はたまた同点ゴールなのか、
それとも5-0で勝った試合の5点目なのかで
そのゴールの意味合い自体も変わってくると思います。
なので、ここで改めて決勝ゴールと同点ゴールに
なったケースだけをご紹介したいと思います。
ちなみにシチュエーションは関係なく、
アディショナルタイムのゴールが一番多かったのはC大阪の7。
その内、2つは同点ゴール、4つは勝っている状況での追加点、
1つは負けている状況での追加点でした。
では、以下どうぞ!
【決勝ゴール】
①大宮・金久保順→17節・磐田(A) ※逆転決勝ゴール
②柏・澤昌克→3節・仙台(H)
③川崎・中村憲剛→13節・G大阪(H) ※逆転決勝ゴール
④川崎・矢島卓郎→32節・広島(A) ※逆転決勝ゴール
⑤横浜FM・キム クナン→4節・山形(H)
⑥甲府・ハーフナー マイク→15節・鹿島(A)
⑦清水・アレックス→15節・山形(H)
⑧磐田・荒田智之→27節・新潟(H)
⑨神戸・大久保嘉人→20節・浦和(A)
⑩広島・森崎浩司→13節・鹿島(H)
⑪広島・中島浩司→28節・神戸(H)
【同点ゴール】
①仙台・菅井直樹→16節・新潟(A)
②鹿島・OWN GOAL→1節・大宮(H)
③浦和・マゾーラ→18節・名古屋(A)
④大宮・青木拓矢→16節・名古屋(A)
⑤川崎・小林悠→18節・鹿島(A)
⑥磐田・金園英学→11節・仙台(A)
⑦磐田・前田遼一→5節・浦和(A)
⑧名古屋・ケネディ→1節・横浜FM(H)
⑨C大阪・小松塁→10節・仙台(H)
⑩C大阪・酒本憲幸→18節・新潟(A)
⑪福岡・重松健太郎→23節・神戸(H)
それぞれ11ゴールずつの決勝ゴールと同点ゴールが生まれています。
まず、この合計22ゴールの中で
複数得点を挙げている選手は1人もいませんでした。
やはりこのシチュエーションのゴールは相当スペシャルなようですね。
特筆すべきは川崎。
アディショナルタイムのゴール自体が3つなのに、
その内訳が中村と矢島の逆転決勝ゴールに、小林の同点ゴール。
しかも、失点という面でも
アディショナルタイムの決勝ゴールや同点ゴールは食らったことがありませんでした。
中村の雨の中で決め切った等々力のFKは印象深かったです。
これと同じような数字は磐田にも。
こちらもアディショナルタイムのゴール数は全体で3ですが、
それが金園と前田の同点ゴールに、荒田の決勝ゴール。
ただ、磐田は大宮の金久保に逆転決勝ゴールを
叩き込まれた記録も残っています。
あとは、広島の決勝ゴール2つはいずれもホーム。
特に中島浩司がビッグアーチで神戸相手に決めた一撃は、
中継カードだったので鮮明に覚えていますねえ。
逆に決勝ゴールや同点ゴールを入れられた回数は
仙台、鹿島、新潟が3回ずつ。
4位の仙台と6位の鹿島が共に
アディショナルタイムの失点で追い付かれたり負けたりしているのは
ちょっと意外なデータでした。
最後に一度もアディショナルタイムでの
決勝ゴールや同点ゴールを食らわなかったチームは
柏、清水、C大阪、甲府、福岡の5チーム。
その中で9位以内、いわゆる順位表の1枚目に入っていたのは
優勝した柏だけというのも不思議なデータですね。
明日は2012年シーズンの18節までで抽出したデータをお届けします!
土屋
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