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このブログについて

J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

スタッフブログ 2011年12月09日

昇格監督の在籍年数一覧(1999~2011)

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今シーズンもFC東京、鳥栖、札幌と
3つの昇格チームが誕生したJ2。
中でも鳥栖は実質昨年のヘッドコーチ時代から指揮を執っていたとはいえ、
就任初年度のユン・ジョンファン監督が
今まで一度も昇格経験のなかったクラブを
見事1年でJ1へと導く結果となりました。


ということで、
今回は昇格経験監督は
就任何年目に昇格を果たしているかを調べてみました。
以下、どうぞ!


★1999年
川崎...松本育夫(1年目 ※シーズン途中就任)
FC東京...大熊清(5年目)
★2000年
札幌...岡田武史(2年目)
浦和...斉藤和夫(1年目)
★2001年
京都...エンゲルス(2年目 ※前年6月に就任)
仙台...清水秀彦(3年目)
★2002年
大分...小林伸二(2年目 ※前年5月に就任)
C大阪...西村昭宏(2年目 ※前年11月に就任)
★2003年
新潟...反町康治(3年目)
広島...小野剛(1年目)
★2004年
川崎...関塚隆(1年目)
大宮...三浦俊也(1年目)
★2005年
京都...柱谷幸一(2年目 ※前年6月に就任)
福岡...松田浩(3年目)
甲府...大木武(1年目)
★2006年
横浜FC...高木琢也(1年目 ※シーズン途中就任)
柏...石崎信弘(1年目)
神戸...松田浩(1年目 ※シーズン途中就任)
★2007年
札幌...三浦俊也(1年目)
東京V...ラモス瑠偉(2年目)
京都...加藤久(1年目 ※シーズン途中就任)
★2008年
広島...ペトロヴィッチ(3年目)
山形...小林伸二(1年目)
★2009年
仙台...手倉森誠(2年目)
C大阪...レヴィー・クルピ(3年目)
湘南...反町康治(1年目)
★2010年
柏...ネルシーニョ(2年目 ※前年7月に就任)
甲府...内田一夫(1年目)
福岡...篠田善之(3年目)
★2011年
FC東京...大熊清(2年目 ※前年9月に就任)
鳥栖...ユン・ジョンファン(1年目)
札幌...石崎信弘(3年目)


こうやって見てみると、まず目立つのは就任1年目の監督が
すぐにチームを昇格へ導く数の多さ。
全32人の監督中、実に15人は就任1年目の監督です。
また、就任2年目の昇格監督も
6人は前年のシーズン途中で就任している監督。
つまり全体の半分以上を占める21人の監督は
就任から2年経たずに昇格へ辿り着いていることになります。
ちなみに32人の平均値を出すと、
昇格までに要する平均在任シーズンは1.84でした。
なお、就任1年目の監督の中でも
2004年の大宮・三浦俊也監督と2005年の甲府・大木武監督は
2度目となる就任の1年目だったという側面があります。


また、もう1つの特徴は外国人監督の少なさ。
ここまで昇格を経験した外国人監督はわずかに5人。
その内、J1から降格した翌シーズンもそのまま指揮を執り、
昇格させたのがエンゲルス、ペトロヴィッチ、ネルシーニョの3人。
純粋にJ2在籍時に就任して、昇格を経験したのは
レヴィー・クルピとユン・ジョンファンの2人しかいません。
このJ2という難しいリーグを勝ち抜くのは、
特に外国人監督にとって相当ハードルが高いことを
よく表している数字だと思います。


ということで傾向としては
"就任1年目の日本人監督"というのは
統計的にかなり昇格する可能性の高い条件ではないかと。
基本的に降格してきたチームは監督が変わるので、
今回の甲府、福岡、山形は当然マークすべきチームですが、
例えば木山隆之氏の監督就任が噂されている千葉なんかは
実力的にも統計的にも面白いかもしれませんね。
来シーズンのJ2が今から楽しみです★
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土屋

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