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このブログについて

J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

スタッフブログ 2011年11月08日

J1・PKと主審の関係性(全64本)

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いよいよ残り3試合となったJ1。
今回はこんなデータを調べてみました。
テーマは、今シーズンのJ1で発生した全64本のPKと審判の関連性です。


データは主審の名前の横に生年月日と、前節までのJ1主審担当試合数。
名前の下には
(1)PK本数/主審を務めた試合数
(2)1本のPKを取るのに要する試合数 
(3)ホームチームのPK数:アウェイチームのPK数、を記載。
また、その下のマル数字はPKを取った順番で、
そのゲームを記載しています。


ですので、
①1節・G大阪×C大阪=G大阪1、というのは
その主審が今シーズン1個目のPKを取ったゲームは
第1節のG大阪対C大阪で、G大阪に1本PKを与えた、ということになります。
では以下、どうぞ!


★家本政明 1973/6/2 135試合
(1)13本/21試合 (2)1.62 (3)6:7

①1節・G大阪×C大阪=G大阪1
②③3節・鹿島×新潟=鹿島1、新潟1
④7節・新潟×磐田=新潟1
⑤8節・柏×甲府=甲府1
⑥14節・大宮×浦和=浦和1
⑦⑧⑨15節・清水×山形=清水1、山形2
⑩22節・G大阪×川崎=G大阪1
⑪⑫24節・仙台×山形=仙台1、山形1
⑬30節・大宮×名古屋=名古屋1


★佐藤隆治 1977/4/16 77試合
(1)12本/18試合 (2)1.5 (3)6:6

①5節・川崎×柏=川崎1
②6節・C大阪×清水=C大阪1
③④9節・新潟×神戸=新潟2
⑤13節・川崎×G大阪=G大阪1
⑥⑦17節・広島×山形=広島1、山形1
⑧19節・福岡×名古屋=名古屋1
⑨20節・浦和×神戸=神戸1
⑩⑪21節・仙台×鹿島=鹿島2
⑫23節・山形×清水=山形1


★松尾一 1972/9/26 142試合 
(1)7本/24試合 (2)3.43 (3)3:4

①8節・横浜FM×清水=清水1
②11節・福岡×G大阪=G大阪1
③16節・名古屋×大宮=名古屋1
④20節・甲府×広島=広島1
⑤22節・清水×C大阪=C大阪1
⑥26節・仙台×新潟=仙台1
⑦31節・柏×新潟=柏1


★前田拓哉 1968/4/2 37試合
(1)4本/8試合 (2)2 (3)3:1

①22節・横浜FM×磐田=横浜FM1
②25節・甲府×仙台=甲府1
③27節・C大阪×山形=C大阪1
④31節・福岡×清水=清水1


★扇谷健司 1971/1/3 124試合
(1)4本/17試合 (2)4.25 (3)2:2

①5節・神戸×C大阪=神戸1
②18節・名古屋×浦和=浦和1
③23節・川崎×名古屋=名古屋1
④29節・柏×山形=柏1


★井上知大 1978/4/16 26試合 
(1)3本/12試合 (2)4 (3)3:0

①②21節・新潟×浦和=新潟2
③26節・広島×磐田=広島1


★飯田淳平 1981/8/14 44試合
(1)3本/20試合 (2)6.67 (3)3:0

①17節・横浜FM×新潟=横浜FM1
②27節・柏×大宮=柏1
③30節・鹿島×神戸=鹿島1


★西村雄一 1972/4/17 157試合
(1)3本/21試合 (2)7 (3)2:1

①2節・大宮×広島=大宮1
②5節・磐田×浦和=磐田1
③29節・川崎×新潟=新潟1


★松村和彦 1963/7/17 209試合
(1)2本/12試合 (2)6 (3)1:1

①5節・清水×新潟=清水1
②31節・名古屋×C大阪=C大阪1


★高山啓義 1974/3/18 125試合
(1)2本/12試合 (2)6 (3)1:1

①②8節・磐田×広島=磐田1、広島1


★山本雄大 1983/3/4 23試合 
(1)2本/13試合 (2)6.5 (3)0:2

①28節・仙台×C大阪=C大阪1
②30節・横浜×浦和=浦和1


★吉田寿光 1963/8/29 254試合 
(1)2本/23試合 (2)11.5 (3)2:0

①5節・甲府×G大阪=甲府1
②10節・広島×甲府=広島1


村上伸次 1969/5/11 110試合
(1)2本/26試合 (2)13 (3)1:1

①10節・磐田×山形=磐田1
②17節・C大阪×名古屋=名古屋1


ロバート・マッドレー(交流プログラム) 
(1)1本/1試合 (2)1 (3)1:0

①19節・C大阪×鹿島=C大阪1


柏原丈二 1963/4/19 180試合
(1)1本/5試合 (2)5 (3)0:1

①13節・名古屋×福岡=福岡1


岡部拓人 1981/10/15 11試合
(1)1本/5試合 (2)5 (3)1:0

①17節・清水×川崎=清水1


木村博之 1982/1/30 25試合
(1)1本/14試合 (2)14 (3)1:0

①21節・甲府×福岡=甲府1


東城穣 1976/8/30 100試合
(1)1本/19試合 (2)19 (3)1:0

①1節・名古屋×横浜=名古屋1


全体を眺めて1つ興味深いなあと思ったのは、
よく「どちらかにPKを取るとバランスを取って、もう一方にもPKを与える」的な
イメージってなんとなくありますけど、
実際今シーズンのJ1に限って言うと、
PKが発生した55試合中、双方にPKが与えられたのはわずかに5試合。
全体的にはあまりその法則は当てはまらなそうです。
ただ、家本主審は3試合で両チームにPKを与えており、
この数字はちょっと目立つ数字だと思います。


まあ、主審とチームの相性というのは
どうしてもある程度担当試合が多く、
加えてPKをよく与える主審ほどデータが出てくる側面も。


例えば家本主審の担当ゲームでいうと、
G大阪と新潟は2試合でPKを獲得していますが、
逆に大宮は2試合でPKを献上する形に。
さらに山形は獲得、献上と共に2試合ずつの中、
トータルで3本獲得して2本献上しているので
数字的にはプラスになっています。
ただ、大宮は単純に2試合で2本献上したのみなので、
家本主審との相性は良くないと言えそうですね。


続いて、佐藤主審の担当ゲームでは
山形が2試合でPKを獲得しており(PK献上も1試合)、
清水は2試合でPKを献上しています(PK獲得はなし)。
また、新潟と鹿島は1試合で2本のPK獲得という
今シーズンでは珍しい数字。
逆に1試合で2本のPKを献上したのは神戸と仙台。
1試合だけとはいえ、インパクトという意味で
神戸と仙台は佐藤主審に相性の悪さを感じているかもしれませんね。


また、他にハッキリとした数字を探すと、
井上主審と飯田主審は共に3試合、
吉田主審は2試合でPKを取っていますが、
獲得したのはすべてホームチーム。
一方、山本主審は2試合とも
アウェイチームにPKを与えています。
井上主審&飯田主審が担当するゲームのアウェイチームと、
山本主審が担当するゲームのホームチームは
少しPKへの警戒が必要かもじれませんよ。


ただ、このリサーチはあくまで数字上のデータ。
PKを与える回数が多いからといって、
必ずしもその主審がゲームをコントロールできていない訳ではないですし、
ペナルティエリア内での反則が正当であれば、
それを躊躇なくPKと判断する勇気も称えられるべきでしょう。


果たしてシーズンの行方を左右するようなPKが
残り3節となったJ1リーグで飛び出すのか?
ここからはそんな部分についても注目してみて下さい!
109shinpan.jpg
土屋

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