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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
実際に高校サッカーをプレーヤーとして経験していないと
気付かないことかもしれないんですけど、
実は"冬"の高校選手権って凄く恵まれたチームだけに
許される季節の名称なんですよ。
まあ、全国まで行くチームは
基本的に最短でも12月30日まではゲームができますから
"冬"の高校選手権ですけど、
各都道府県予選も決勝が行われるのは10月上旬から11月中旬にかけて。
ハッキリ言ってその頃ってせいぜい"秋"くらいじゃないですか。
だから、ほとんどの高校生にとって
自分がプレーヤーとして経験するのは
"秋"くらいの高校選手権なんですよね。
そして、東京のように高校数の多い地区では
既に"夏"のクソ暑い時期から高校選手権の予選が始まっています。
今年の東京で最も早く地区予選が始まったのは
目黒区・世田谷区・町田市・狛江市・稲城市が入った第6地区の8月12日。
駒場学園、大東学園、世田谷学園、総合工科、
町田工業、町田総合、日出、深沢、松蔭の9チームに所属していた3年生は
激しくセミが鳴き続けるような季節に、
高校サッカーへと別れを告げた訳です。
でも、正直"夏"に負けようと、"秋"に負けようと、
そして"冬"に負けようと、あんまり関係ないんですよね。
負けた悔しさはどの季節だったとしても平等にやってくるし、
一緒にサッカーができる期間に差はあっても、
チームメイトとの思い出は一生の宝になるんです。
私も高校の時のチームメイトとは、必ず年に2回集まる機会があって、
そこではみんな最近の話もしますけど、
もう15年くらい前のことなのに、
まるで昨日のことかのように高校時代の思い出話に結局は花が咲きまくります。
これから"夏"が過ぎ、"秋"が過ぎ、"冬"が来ると、
ほとんどの高校サッカー選手は負けの記憶を心に刻みます。
でも、だからこそ一瞬の輝きがそこにはあるんですねえ。
今年もそんな高校生たちの躍動を伝えられるよう、
できる限り、高校選手権レポートをお伝えしたいなあと思っています。
土屋
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