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サッカー フットサル コラム 2024年4月23日

鹿島の名の下に集った若武者たちの奮戦。「常に勝利する」という唯一無二のスタイル。『高円宮杯プレミアリーグEAST流通経済大柏高校×鹿島アントラーズユースマッチレビュー』

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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追撃の1点は完璧なコンビネーションから。60分。左サイドで前を向いた佐藤は、前にいた小笠原聖真にボールを預け、そのまま内側をインナーラップ。「相手のサイドバックも結構食いつくような特徴があったので、そこの背後を狙っていた部分はあったし、あそこを取りに行くプレーは今年に入って増えてきたかなと思います」という左サイドバックはリターンを受けると、ライン際まで運んでマイナスの折り返し。ここに走り込んだ1年生ボランチの福岡勇和のシュートが、ゴールネットを確実に揺らす。

同点弾を決めたのもスタメン起用されている1年生だった。63分。土橋竜之介がシンプルに入れたロングボールを、マーカーと競り合いながら自分のものにした吉田は力強くフィニッシュ。いったんは相手GKに阻まれたボールを、今度は執念でゴールネットへ流し込む。

「まだプレミアで勝てていない状況で、この試合は絶対に負けられないという中で、福岡選手が1点目を獲ってくれて、その流れで自分も『絶対に点を獲ってやる』という気持ちではいたので、点を獲れて良かったと思います」。これで2試合連続ゴールとなった15歳のストライカーが発した言葉も頼もしい。

ただ、勝利を手繰り寄せる次の1点までは届かず。「五分五分の試合で自分たちは勝ち切れなくて、この前の試合もギリギリで追い付かれたので、そういう勝負強さというのは必要になってくるのかなと思います」と佐藤。今季初白星は次節以降へお預けとなった。

この日のスタメンには4人の1年生が名前を連ねていた。とりわけ中盤は右サイドに平島大悟を、ドイスボランチに大貫琉偉と福岡を配置。左サイドに入った3年生の小笠原聖真以外は全員がルーキーという顔ぶれだ。もちろんいずれもチーム内の競争を繰り広げて勝ち獲った座席。柳澤監督も評価の理由をこう口にする。

「今はスタメンの中に1年生も多く出場している中で、少しフィジカル的な部分では目をつぶりながら、アントラーズらしい良い守備から良い攻撃は継続してやっているので、そこを体現できる選手だと思って使っていますし、もう少し身体ができてくれば、もっと強度の高いゲームができるかなと思っています」

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