人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2024年3月14日

退場で1人少なくなった横浜FMが準決勝進出。高速カウンターは、今後の戦いのヒントになるかも・・・

後藤健生コラム by 後藤 健生
  • Line

現在の横浜FMの問題点の一つは、攻撃がなかなか得点に結びつかないところだ。

アンジェ・ポステコグルー監督(現、トッテナム監督)の時代にはパスをつないでサイド攻撃を展開し、逆サイドからの選手が決める形が機能して大量のゴールを生み出していた横浜FM。攻撃的なサッカーを継続するために、後継者としてオーストラリア人指導者を招聘し、今シーズンからはセルティックでポステコグルーのアシスタントを務めたハリー・キューウェルを監督に迎えた。

キューウェル監督は中盤のMFを逆三角形に並べる形を採用して攻撃力アップを図っているが、まだ、攻撃が十分に機能しているとはいえないのが現状だ。

全盛期と比べて大きな違いとなっているのは、トップ下でフィニッシュの段階を担当するプレーメーカーの存在だ。当時、横浜FMの攻撃を組み立てていたマルコス・ジュニオールのような選手が存在しないのだ。

もちろん、マルコス・ジュニオールのような古典的なプレーメーカーは、現代のサッカーでは少なくなっている。だが、そうした選手がいないため、アンデルソン・ロペス、エウベル、ヤン・マテウスという強力なブラジル人アタッカーも十分に連携ができず、「個の力」に頼ることになってしまい、CFのアンデルソン・ロペスが中盤に下がってプレーを組み立てざるを得なくなってしまう。

今シーズンは、渡辺皓太が2列目に上がり、天野純や植中朝日、南泰熙(ナム・テヒ)などと組んでいるが、渡辺はやはりボランチ・タイプの選手だ。そうなると天野や植中に期待が集まるのだが、マルコス・ジュニオールのような役割は期待できそうもない。

さて、永戸が退場となった横浜FMは永戸が入っていた左サイドバックの位置に渡辺泰基を投入した。

ただし、選手交代は永戸の退場から5分以上が経過していた。渡辺は先に準備を終えていたのだが、前半のうちにヤン・マテウスを交代させていたため、ここで交代を使うと交代回数が残り1回になってしまう。そこで、キューウェル監督は山根陸も同時に交代させることにしたのだ。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ