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ホルゲイトが三笘に仕掛けたタックルはあまりにも卑劣だった。激しさとダーティーは同列ではない
「暴力」
「最低」
「醜悪」
「追放」
「不快」
イングランドのメディアから厳しい声が相次いでいる。
事件が起きたのは2024年2月18日、プレミアリーグ25節のシェフィールド・ユナイテッド対ブライトン戦だった。
11分、シェフィールドUのメイソン・ホルゲイトが仕掛けたタックルは、常軌を逸していた。ボールを刈り取ろうとする意志はさらさらない。至近距離から強く降った右足は、三笘薫の左足を醜くヒットした。VARの結果、至極当然の退場処分。ホルゲイトには3試合の出場停止処分が科される予定だ。
三笘の選手生命を奪う恐れすらあった非常識すぎるプレーに、わずか3試合の出場停止処分では甘すぎる。英国のラジオ局『TALK SPORTS』は「少なくとも10試合」と指摘した。筆者も同感だ。激しさとダーティーを履き違えたホルゲイトのようなタイプには、厳罰で対処しなければならない。
「スロービデオでチェックしてみると、ミトマはタックルから巧みに左足を逃がしている。この高等技術がなければ、彼のキャリアは終わっていただろう。ホルゲイトのプレーは、わたしが知るかぎり最悪で、最も不快だ」
元イングランド代表で、リヴァプールやトッテナムでも活躍したジェイミー・レドナップも、怒りを露わにしていた。
パオロ・マルディーニやアレッサンドロ・ネスタ(ともに元イタリア代表)のタックルはフェアだった。相手を止めてやろうとか傷つけてやろうとか、“邪心” も一切ない。ボールだけをクリアにカットする様は、アートの域にも達していた。
ホルゲイトは偉人から学ぶ必要がある。
しかし、シェフィールドU側の態度が気に入らない。
「レッドカードに値しない。フェアなプレーだった」
キャプテンとしてホルゲイトを守りたかったのか、あるいは件のプレーを映像でチェックしていないのか、アネル・アフメトジッチは事の重要性に気づいていない。繰り返すが、三笘は危うくキャリアが潰されるところだった。
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