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サッカー フットサル コラム 2024年2月5日

日本代表の敗因はマネージメントの失敗。収穫は上田綺世のポストプレーとGK鈴木彩艶の辛い経験

後藤健生コラム by 後藤 健生
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日本代表がイランに完敗。優勝候補の筆頭として臨んだアジアカップは「準々決勝敗退」という結果に終わった。

昨年はドイツ戦での勝利を含めて快進撃を続けた日本代表に何が起こったのだろうか?

イラン戦の直接の原因は、森保一監督自身が語ったように采配ミスだ。

後半に入って、イランはロングボールを使ったパワープレーを多用してきた。パワープレーは日本にとって弱点の一つ。イラク戦でも同じように2点を失っている。

とくに、イラン戦では板倉滉が狙われた。前半に警告を受けていたことが響いたとも言われるが、その他にもバーレーン戦で脚を傷めており、イラン戦の前半でも脚を気にする場面があった。おそらく、コンディション的に問題があったのだろう。

とりあえずは、失点を防ぐことが喫緊の課題だったのだから、板倉を町田浩樹あるいは谷口彰悟に交代させる。または、スリーバックにして板倉の負担を減らすべきだったろう。

だが、森保監督が切った最初のカードは南野拓実と三笘薫の投入だった。

とくに、左サイドの前田大然を退けて三笘を入れたのは疑問手だった。

三笘は負傷明けでコンディションは万全ではない。バーレーン戦では、たしかに素晴らしいドリブル突破を披露していたが、あの試合は日本がリードし、内容的にも日本が押し込んだ中での交代だった。

だが、イラン戦では守備に終われる中での投入だった。三笘が万全の状態だったら「個の力」で打開することも可能だったかもしれないが、現在の三笘はベストにはほど遠い。

一方、前田は走力を生かして守備面でも貢献していた。そして、前田は90分間走り切る持久力も備えている。バーレーン戦とほぼ同じ時間に三笘を入れたことを考えると「後半20分ほどでの三笘」というのはプラン通りだったのだろうが、試合の流れを見れば、三笘投入は見送る、または遅らせる必要があったのではないだろうか。

アジアカップでは、グループリーグでイラク、そして準々決勝でイランにともに1対2のスコアで敗れた。相手のパワープレーに対して対応できなかったことが敗因だった。

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