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サッカー フットサル コラム 2024年1月19日

モウリーニョの選択肢と雲行きが怪しいニューカッスル

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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ニューカッスルも冬の市場を静観する。ダレン・イールズCEOが7430万ポンド(約134億円)の損失を明かしたように、エヴァートンとノッティンガム・フォレストが抵触した『PSR』(Profit and Sustainability Rules=収益性と持続可能性に関するルール) を意識した安全策を講じるしかない。

だからこそ、ブルーノ・ギマランイスのパリ・サンジェルマン、アレクサンデル・イサクのアーセナル移籍が、まことしやかにささやかれはじめたのだろう。

直近7試合のプレミアリーグは1勝6敗。フォレスト、ルートン、エヴァートンなど、降格圏にあえぐクラブにも敗れている。大腿四頭筋を痛めたジョエリントンは、今シーズン中の復帰が難しい。そして、オーナー企業の『PIF』(パブリック・インベストメント・ファンド)が財務事情を優先した場合、ジョエリントンとイサクの放出も考えられなくはない。

「エディ・ハウ監督は今シーズンかぎりで退任。新指揮官はモウリーニョか」

タブロイド紙の煽り記事が早くも飛び交いはじめた。ニューカッスルを支えたサー・ボビー・ロブソンとモウリーニョは、バルセロナ所属時に監督と通訳の間柄だ。なるほど、ロマンあふれる発想ではある。

「サー・ボビーの魂は永遠にわたしの心に刻まれる。それ以上でなければ、それ以下でもない」

ニューカッスルに好ましい感情を抱きながら、ポルトガル人の野心家は一部の噂を否定した。経済的に不安を抱えるクラブがモウリーニョの高給を支払えるはずもない。

また、マンチェスター・シティが提示した700万ポンド(約13億円)のローンフィーに難色を示し、カルヴィン・フィリップスの獲得も暗礁に乗りあげている。

『PIF』の買収からわずか2年4か月、ニューカッスルは経済的につまずいた。方向転換を余儀なくされるのだろうか。雲行きが怪しい。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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