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サッカー フットサル コラム 2023年11月28日

「結果」ではなく「内容」が悪いバルセロナ、ポルト戦で早くも正念場を迎える

木村浩嗣コラム by 木村浩嗣
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バルセロナのシャビ監督

正念場のシャビ監督

バルセロナのシャビ監督の周辺が騒がしくなってきた。

ラジョ・バジェカーノと引き分けて4位に転落。27日午前中現在、消化試合が1つ少ないジローナとアトレティコ・マドリーよりも順位は下で、首位レアル・マドリーとは4ポイント差。これ以上離されるとリーグ優勝が難しくなる。CLも前節敗れて決勝トーナメント進出は確定しておらず、明日(28日)のポルト戦は決戦となる。

とはいえ、悪いのは「結果」ではなく「内容」の方だ。

昨季は1-0のバルセロナだったが、今季も接戦が続きだ。2点差以上での勝利はCLでもリーガでも9月まで遡らなくてはならない。

特に最近は良くない。

ソシエダには引き分けで御の字の内容で、アラベスには引き分けが順当の内容で、それぞれ勝ち点3を獲得。その間シャフタールには内容通り敗れた。唯一、クラシコは勝ち点ゼロは可哀想な内容だったが、もし内容通りの結果だったら目も当てられない。

内容の悪さについて少しだけ。

一言で言えば、オートマティズムが確立していない。ボールを持った者が味方がどこにいるかを確認している状態。どの位置でボールを持てばこう動いてサポートに行く、という約束事があるように見えない。個人の閃きと技術に頼っている感じだ。

なので、ワンタッチパスが少なくてボール回しが遅く、一番近くの味方にばかりボールを渡しているのでプレスの標的になり易く、ラインを越えるパスがないので状況を打開することができない。

これらはすべて、ボール保持者の周りが前もってどこへ動くかが決まっていない(パターン化されていない)ことから起こる。

バルセロナの欠点はソシエダと比較するとよくわかる。

ラジョ戦でデ・ヨングは「パスの出し所がない」と両手を広げてアピールしていたが、同じことをスビメンディがするのは見たことがない。

スビメンディは周りの動き方がわかっているが、デ・ヨングは顔を上げないとわからないし、周りを確認した後に有効なところへ動いていくれない。

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