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サッカー フットサル コラム 2023年11月10日

【帰ってきたストライカー。道脇豊と徳田誉が見据える世界のゴールネット FIFA U-17 ワールドカップ インドネシア2023 日本×ポーランドマッチプレビュー】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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ロアッソを率いる大木武監督も「彼は点を獲る星の下に生まれている」と認める、その際立った得点感覚は、世界の出場権を巡るU17アジアカップでもしっかりと発揮された。5試合に出場して4得点をマーク。ワールドカップの懸かった準々決勝のオーストラリア戦と決勝の韓国戦でもゴールを叩き出し、チームのアジア制覇に堂々と貢献してみせる。

8月30日の天皇杯準々決勝・ヴィッセル神戸戦で右鎖骨を骨折し、そこから2か月近く戦線離脱。その間の代表活動には参加できず、実戦からは遠ざかった状況で今大会へ挑むことになったが、離日直前のトレーニングマッチではゴールも決めており、コンディションは悪くない様子。186センチという体躯を誇る日本のエースの躍動は、勝ち点3獲得への絶対条件だ。

徳田誉選手

もう1人の注目したいストライカーは、鹿島アントラーズユースに所属する徳田誉。アジアカップは腰痛の影響で欠場を余儀なくされたが、「アジアカップは“1人マイナス”で行ったので」とあえて言及するほど森山佳郎監督からの信頼も厚く、9月のフランス遠征も再び腰痛で活動辞退したものの、今大会に臨む21人のメンバーに滑り込んだ。

10月に鹿児島で開催された国体では、茨城県選抜の一員として7ゴールを記録し、日本一に大きく貢献。185センチ、82キロという圧倒的なフィジカルを生かした力強いプレーはもちろん、相手ディフェンダーとの駆け引きからゴール前へのクロスに点で合わせるような、ストライカーらしい嗅覚も持ち合わせている。

アジアカップでMVPと得点王をダブル受賞した名和田我空が1.5列目的なポジションを得意とするため、道脇と徳田のツインタワーがスタメンで並び立つかどうかはわからないが、磨き上げてきたゴールへの意欲に絶対的な自信を持つこの2人が、大会の主役を狙っていないはずがない。

見据えるのは揺らすべきゴールネットだけ。2人の『帰ってきたストライカー』が、とうとう世界の扉の前に立った若き日本代表の躍進を、逞しく担う。

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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