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サッカー フットサル コラム 2023年10月30日

憧れて続けてきた名門を率いる絶対的キャプテン。市立船橋高校・太田隼剛が向かう3年間の集大成 【NEXT TEENS FILE.】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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「あれは気持ちよすぎましたね(笑)。キーパーもジュニアから一緒だった選手で『やってやったぜ』みたいな感じでした。練習中でもキーパーが前に出ていたら打ったりもしているので、そこは“遊び心”のあるプレーができたのかなと思います」。“ゴール・オブ・ザ・シーズン”があればノミネートされるような衝撃の一発で、強烈にその存在をアピールしてみせた。

1年時の太田。まだ表情にあどけなさが残る

プレミアデビューを飾った1年生の頃から、とにかくアグレッシブな雰囲気を纏っていたのが印象深い。リーグ戦にスタメン出場したある初秋の試合後、まだあどけなさを残した太田は「僕、話を聞いてもらえたりしないですか?」と取材対象に立候補してきた。

「みなさん、コイツに騙されないでください。アピールしかしないので」と波多秀吾監督にツッコまれ、「初インタビューなんです!」と笑顔で返しながら、堂々と言葉を紡いでいく。「1年生でも『自分が中心だ』ぐらいの気持ちでやっていますし、試合では守備でも貢献して、攻撃でも自分がフォワードより点を決めるぐらいでやりたいと思います」。とにかく面白いヤツ、という第一印象は今でもハッキリと覚えている。

その時のことを本人に話すと、「1年生の時は『とにかくやってやろう』とか『とにかく目立ってやろう』とか、自分のことばかり考えていましたね」と苦笑しながら、「2年生でも3年生でもキャプテンを経験して、落ち着いてプレーできるようになったというか、勢いだけではなくて、1回冷静になって周りを見てからのプレーはできるようになりましたね。そのメンタル面の部分が一番の成長かなと思います。もうちょっとガツガツ行きたい気持ちもありますけど」と言葉を続ける。

「ピッチ外でもチームメイトを気に掛けたりしてきたことで、本当に周りが見えるようになってきたので、自ずとピッチ内でも仲間の動き出しが自然と見えるようになったりとか、キツそうな選手に声を掛けられるようになったりとか、いろいろな面での視野が広がって、それをプレーでも精神面でもチームに還元できているのが、10か月キャプテンをやってきた自分の成長かなと思います」。強気なメンタルは相変わらずだが、キャプテンを任されたことで人間的な成長の跡が窺えることも間違いない。

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