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サッカー フットサル コラム 2023年10月12日

ウェストハムはプレミアリーグに鉄槌を振り下ろせるか

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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キーラン・トリッピアー(ニューカッスル)、ジェームズ・ウォード=プラウズ(ウェストハム)

ウォード=プラウズのプレースキックは正確無比。まさしく “銭の取れる” プレーだ

別に横並びじゃなくたっていいじゃんか──。

近ごろ息苦しくなってきた。個性は突出したものと誤解され、他人と違う感覚は良くない傾向とされている。多様性を叫びながら、組織のなかにせっかくのパーソナリティを埋めこもうとしている。

フットボールの基本的ゲームプランもポゼッション、トラジションが正義、トレンドで、ロングカウンターは時代後れ、アンティークとも考えられている。

狭すぎはしないか。ありとあらゆるチームがポゼッションを基本戦略に用いると、退屈した試合になる公算が大きい。水と油が化学反応を起こすからこそ新しい世界を創造し、人々は興奮する。

ジョゼップ・グアルディオラ(当時バルセロナ)対ジョゼ・モウリーニョ(当時レアル・マドリー)、サー・アレックス・ファーガソン(当時マンチェスター・ユナイテッド)対アルセーヌ・ヴェンゲル(当時アーセナル)が盛りあがったのは、方向性が違うチーム同士の闘いだったからだ。もちろん、サー・アレックスとモウリーニョがヒールを買って出たことも人気沸騰の一因である。

アントニオ猪木対タイガー・ジェット・シン。ジャイアント馬場対アブドゥーラ・ザ・ブッチャー。対決の構図とはそういうものだ。

決して憎々しいヒールではない。かわいげのあるおじさんだ。サー・アレックスやモウリーニョのように口八丁手八丁ではなく、対戦相手を罵倒しない。タイトル歴も寂しい限りで、昨シーンのカンファレンスリーグが唯一の栄冠だ。

デイヴィッド・モイーズである。

筆者はこの男に好印象を抱いていない。サー・アレックスが勇退した2013年夏、どういう経緯かわからないがユナイテッドの新監督に就任した。グアルディオラ、モウリーニョ、カルロ・アンチェロッティ、ユルゲン・クロップなど、多くの名将が新監督候補に挙げられたにもかかわらず、なぜかモイーズがユナイテッドのボスになり、世界に冠たる名門をブチ壊した。

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