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サッカー フットサル コラム 2023年10月6日

選手権への試金石!両雄が見据える全国制覇への道 昌平高校×尚志高校マッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグEAST第17節】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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「縦突破してのクロスも上げたいと思っていて、右足は常に練習しているので、同じ精度で蹴れると思います」と本人も話している通り、右足もきっちり使えることが自身の選択肢を増やしており、カットインと縦突破の両方をチラつかせるドリブルは、対峙する相手にとっても厄介極まりない。その上、90分間走り切れる運動量も兼ね備えることで、攻守でチームに貢献できる10番からは、1秒たりとも目が離せない。

リーグで2番目に失点の少ない守備陣を束ねる高瀬大也も、尚志においては欠かせない大黒柱。リーグ戦全試合にスタメン出場を果たし、第9節からは6試合連続無失点を下支えしつつ、攻撃面でも既に4得点をゲット。前橋育英戦でもCKから豪快なヘディングでゴールを陥れ、渾身のガッツポーズを披露した。

「今年はプレミアでも1点差のゲームが多くて、そういう経験から“耐える力”がものすごく付いたと思うので、そこはもう尚志の弱みから強みに変わったと思います」という高瀬の言葉は興味深い。プレミアの舞台で着実に経験を積み上げてきたことで、“耐えられる”チームになってきたという自信を、このセンターバックは携えているわけだ。

最終ラインの中央でコンビを組む左利きの市川和弥は、ビルドアップや正確なフィードに特徴を持ち、対人や空中戦に威力を発揮する高瀬との補完関係も十分。3番を託されている尚志のファイター、高瀬大也が発するパワフルなエネルギーにも是非注目したい。

明確に日本一を見据えながら臨む選手権予選を控えたタイミングで、この両雄が激突することになった一戦は好バトル必至。勝利の凱歌を上げるのは、昌平か、尚志か。この90分間、要チェック。

尚志高校のファイター、高瀬大也

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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