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サッカー フットサル コラム 2023年9月22日

サイドハーフは誰だ!?フォワードは誰だ!?両雄の激化するポジション争いがアツい! 川崎フロンターレU-18×昌平高校マッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグEAST第15節】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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2番を背負う工藤は左サイドバックでの起用こそあったものの、フォワードでのスタメンはFC東京U-18戦が今季初。それでも「小学校からずっとフォワードをやっていて、その頃からシュートを打ちまくっていた」と明かしたように、今年の1月まではフォワード1本で勝負してきた選手であり、その“本職”でピッチに解き放たれると、圧巻の2ゴールを記録。勝負強さを発揮した。

前節の際立ったパフォーマンスが印象深いのは長璃喜だ。アザールを参考にしているという15歳は、右サイドハーフの位置で前半からとにかくドリブル勝負。今季2度目のスタメンとは思えないアグレッシブさでチャンスを創出し続け、前半終了間際には鋭い縦突破から鄭志錫のプレミア初ゴールをアシストする、完璧なグラウンダークロスを通してみせる。

さらに、後半にも右サイドから中を窺うと、「持った時にメッチャフリーで、選択肢がメッチャあったんですけど、その中でも一番良いところにいたので、出しました」と左を走る長準喜へと丁寧なパス。「弟からのパスを外すわけにはいかないなと感じていました」と豪快なゴールを決めた“兄”へのアシストも記録するなど、1年生らしからぬプレーを連発。「意外とドリブルでは行けるなと思いました」と一定の自信も掴んだようだ。

FC東京U-18戦ではベンチ入りしながら出番のなかった小田と、U-17日本代表候補の山口豪太も、チームメイトの活躍を目の当たりにして、いまの好調に乗り遅れまいと奮起しているはず。川崎U-18同様に、昌平にも誰が出ても楽しみなアタックを大いに期待したい。

今節の舞台は今シーズン初開催となる等々力陸上競技場。川崎U-18のキャプテンを任されているGKの濱崎知康も、前節の試合後に「やっぱり自分も目指している場所ですし、プロの選手が活躍している場所なので、等々力のピッチに立てるということは楽しみです。今日の試合も大きな声や手拍子でサポーターが後押ししてくれましたし、等々力ではもっと大きな声を出してもらえるのかなと思います。それが力になるので、引き続き応援をお願いしたいです」と語っていた。

リベンジか、それとも返り討ちか。プレミアでも屈指の技巧派集団がぶつかり合う90分間は、アグレッシブな攻め合い必至。秋分の日に繰り広げられる、“アキ”の等々力決戦を見逃すな!

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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