人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2023年9月19日

とうとう帰ってきた『左の翼』。川崎フロンターレU-18・岡野一恭平が携える感謝とさらなる成長欲 高円宮杯プレミアリーグEAST 前橋育英高校×川崎フロンターレU-18マッチレビュー』

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
  • Line

プレミアリーグ初昇格のシーズンを送っていた、昨季の川崎U-18。開幕からスタメン起用されていた岡野一だったが、「1年生の頃はちょっとだけ手応えがあったので、『2年生が勝負だな』と思ってやっていたんですけど、良い日と良くない日の波があって、メンタル的にも自信も掴み切れないような時期がありました」と振り返るように、なかなか自らの出来に手応えを得られない。

そんな矢先に抱えていた腰痛が悪化し、戦線離脱。1か月ぶりにメンバー入りしたアウェイのFC東京U-18戦では後半の途中から登場するも、10分あまりの出場で腰の痛みが再発し、無念の交代。「あの試合に懸ける想いは強かったので、悔しかったですね」という岡野一は、ベンチで顔を覆って涙を流した。

それでも9月にはリーグ戦に復帰すると、等々力で開催された横浜FCユース戦では半年ぶりとなるゴールも叩き出し、さらなる活躍が期待された矢先に、その悲劇は起こる。翌週にアウェイへ乗り込んだ桐生第一高校戦。前半15分過ぎに相手との接触で倒れた岡野一は、そのまま交代での退場を余儀なくされる。

「接触した時にとんでもない痛みが来たので、『これはヤバいな。終わったな』と思いました。もう痛すぎて動けなかったですし、それから2、3日はケガの診断名がわかるまで時間があって、『ただごとではないな』と思っていたので、半年ぐらい掛かるかなと思っていたんですけど、ヒザの前十字靭帯断裂で全治も8か月ぐらいということを聞いて、かなり落ち込みました」。

だが、悩んでいても仕方がない。「もう『リハビリを一生懸命やるしかない』と思いました。ケガをしてから手術までに1か月ぐらいあったので、すぐに朝と夜に1日2回のリハビリをして、しっかり治すことだけを考えてやっていました」。懸命に気持ちを切り替え、約束のピッチへと戻るための地道な道のりを歩み出す。

とりわけその時期に感じたのは、無償の愛を注いでくれる家族への強い感謝だったという。「両親とお兄ちゃんには本当に感謝しています。ケガをした時は一歩も動けなかったですし、朝早く起きて学校の送り迎えもしてくれましたし、普通の生活すら自分で1人ではできなかったので、何から何までやってもらったことへの感謝の気持ちが一番強いですね」。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ