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サッカー フットサル コラム 2023年9月5日

『気持ちとビルドアップで築くガクエンの新・センターバック像。静岡学園高校・大村海心は掴んだチャンスを離さない 高円宮杯プレミアリーグWEST 静岡学園高校×大津高校マッチレビュー』

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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6月にアウェイで3-0と快勝を収めた履正社高校戦後に、川口監督も大村に関しては「ボランチの選手ですけど、アイツをセンターバックにコンバートして、凄く良くなってきています。足元があるので、動かす力があるんですよ」と一定の評価を口に。確かにその試合でも大村が最後方からスルスルとドリブルで持ち運び、好機を演出するシーンを作るなど、攻撃性の高さを披露していたことも印象深い。

この日の大津戦も、大村は前半からビルドアップの起点になり、左右にボールを動かしていくものの、中盤より前にはプレミアでの出場機会も比較的少ないメンバーが顔を揃えていたこともあって、なかなか崩す形を作れない。すると、1点を追い掛ける後半からは1列上がって中盤に入り、攻撃と守備のバランスを見ながらも、より前者の方に意識を傾けていく。

ただ、ボランチでの45分間を経て、「両方できたら僕の可能性も広がると思うんですけど、ちょっと感覚がなくなってしまっていて、ボランチになった時に走る部分が足りなかったかなって。やっぱりもっと走るトレーニングをして、ボランチでも活躍できるように頑張りたいと思いました」と改めて課題を抽出した様子。チームも0-2で競り負けて今季2敗目を喫するなど、厳しい試合になったことは否めなかった。

途中出場で初戦敗退をピッチで味わったインターハイには、後悔が残っているという。「大会前に体調を1回崩してしまって、そのままスタメンで出られませんでした。あの試合はみんな気持ちが入っていなくて、ベンチから『やらないなら僕と代われ』と思うぐらいでしたし、そういう気持ちの部分は絶対に誰にも負けたくないと思っています」。

大津戦でも自分より10センチ近い高さを誇る相手の10番で、水戸ホーリーホックへの入団が内定している碇明日麻に対しても臆せずにぶつかり、ヘディングで競り勝つシーンも。気持ちの部分も自身で捉える大きな武器ではあるが、もともとはそこにウィークを抱えていたそうだ。

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