人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2023年6月12日

久保建英にとって最高の1年となった22-23シーズンを振り返る

木村浩嗣コラム by 木村浩嗣
  • Line

久保の守備の強度アップを前提としたシステム変更──アルグアシル監督にとっても賭けだったと思うが、期待以上のものを見せてくれた。チームとしてのポゼッション力が下がり相手ボール時間が増えたのだが、走り負けることも当たり負けることもなく、ドリブル、シュート、ラストパスのキレはむしろ上がった。結局、久保の背後を突かれてカウンターを喰い失点した、というシーンを目にすることがないまま、ゴールとアシストを積み上げていく姿だけを見続けてシーズンが終わった。

前半のパフォーマンスは「守備の負担減による活躍」と見なせるかもしれないが、後半のパフォーマンスは「レベルアップによる活躍」と呼ぶべきだろう。今はもう、守備が苦手というレッテルは剥がすしかない。アタッカーとしてだけではなく、攻守両面で評価される選手に成長を遂げた、ということだ。

こうして残ったのが、公式戦9ゴール、6アシスト(リーガで9ゴール、4アシスト)という数字と、ファンが選ぶソシエダのシーズンMVPという栄誉、TVコメンテーターが選ぶマン・オブ・ザ・マッチでリーグ最多の9試合──グリーズマンとレバンドフスキの7試合を上回る──という高評価である。

文:木村浩嗣

木村浩嗣

編集者、コピーライターを経て94年からスペインへ。2006年に帰国し『footballista フットボリスタ』編集長に就任。08年からスペインに拠点を移し特派員兼編集長に。15年編集長を辞し指導を再開。スペインサッカーを追いつつセビージャ市王者となった少年チームを率いた。現在はグラナダ在住で映画評の執筆も。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ