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サッカー フットサル コラム 2023年5月9日

『首位快走の青森山田を支えるのは“発信力”と“吸収力” 高円宮杯プレミアリーグEAST 大宮アルディージャU18×青森山田高校マッチレビュー』

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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昨シーズンの終盤戦から指揮を執っていたとはいえ、実質の新指揮官とも言うべき正木監督に現在の好調の理由を尋ねると、興味深い答えが返ってきた。

「選手たちがピッチ内でもどんどん積極的に会話しているんですよね。過去にもそういうチームはいっぱいありましたけど、今年のチームはお互いに吸収し合うというか、人の話もしっかり聞けますし、発信もできますし、『みんなで、グループでやろう』というのは例年に比べてもかなりあるのかなと。その中で個が輝いてくれているのかなと思います」。

確かに3月のサニックス杯の試合を見た時にも、ピッチの中でポジティブな声が飛び交う雰囲気が印象的だった。山本が今年のチームについて「自分はキャプテンですけど、芝田も(菅澤)凱も(鈴木)将永も、去年を経験しているメンバーが練習からチームのためにやってくれますし、2年前のチームもキャプテンの(松木)玖生さんにも、(宇野)禅斗さんや(藤森)颯太さんがダメな時はダメと言っていたんです。自分たちの代も王様はいらないので、良い雰囲気でできているのかなと思います」と語ったのにも頷けるような活気が、確かにチーム全体にみなぎっている。

左サイドバックを務める菅澤凱も、常に声を出し続けられるキャラクター。もちろんその役割も自覚的に担っている。「『締める時は締める』というのは誰かしらの役割だと思いますし、自分は禅斗さんがそういう役割をしていたのを間近で見させてもらっていて、あの人はどんな時でもチームのためにやっていましたし、キャプテンじゃない選手でもそういうことのできるヤツがどんどん出てきていいと思っているので、そういう選手を目標としてやっています」。宇野と同じ6番を背負う熱血漢が、チームにとって頼もしい存在であることは間違いない。

チームでも屈指の発信力を誇る芝田は「自分は思ったことが全部口に出ちゃいますね(笑)」と笑いつつ、「あまり抑え込みたくないので、そこは味方にもちょっと強く言っちゃっている部分もありますけど、その分褒めることもしてカバーしながら、自分の中でうまくやっています。自分が弱気になったらチームとしても終わりだと思っていますし、強気な姿勢は崩す必要はないと考えているので、チームのプラスになり続けたいですね」と言葉を繋げる。チームを牽引している10番の『強気な姿勢』も、今年のグループには欠かすことのできない大事なパーツだ。

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