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サッカー フットサル コラム 2023年2月27日

W杯並みの長いアディショナルタイム あまりに些細な事実の判定に使われる無駄なエネルギー

後藤健生コラム by 後藤 健生
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VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)

モニターでプレーを確認するプレミアリーグの主審

2月24日の金曜日。小雨が降りしきる中で行われた湘南ベルマーレ対横浜FCの試合は、前半は湘南、後半は横浜FCのゲームとなり、「点を取り合っての引き分け」(2対2)は妥当な結果だったが、横浜FCの小川航基が2ゴール、湘南も町野修斗が1ゴールと、ともに期待の新鋭ストライカーが得点したことでゲームは盛り上がった。

やはり、前線に本格的なCFがいるとゲームは引き締まるものだ。

小川の先制ゴールは試合開始からわずか13秒で決まった。キックオフから最終ラインに戻したボールをDFのガブリエウが右サイド深くに蹴り込んだところからつないで、最後は小川が決めた。その瞬間、アシスタント・レフェリーの旗が上がったのだが、そこでVARが介入してゴールは認められた。

そして、この試合、その後もVARが何度も介入したため、前半は5分02秒、後半に至っては13分02秒ものアディショナルタイムがあった。

しかし、長いアディショナルタイムはこの試合だけではなかった。

平塚での試合の翌25日に行われた鹿島アントラーズ対川崎フロンターレの試合の後半のアディショナルタイムはなんと14分51秒にも達したのだ。

前半5分に川崎から鹿島に移籍した知念慶が古巣相手のゴールを決めて、鹿島が1対0でリードしたまま後半に入り、さらに川崎のDF山村和也が退場となって、川崎は絶体絶命のピンチに追い込まれた。だが、10人の川崎はその後も落ち着いてパスをつないで攻撃を続け、89分にはCKからの流れの中で家長昭博がバイシクル・シュートを試み、そのボールに新加入の山田新が合わせて同点とする。

そして、アディショナルタイムには川崎にPKが与えられ、鹿島の家長のキックはGK早川友基が防いだかに見えたものの、GKがゴールラインより前に出ていたためにやり直しとなり、川崎が逆転勝ちしてその底力を見せた。

山村の退場にかかわるチェックやPKの場面でのチェックやPKやり直しなど、終盤に様々なイベントが発生したこの試合、後半のアディショナルタイムはなんと14分15秒にも達したのだ。

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