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サッカー フットサル コラム 2022年12月24日

4年後への準備はすでにスタートしている 2023年は若い世代のワールドカップに注目

後藤健生コラム by 後藤 健生
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U-18日本代表が3対0で勝利し、両チームがスタンド前に整列した。ところが、ピッチ上ではなんとPK戦が始まったのである。

勝敗に関係なくPK戦が行われ、勝ったチームには勝点1が与えられるそうだ。

茨城県内で行われている「Ibaraki Next Generation Cup 2022」という大会の話である。

カタール・ワールドカップではラウンド16のクロアチア戦でPK戦に敗れた日本代表。「PK戦」などというのはサッカーの本質とは関係のない勝負だ。イビチャ・オシム監督はかつてPK戦を見ずにロッカールームに戻ってしまって話題になったことがあった。

しかし、そんなPK戦の結果によって、日本代表は目標だった「ベスト8」を逃がしてしまったのだ。いや、「ベスト8」どころではない。ワールドカップ・チャンピオンの座すらもPK戦勝負で決まったのだ(せめて決勝戦くらいは「再試合」にできないものだろうか……)。

いずれにしても、PK戦などという「つまらないこと」で負けてしまうのはもったいない限りである。PK戦方式が採用されている限りは、それに備えておかなければならない……。カタール大会が日本のサッカー界に突きつけた大きな課題ということである。

そこで、茨城での大会では勝敗に関係なく試合後にPK戦を行うということになったのだろう。

もっとも、PK戦の難しさは心理的なプレッシャーがかかる中で行われるところにある。全国高校サッカーでは、県予選の決勝で全国大会出場をかけてPK戦が行われることもある。チームメイトの期待を背にペナルティースポットに向かう少年にとってのプレッシャーはいかばかりか。

そんな諸々を背負ってキックするから難しいのである。

しかし、茨城での招待大会。総当たりリーグ戦で行われている大会の初戦。3対0で試合の勝敗が決まった後のPK戦では、ほとんどノープレッシャーだったのだろう。

両チームともはずす選手はおらず、ゴールの隅や“天井”に見事なキックを蹴り込んでいく。5人目までは全員が成功し、その後も選手たちが次々とキックを決めていく。勝敗が決したのは10人目。U-18日本代表のDFヴァン・イヤーデン・ショーンがはずして勝負がついた。

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