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サッカー フットサル コラム 2022年11月18日

意地の激突!優勝の懸かる大一番は『多摩川クラシコ』!川崎フロンターレU-18×FC東京U-18マッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグEAST第20節】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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川崎フロンターレU-18のプレーメーカー・大瀧螢

注目の集まるCBの人選は、高井の不在時にもスタメン起用されてきた信澤孝亮の信頼が厚い。183センチの高さと強さを生かした守備面は言うまでもなく、ビルドアップの起点にもなれる3年生は、トップ昇格の決まった高井と松長根と比べても遜色のない活躍が期待できる。さらに第19節の桐生第一高校戦でCBのスタメンに抜擢された1年生の土屋櫂大、後期はFW起用が続く浅岡飛夢もプレー可能。このポジションにも実力者が揃っている。

由井を欠くボランチには、おそらく大瀧螢とトップ昇格内定の大関友翔の2人が並ぶはず。前節まで大関が務めていた1.5列目のポジションには、負傷明けの岡崎寅太郎が間に合うか。あるいは浅岡と五木田季晋の2トップも、実際にリーグ戦で採用されており、今回の試合でもタッグを組む可能性は十分にある。

ここ4試合はメンバー外が続いているが、この試合に並々ならぬ意欲を燃やしているであろう選手が川口達也だ。開幕戦でPKを沈め、川崎U-18の記念すべきプレミア初勝利に貢献したレフティはFC東京U-15深川出身。前半戦のFC東京U-18との対戦ではメンバーに入ることができず、ピッチの外からチームの勝利を見つめていた。もし彼の“古巣対決”が実現するならば、そのパフォーマンスは大いに注視したい。

一方、中断が明けてから4勝2分け1敗と好調をキープしているFC東京U-18は、現在4位に付けている。第16節の横浜FMユース戦では2点を先行されたものの、熊田直紀の超絶オーバーヘッドと俵積田晃太のゴラッソで追い付き、執念で勝ち点1をもぎ取ったが、試合後に奥原崇監督は「こういう試合が来るのを待っていたんです」と手応えを口に。そこから連勝を飾るなど、チームとして一皮むけつつある印象もある。

FC東京U-18のゴール前にそびえる守護神・西山草汰

アウェイゲームとはいえ、目の前でやすやすと優勝させるつもりは毛頭ない。とりわけ奮起を期待したいのはアカデミーラストイヤーを迎えている3年生たちだ。GKの西山草汰は一時期スタメン落ちを経験するも、9月以降はポジションを取り戻し、守備の安定に貢献。前半戦で約2か月の負傷離脱を味わった生地慶多も、後半戦は中盤アンカーに固定され、攻守に効果的なプレーを続けている。

ストライカーの田口輝一は前線からのプレスも怠らないハードワーカー。第9節以降はゴールに見放されているが、U-19日本代表に招集されている熊田直紀の不在を払拭するような、得点に関わる働きが求められる。また、左ウイングで着実に成長を遂げてきた今野光希は、奥原監督も「今は前線で一番信頼できる選手」と高評価。田口同様にゴールへ直結するプレーを向上させてきた。

前回の対戦はアウェイの川崎U-18が3-1で逆転勝利を挙げている。リベンジか、はたまた返り討ちか。プレミアのタイトルが懸かった、双方の意地がぶつかり合うこの90分間は好ゲーム必至。試合後の歓喜の行方は、果たしていかに。

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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