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サッカー フットサル コラム 2022年10月24日

久保の幻のゴラッソがVARで取り消し・・・チームも0-1で惜敗

木村浩嗣コラム by 木村浩嗣
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幻となったゴールを決めた直後の久保

幻となったゴールを決めた直後の久保

バジャドリー対ソシエダの久保のゴラッソは、VARによって取り消されなければ、間違いなく彼のスペインでのベストゴールで、もしかするとシーズン終了後にリーガベスト10に入ったかもしれないほど、見事なものだった。トップスピードでパスを受け、フェイントを入れて切り替えして前にいたDF2人を腰砕けにしてアングルを開け、GKがカバーすべきニアポストへのシュートながら跳ぼうともしなかったほどの、絶対に届かないコースとスピードでネットを激しく揺らした。

だが、事前に、オスカル・プラノからスビメンディがボールを奪ったプレーがファウルの可能性があったことでVARが介入。主審も介入を受け入れ、画面でスロー映像を確認した結果、ファウルと解釈して取り消した。

主審は詰め寄ろうとするソシエダの選手たちに対して、“前のプレーと同じだ”という意味のポーズをした。30分ほど前にバジャドリーのモンチュのゴールが、事前のブライスへのファウルによって取り消されていたからだ。

でも、これおかしくないか?

厳密には2つの取り消しは同じではない。

久保の幻のゴールに繋がるプレーの方は、主審自身が腕を前に出して「プレーオン」のポーズをしている。つまり、しっかり見て「ファウルでない」と解釈した、ということだ。

すべての接触プレーがファウルではない。ファウルか否かは、接触の具合とか強弱とかを審判がどう解釈したかによって決まる。このシーンでは一度ファウルでない、という解釈を主審自身がしながらーーだからプレーオンを宣告したーー、VARによる提言を受け入れて解釈を変えた。

そもそもVARは助言役でしかなく、最後にジャッジを下すのは主審、という序列が明確にある。だから、主審は「私がはっきり見たから」とVARを拒否することもできたのだが、そうしなかった。実は見えていなかった? ならプレーオンを宣告しなければいい。

スッキリしない取り消しだった。

もっとも、だからと言ってジャッジのせいでソシエダが負けたわけではない。

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