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サッカー フットサル コラム 2022年9月9日

メガクラブ特有のプレッシャーがポッターに降りかかる

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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大半がジョン・テリーとの権力闘争に敗れた末の解雇だとしても、6~8か月でチームを構築できるはずがない。

さて、チェルシーは現地時間9月8日、後任監督としてブライトンのグレアム・ポッターを招聘した。

ポジショナルプレーからのポゼッションをチームに植えつけ、リスクが伴うハイラインではなく、失点を最小限に抑えられる無理のない守備戦術まで織り込んだ名将だ。

ここ数年、「ステップアップは近い」と噂されていただけに、好奇の視線にさらされるチェルシーで手腕を発揮できるのか、興味深いところだ。ブライトンとは注目度が月とスッポンほどに違う。

敏腕ディレクターのダン・アシュワーズ、リクルート担当のカイル・マコーレイ、コーチのビリー・リード、ビョルン・ハムベリ、ベン・ロバーツなど、いわゆる “ファミリー” を引き連れての移籍だ。ポッターが孤立する心配はない。

ただ、監督というポストを軽視し、次から次へと首を挿げかえてきたチェルシーの非情人事は、フットボール業界で評判が悪い。オーナーがアブラモヴィッチからベーリーに代わっても、悪しき伝統は受け継がれてしまった。一部のタブロイド紙は早くも、「ポッターは年内で解任か!?」と根拠もなく騒ぎはじめている

みずからのプロジェクトを全面的に支援してくれたブライトンとは異質のクラブだけに、新監督がプレッシャーに苛まれる日々がいつか必ず訪れる。CLも未知の世界だ。強き味方、“不死鳥の騎士団” は現れるだろうか。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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