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サッカー フットサル コラム 2022年8月30日

U−20女子日本代表の猛反撃も届かず・・・。前半の3失点が最後まで重荷となった決勝戦

後藤健生コラム by 後藤 健生
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【ハイライト】

【決勝ハイライト】スペイン vs. 日本|FIFA U-20 女子 ワールドカップ コスタリカ 2022

「サッカーでは2対0というスコアがいちばん怖い」というセリフをよく耳にする。

しかし、これは考えてみれば不思議な言葉である。「1対0」だったらたった一つのミスで同点にされてしまうが、2点差であれば、一つのミスをそこまで恐れる必要がないのだから緊張感も少なく、普通にプレーできるはずだ。

おそらく、あのセリフは日本国内でしか通用しない言葉なんじゃないかと思う。

本当に怖いのは「2対0というスコア」ではない。「2対0から1点を返された後の2対1というスコア」なのだ。

1点差に詰め寄られてもうミスは許されない。しかも、こちらは失点直後で気持ちも落ちているし、相手は1点を返して追い上げムードが高まっている……。だから、この状態が最も怖いのだ。それなら、話は分かる。

そんなことを思い出させてくれたのが、8月28日(日本時間29日)に行われたU−20FIFA女子ワールドカップの決勝戦。日本対スペインの試合だった。

立ち上がりはボールを握ったスペインが一方的に攻撃を続け、逆に日本にはミスが続いた。12分には中盤からの何でもない縦パスが出た瞬間に、相手のFWインマ・ガバッロにDFとDFの間のコースを割られてあっけなく先制を許してしまう。22分にはアンドエラ・メディーナからの縦パスをヘディングでクリアしようとした石川璃音がかぶってしまい、俊足を飛ばして走り込んだサルマ・パラジュエロに決められてしまう。そして、その直後には石川のハンドでPKを取られて、U−20女子日本代表(ヤングなでしこ)はあっと言う間に3点を失ってしまった(バウンドしたボールが当たっただけで、手の位置も不自然ではなかったのでハンドを取らなくてもいいようにも見えた。不運なPKだった)。

27分で3失点……。2015年の女子ワールドカップ・カナダ大会の決勝戦では15分までにアメリカに4点を奪われたことがあったが、あれに匹敵するショッキングな立ち上がりだった(あの時のアメリカは、4年前のリベンジを果たすために、開始直後からスペシャルプレーで得点を狙ってきた)。

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