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サッカー フットサル コラム 2022年8月14日

狙い通りの内容でオランダに快勝 U−20女子日本代表(ヤングなでしこ)のW杯連覇に期待

後藤健生コラム by 後藤 健生
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前半の20分を過ぎると、右センターバックの田畑春菜が高い位置を取ってサポートできるようになったため、右サイドでシャドーの天野紗やウィングバックの杉澤海星が絡んで分厚い攻撃を仕掛ける時間を作った。

そして、23分、その田畑から早いタイミングで中盤にボールが送られた瞬間にスイッチが入ったようだった。田畑から天野紗、そして浜野まいかに素早くボールがつながり、浜野が相手DFの裏のスペースにアウトサイドで転がした。そして、その瞬間、相手DFとオフサイドの駆け引きをしながら、山本柚月が裏のスペースに走り込んでフリーとなってファーサイドに決めた。

浜野にボールが渡った瞬間にベンチの池田太監督から「背中取れ!」という声が上がり、同時に山本は裏のスペースを指さしながらオフサイドぎりぎりのタイミングで走り込んだ。つまり、選手たちや監督が共通のビジョンを描いていた鮮やかな1点だったのだ。

その後はオランダがフィジカル的な優位を生かして日本のゴール前に迫る場面も出てきたが、前半は日本が完全にコントロールしたまま終了した。

日本は前半だけで13本ものシュートを放っていた(オランダはわずかに1本)。だが、枠内シュートはたったの2本。これだけ、チャンスを多く作ったのだから、前半のうちにもう1点は決めておくべき試合だった。入る入らないは別として、せめて枠内にシュートを飛ばしたかった。

こういう流れで、点が取れないまま時間が経過すると、ミスなどで失点して勝点を失うこともサッカーではよくあることだ。

事実、後半に入るとオランダはロングボールを蹴ってフィジカル勝負をしかけてきたので、押し込まれる時間帯もあった。

もっとも、オランダの決定機は、雨の中の−プレでGKの福田史織がボールをつかみ損ねた場面を含めてもほんの数回。日本の守備陣もしっかりと対応していたし、最終ラインは体を張って(時にはイエローカード覚悟で)体の大きなオランダの攻撃を跳ね返し続けた。

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