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モハメド・サラー
「ユルゲン・クロップもジョゼップ・グアルディオラも試合数が多すぎると文句ばかりつけているが、試合数が減れば収入にも影響するってことが分からないのか」
UEFA会長アレクサンデル・チェフリンのコメントに背筋が凍った。
この男は選手のコンディションに配慮せず。カネ儲けの手段としか考えていない。近年は試合数の増加とともに疲労性の負傷も頻発しているというのに、他人事のように無頓着だ。
いや、他人事なのだろう。選手のコンディションに配慮していれば、冒頭のような発言には至らない。まるで冷血漢だ。ここはひとつ、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長が叱責するべきか。
いや、ふたりは同じ穴の狢だ。フットボールが生み出すビッグマネーに舌なめずりし、カタール・ワールドカップ開催のために奔走した。2026年大会(アメリカ、カナダ、メキシコの共同開催)から参加国が32から48に増え、権威よりもビジネス色が一層濃くなる。インファンティーノとチェフリンを権力の座から引きずりおろすプランはないのだろうか。
さて、通常のワールドカップは6月開催だ。シーズンの疲れを引きずるとはいえ、一か月前後の準備期間が設けられる。しかし、今回は現地時間11月21日に開幕するため、ヨーロッパ各国は一週間から十日程度の調整で本大会を迎えなければならない。あまりにも酷なスケジュールだ。
当然、12月下旬の再開後はワールドカップの疲労から解放されず、パフォーマンスが落ちる選手も続出するに違いない。したがって今シーズンの成否は、選手層の厚薄がカギを握る公算が大きい。
可能な限り2プラトーン(ふた通り)を揃えたい。16~18名では少し足りず、完全2プラトーン、すなわち22人の精鋭が集うクラブがアドバンテージを握るのではないだろうか。
プレミアリーグではリヴァプールが有利だ。経験豊富なジョーダン・ヘンダーソン、フィルジル・ファンダイク、ファビーニョに加え、チアゴ・アルカンタラやトレント=アレクサンダー・アーノルドなど、各ポジションに一流を揃えている。
さらにロベルト・フィルミーノ、コスタス・ツィミカス、ジェイムズ・ミルナー、サディオ・ケイタ、ディオゴ・ジョタといった実力者をバックアッパーに擁する豪華版だ。ジョー・ゴメスやイブライマ・コナテも、他クラブならレギュラーが務まる。
しかもエジプト代表のモハメド・サラー、スコットランド代表のアンディ・ロバートソン、コロンビア代表のルイス・ディアスはワールドカップに出場できない。さらにジョエル・マティプは、カメルーン代表から退いた。彼ら4人がカタールの地で傷つくリスクはない。これは大きなアドバンテージだ。
多くのクラブがワールドカップで主力を失い、コンディションを崩したまま再合流する不安を抱えているにもかかわらず、リヴァプールは4人ものトップランクが無傷で再開後のリーグに臨む。
2022/23シーズンも、彼らは強い。
文:粕谷秀樹
粕谷 秀樹
ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。
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