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最終節を終えて笑顔を見せるコンテ監督
アントニオ・コンテは大した監督である。
煮え切らないことではプレミアリーグ随一、いやいや、ヨーロッパ屈指のトッテナムに太い芯を打ち込んだのだから申し分ない。
アーセナルが最後の最後に若さを露呈し、マンチェスター・ユナイテッドが四六時中だらしなかったことも幸いしたが、3シーズンぶりのチャンピオンズリーグ出場権をクラブにもたらした。途中就任にもかかわらず、だ。滅多に他人を褒めないドン・レヴィー会長も喜んでいるに違いない。
もちろん、ハリー・ケインとソン・フンミンの無双、ピエール=エミル・ホイビュアのボール奪取力、1月の移籍ながら9アシストを記録したデヤン・クルゼフスキなど、特定の選手の活躍も見逃せない。
しかし、5月7日のリヴァプール戦で見せた “鬼気迫る” 攻守こそが、まさしくコンテのイズムだ。決して揺るがない闘志、勝負根性。イタリアからやって来た熱血漢は、トッテナムに欠けていた負けじ魂を植え付けたのである。
「4位で満足している選手は要らない」
コンテはすでに獲得を希望する選手をリストアップし、レヴィー会長に提出したという。また、入れ替わりに7~8人がトッテナムを去る見込みだ。
GKウーゴ・ロリスの座を脅かせなかったピエルルイジ・ゴッリーニは、アタランタにローンバックする公算が大きい。セルヒオ・レギロンはラ・リーガへの帰還を目論み、ジョー・ロドンはより多くの出場機会を求めているだけに、残留は考えづらい。
また、移籍先のビジャレアルが気に入ったジオバニ・ロ・チェルソは、ローンから完全契約へ形態が変わる可能性が高く、序列の低さに不満を漏らしたハリー・ウィンクス、ステフェン・ベルフワインが残留するとは思えない。
さらに、コンテのお気に入りとも伝えられるブライアン・ヒルは、プレミアリーグの強度に耐えうるフィジカルを手に入れるため、来シーズンはローン先をバレンシアからイングランド国内のクラブに変更する予定だという。
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