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サッカー フットサル コラム 2022年3月23日

ベイルとアザールの復活に期待!人生は何度でもやり直せる

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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相手チームのゴールを決められうなだれるアザール

相手チームにゴールを決められうなだれるアザール

レアル・マドリーとキリアン・エムバペは合意済み──。

このビッグディールは、遅かれ早かれ公になるに違いない。移籍市場の解析を得意とするヨーロッパのメディアも、「パリ・サンジェルマンが好条件を提示して慰留に努めているようだが、エムバペの気持ちはマドリー移籍で固まっている」と報じていた。

また、マドリーはより攻勢に転じ、ドルトムントのアーリング・ハーランまで狙っているという。現エースのカリム・ベンゼマに加え、エムバペとハーランまで揃えるつもりなのか!?

移籍市場ではなにが起きるか分からない。マンチェスター・シティと契約間近ともいわれているハーランだが、エージェントはあのミーノ・ライオラだ。強引な手法で大型契約を勝ち取り、交渉成立寸前の案件を何度となく潰してきた。マドリーがシティを上まわる条件を提示すれば、ハーランは……いや、ライオラはフロレンティーノ・ペレス会長と握手するかもしれない。

ちなみにエムバペはフリートランスファー。ハーランの契約解除金は7500万ユーロ(約97億5000万円)。ライオラが要求したとされる5000万ユーロ(約6億5000万円)もの手数料も、マドリーの財力をもってすれば朝飯前だ。

さて、来る人がいれば行く人もいる。エムバペとハーランの動向にかかわらず、ガレス・ベイルとエデン・アザールはマドリーを去る公算が大きくなってきた。

ともに負傷を繰り返し、費用対効果が悪い。カルロ・アンチェロッティ監督のプランからほぼほぼ外れており、現行の契約も6月末日をもって満了を迎える。別れの段取りは完全に整った。

ただし、ユニフォームを脱ぐには少し早い。ベイル32歳、アザールは31歳。シーズン・フル稼働は難しいものの、まだまだ使える。まだ使える。

マンチェスター・ユナイテッドのクリスチャーノ・ロナウドは、37歳でも唯一無二の得点源だ。34歳のリオネル・メッシを欠いたパリSGのパフォーマンスは楽しくない。

さらに、リヴァプールでは36歳のジェイムズ・ミルナーが右サイドバック、インサイドハーフのバックアッパーとして存在感を示している。チェルシーの最終ラインをビシッと締めるチアゴ・シウヴァは、ことし9月に38歳になる。バイエルン・ミュンヘンのロベルト・レヴァンドフスキは33歳になっても進化を続け、プレミアリーグやラ・リーガの強豪が熱い視線を送るほどだ。

彼らの奮闘には、ベイルとアザールも刺激されているに違いない。マドリーで過ごす時間が残りわずかだったとしても、人生は何度でもやり直せる。

ベイルは小細工を弄せずにマーカーを圧倒してきた。アザールはワンフェイクで相手DFを無力化する特殊能力の持ち主だ。

2022-23シーズンは、彼らの復活に期待しよう。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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