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レアル・マドリー戦に出場した久保建英
「グアルディオラは与えた害は大きかった」とため息をつくことが、スペインメディア界では常識となっている。
マジョルカ対レアル・マドリーでのレアル・マドリーの先制点のように、GKからのボール出しのミスで簡単に失点してしまった場合の決まり文句だ。
グアルディオラのバルセロナの成功によって、GKは大きく蹴らず、ショートパスでボールを出すことが流行になった。
が、そうすることで当然ミスも起こる。GKあるいは、CBあるいは、セントラルMFがボールロストすればそれは必ずと言っていいほど失点に直結する。マジョルカのババ(セントラルMF)のケースしかり、カディスのレデスマ(GK)のケースしかり、パリ・サンジェルマンのドンナルンマ(GK)のケースしかりである。これらが今週たまたま、重なったので、「グアルディオラは与えた害は大きかった」という声があちこちで聞こえた。
が、こういう意見は、いかにも結果論で物を言う、ジャーナリストらしい意見で個人的には同意できない。
3人とも時間をかけず蹴っておけば失点はしなかったのは間違いなく、判断ミスがあったことに疑いはない。
ババは正面にいた右SBマフェオにパスを送っていれば良かったし、レデスマは左CBの開き方が甘くパスコースがなかったので正面に大きく蹴っていれば良かったし、ドンナルンマもベンゼマが詰めてくる前に蹴りさえすればいくらでもパスコースはあったはずだ。
ただ、GKから繋いでいくことの是非を問うならメリットの方も見なくてはならないのだが、結果論者はそちらには目をつむる。
数的優位を作ってボールを持ち上がると、相手は下がるしかなく、敵陣に容易に侵入できる。GKからボールを繋ぎマイボールを一度も失うことなく得点する、という見事なチームプレーを目撃したとしても、“メリットはボール出しにあり”とは思わないで、アシストを出した者、シュートを決めた者にだけ注目する。
さらに、結果論者はGKがロングボールを蹴ることのデメリットも無視をする。GKからのロングキックがマイボールになる確率はせいぜい2、3割だろう。大半は相手ボールになって再び攻め込まれる羽目になる。
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