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孤立するクリスチャーノ・ロナウド
現地時間2月16日に行われたチャンピオンズリーグ・ラウンド16──。
リヴァプールはアウェーでインテル・ミラノを2-0で破り、ベスト8進出に向けて大きく一歩前進した。なお、この勝利はユルゲン・クロップ監督にとってCL通算50勝目。偉大な記録も積み上げている。
さて、CL通算50勝にはすでに7人が到達していた。アレックス・ファーガソン、アルセーヌ・ヴェンゲル、ジョゼ・モウリーニョ、カルロ・アンチェロッティ、ラファエル・ベニテス、ルイ・ファン・ハール、ジョゼップ・グアルディオラ。いずれ劣らぬ名将だが、ファーガソンはユナイテッドだけで、ヴェンゲルはアーセナル・オンリーで50勝だ。マジ・リスペクト、である。
また、クロップを含めた8名はすべてプレミアリーグで監督を務め、ファーガソンとファン・ハール、モウリーニョの共通項はユナイテッドだ。嗚呼、それなのに・それなのに……。
今シーズンもプレミアリーグの優勝は100%不可能だ。CLはラウンド16でアトレティコ・マドリーと対戦する。FAカップとリーグカップもすでに敗れている。無冠が現実味を帯びてきた。
ハリー・マグワイアのスピード不足は深刻が過ぎ、アンカーの人材不足には手を付けられなかった。メイソン・グリーンウッドが間違いを犯し、エディンソン・カバーニはハムストリングに慢性的な痛みを抱えているため、決定力ではクリスチャーノ・ロナウドに頼らざるをえない。
「おい、ここにボールをよこせっ!」
37歳のスーパースターは、ストレスが募る一方だ。「いいポジションをとっているのにパスが来ない」が、彼の考え方だろう。
しかし、パスコースはふさがれており、C・ロナウドがポジションを修正しないため、インタセプトされるリスクが高い。したがって、ジェイドン・サンチョやアンソニー・エランガは、数的不利を知りながら単騎でドリブルを仕掛ける。潰される。C・ロナウドが露骨に不満を表現する。
絶望的な悪循環……。
断続的なフォアチェックやプレスバックは、C・ロナウドに期待できない。スポルティングからユナイテッドに移籍してきた当時も、いわゆる汚れ仕事はウェイン・ルーニー、カルロス・テヴェス、パク・チソンがカバーしていた。人は、そう簡単に変われない。
だが、ボールは奪えなくても、パスコースの制限、あるいはカウンターのスピードダウンを招くような、守備的な貢献も最低限は必要だ。
近代フットボールにおいて、ストライカーは守備的なミッションも託されている。攻めの意識が勝ちすぎているC・ロナウドを、時代後れと捉える選手もいるのではないだろうか。
少しだけ、ほんの少しだけでいいから、考え方を変えてみないか。二、三歩ステップバックしただけでフリーになれる。ボールホルダーに寄せただけで嫌がられ、その動きが二列目、三列目のパスカットにつながる。
ユナイテッドのために、自分のために……。
文:粕谷秀樹
粕谷 秀樹
ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。
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