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サッカー フットサル コラム 2022年1月24日

ハイレベルな戦いが楽しみなリーグワン。「地域密着」を確立するにはチームの愛称の扱いが課題?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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Jリーグ発足当時の最高の人気チームだったヴェルディ川崎(読売サッカークラブ)のオーナーである渡辺恒雄氏は「企業名排除」というJリーグの(川淵三郎チェアマンの)理念に反発。読売系のメディアは「読売ヴェルディ」という呼称を用い続けていた。

当時は、僕たちメディアの間でも「チームの呼称をどうするのか」について戸惑いがあったものだ。ラグビーのリーグワンの実況中継を見ていても、実況アナウンサーや解説者が地域名や愛称ではなく「企業名」を口にしてから「あ、失礼しました」と言い直しているのを聞くことがある。そのあたりも、サッカー界の人間として30年前のことを懐かしく思い出すのだ。

ラグビーの世界でも、いずれは「地域名+愛称」が定着していくのであろうか?

ただし、難しい点もありそうだ。

まず、リーグワン参加チームはホストエリアを決めて地域名を名乗っているが、東京をホストエリアとするチームが4チームもあるのだ。さらに、千葉県浦安市をホストエリアとするNTTコミュニケーションズシャイニングアークスも地域名として「東京ベイ浦安」を名乗っている。つまり、「東京」を名乗るチームが5つもあるのだ。

埼玉や横浜は、地域名だけで記事が書ける。だが、東京を名乗るチームは地域名だけでは区別できないので愛称を使用せざるを得ない。だが、リーグワン加盟チームの愛称はかなり長いのだ。「シャイニングアークス」の場合、カタカナで10文字にもなる。ほとんどが7文字か8文字なのだ(ディビジョン1のチームで5文字以内は「スピアーズ」と「イーグルス」だけだ)。

新聞などの活字媒体では文字数の多い名称は扱いが難しい。Jリーグクラブの愛称はカタカナで4〜6文字が多いが、それでもたとえば横浜FMとか東京Vといったようにアルファベットで表記されることがある。おそらく、リーグワンの報道でも地域名だけでは区別がつかない東京のチームの場合、そうしたアルファベットでの扱いが多くならざるをえないだろう。

しかし、1月22日に僕が観戦に行こうと思っていた試合(東芝ブレイブルーパス東京対リコーブラックラムズ東京)は、「BL東京対BR東京」ということになってしまう。これでは、ラグビー界に詳しくない一般のファンは混乱をきたすだけであろう。

地域密着を定着させるためにはチーム名の表記について何らかの改善が必要なのではないだろうか? サッカー界ではたとえば「浦和レッドダイヤモンズ」は呼称として「浦和レッズ」とすることで、愛称は9文字から3文字になった。同様に「名古屋グランパスエイト」は「エイト」をなくして「グランパス」となった。リーグワンも、チームの呼称について一行を擁するのではないだろうか?

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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