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サッカー フットサル コラム 2021年12月31日

意外な“拾い物”!Fリーグの町田対名古屋戦はエキサイティングな大逆転劇に

後藤健生コラム by 後藤 健生
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ところが、その後、名古屋はなかなか追加点を奪えなかった。

一つには、3点をリードした名古屋がゲームを落ち着かせようとしたからでもある。前日にもシュライカー大阪との試合があって連戦だった名古屋としては「3点のリードを守っておけば」という気持ちがあったのかもしれない。

また、立ち上がりに浮足立っていた町田も時間の経過とともに落ち着きを取り戻してきた。町田の指揮を執るのはスペイン人のルイス・ベルナット監督だが、3失点目を喫した時点で速めのタイムアウトを取って、まず選手たちの気持ちを落ち着かせることに成功。さらに、戦術的にも名古屋の選手に対して距離を縮めて(しかし、無理にボールを奪いに行かずに)相手のパスコースをチェックすることによって、試合の主導権を取り戻させたのだ。見事なゲームコントロールだった。

一方、ゲームを落ち着かせようと思ったはずの名古屋の選手に次第に苛立ちの色が濃くなっていった。審判の判定に不満を溜めたのだ。「誤審」ではないのだが町田の激しいプレーがファウルにならない場面が重なり、さらに自分たちのファウルも増えていった。14分30秒には名古屋のファウル数は5つに達した(次のファウルからは町田に第2PKが与えられることになる)。

町田は16分59秒に倉科亮佑のボレーで1点を返すと、17分27分に実際に第2PKが与えられて、1点差に詰め寄ることに成功。すると、直後に接触プレーを巡って荒れた場面で、名古屋の守備の要であるアルトゥール・オリヴェイラが一発退場を喫してしまったのだ。

後半に入ると両チームともに冷静さを取り戻して、ハイレベルの攻防が続いたが、そこには浮足立っていた前半立ち上がりの町田の姿はなかった。しっかりした守備で名古屋に自由を与えず、24分28分から26分56秒までの2分半ほどの間に3点を決めて逆転に成功。その後も名古屋の反撃をパワープレー中の1点のみに抑えて、強豪名古屋を相手に大逆転勝利を決めたのだ。

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